blogぼちぼちいこか/伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 - 2010/10

サークルぼちぼちいこか/伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会




2010年10月31日(Sun)▲ページの先頭へ
定時制・通信制の県立高校を知るつどい(三重県・考える会 11月例会)
三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会
 
11月例会
 
定時制・通信制の県立高校を知る集い
 
日時 : 11月7日(日) 13:30〜16:30
 
会場 : アスト津 3F ミーティングルームAB

 
【参加予定校】
北星高校・みえ夢学園・伊勢まなび高校・
松阪高校通信制・四日市工業定時制・
神戸高校定時制・亀山高校定時制
 
・三重県内の定時制・通信制高校の先生方に直接話を聞くことができます。
・例会後、スタッフによる不登校・ひきこもりの個別相談も受け付けます。
 
12/12(日)には同じ会場で、私立の定時制・通信制・全寮制高校説明会を予定しています。
 


2010年10月29日(Fri)▲ページの先頭へ
10/30三重フレネ研究会の中止
明日10月30日に予定していました三重フレネ研究会10月例会は、台風接近のため、中止となります。


2010年10月24日(Sun)▲ページの先頭へ
子どもの成長と大人の成熟 B
ここで、支援・サポートをしていくに当たってのポイントについて考えてみましょう。本人の決断や活動のサポートということですので、状況をきちんと把握し、環境を整え、本人が必要と感じている助言や援助をしていくことになる訳ですが、決断や行動の主体はあくまでも本人である、ということを忘れないことが大切になります。
 
大人としての経験から、「なるべくなら苦労は少なくて済む方が良い」と思うのは、家族として、あるいは親しく関わるものとして当然の感情です。けれども、迷い、苦労して決断し、行動してきた結果して今の大人自身の成長があることを考えれば、「苦労」を大人が取り去ることで子どもや下の世代の成長の機会が奪われてしまうのです。
 
そう考えれば、「待つ」ことはとても大切になります。能率からすれば、経験を積んだ大人がやったり、決めたりした方が、世間という視点から見れば良い結果を生むことは多いでしょう。けれども、それが当事者本人の人生にとって良いとは限らないのです。
 
昔、少年サンデーに連載されていた『拳児』というマンガの主人公の拳児は、活発な少年で学校の成績も良く、母親は一流中学、一流高校、一流大学と進んで大企業に就職する、といった我が子の未来図を描いていましたが、本人は祖父の手ほどきで小さい頃に始めた八極拳という中国拳法が大好きで、その修行を続けていました。途中で暴走族の乱闘に巻き込まれたり、別の中国拳法を学んだ少年の嫉妬によって事件に巻き込まれたりした結果、母親の思い描いていた未来図から逸脱し、その時、その時に必要な師にめぐり合いながら拳法の修行を続けていきます。父親や高校の担任の先生は、そんな彼を理解して見守り続け、結局、拳児は中国に渡り、さらに深いレベルの修行を積んでいきます。そしてそれは、拳児自身が望んだことでもあったのです。
 
ただ、最近は自分で決めるのが苦手、という子どもや若い人が増えてきています。その際の助言として「△△したら?」というような言い方であっても、1つの道や方法しか示さないと、聞いている側には「それを押付けている」ととられる場合があります。だから、複数の道や方法を示し、その中からでも良いしそれを参考にしながら別の道を考えても良い、というような形で示してあげれば、ある程度決めやすくなります。また、重大なことを決めるのにプレッシャーを強く感じるようであれば、あまりプレッシャーを感じないことから選択という「決断」を積み重ねるように仕向け、「自分で決める」ということに慣れてから少しずつ重大な決断ができるように仕向けていくと良いでしょう。
 
たとえ家族であっても、親と子は別の存在です。自分の人生は自分で決断し、自分で引き受けていくしかないのです。子どもの人生に対して親ができることは、結局、見守ることと、支援・サポートすることだけで、子どもの人生の苦しみや悲しみを代わってあげることは出来ません。代わってやるのではなく、最善の支援が出来るようになることが親自身の成熟へのステップになっていきます。そしてそれは、大人自身が自分の人生を生きることにもつながっているのです。

                                    【完】


2010年10月23日(Sat)▲ページの先頭へ
子どもの成長と大人の成熟 A
 
では、「大人の問題」として同じ現象をどうとらえれば良いのでしょうか。子どもが不登校になってしまった時、「子どもは学校に行くものだ」といったような調子で怒ったり叱ったり、あるいは無理やり学校に引きずっていったりする対応が見られることがありますが、その際の心の中を覗いてみると「子どもが不登校になってしまった」という【現実】を、大人の側がきちんと受け入れられずにいる場合があります。自分の子どもの不登校によって自分の面子が傷つき、恥をかいた…などという怒りの感情が無意識の中で生じているのにそれに気づかないでいたり、子どもの予想外の行動によって大人自身も混乱してしまいどうしていいか分からなくなっていたりして、「世間」から見て「正しい」と思われることを何の展望もないまましてしまう…といった場合にこのような対応をしてしまうことが多いようなのです。
 
もし、そうだとすれば、その対応は、「自分の感情を見つめ、コントロールできていない」あるいは「自分自身で考え、判断し、決断することができていない」という大人としての未熟さが背景にあるのではないか、と考えられます。そのように考えれば、「不登校への対応」は「不登校になった子どもの問題」である面と、「不登校の子を支援・サポートする大人自身の問題」である面の両方があるのです。
 
実は、自分の子どもを含めた後の世代を育て、社会を存続させていくための役割を担っていく、ということも大人が成熟していくための大切な課題の1つどなります。けれども、後の世代が大人である自分の経験からすれば当然と思い込んでいたレールに素直に乗らずに足踏みしている、あるいは自分がイメージすらできなかった理解不能の道を進もうとしている、となったらどうでしょうか。少なくない数の大人がそのことに慌てたり、大人自身も混乱してしまってそうした【現実】を受け入れられずにいたりする場合は思いの他多いのです。
 
だから、子どもの不登校であったり、若者のNEETであったり、若い母親の子育ての問題であったりするのは、実はその周りの大人にとって、そのような問題を抱える当事者を大人としての自分がどう支え、サポートしていけるか、という人間としての成熟の課題をつきつけられていることにもなるのです。

ただ、経験を積んだ大人ではあっても、代わってやってあげればそれで済む、という訳ではありません。子どもが不登校だからお母さんが子どもの代わりに学校へ行って授業を受けることなど出来ないし、またそれをやったとしても子どもの成長や社会化にとって何の意味も持たないことはすぐにお分かりいただけると思います。同じように、子どもの就職活動や仕事を大人である親や先生が代わってやることはできませんが、みんな不安や悩みを越えいくものだ、という経験を話したり、自分自身の経験から身に付けたちょっとしたコツを教えてやったりすることはできるでしょう。若い母親に知識や経験が乏しくて混乱するから、仕事が忙しいから、といった理由で子どもの世話をすべておばあさんがしてしまったら、お母さんと子どもが関係を築いていく機会をおばあさんがうばっていることにもつながります。上の世代が代わってやってあげてその場をしのいでも、後でそのツケが回ってくる、ということは当然、起こり得るのです。
 
したがって、子どもたちをも含めた下の世代が生き方に迷ったり、行き詰まったりしている時、それをどう支え、サポートして下の世代の成長や社会化につなげていけるか、ということが大人の成熟のための重要な課題ということになります。緊急の場合は、100%肩代わりをしてやってやることはあるかも知れません。けれども、いつも代わってやってやる、ということになると、下の世代が経験を積む機会を奪ってしまうことにつながります。だから、危なっかしくても、技術的・能力的に未熟でも、スピードが遅かったり無駄が多かったりしても、あえてそれに目をつぶり、任せて見守ってやることが大切になります。下の世代よりも経験を積んでいる大人として、どのようなサポートができるか。それは、ある意味では、自分が成長するよりも難しい成熟のための課題なのです。


2010年10月22日(Fri)▲ページの先頭へ
子どもの成長と大人の成熟 @
 
不登校・ひきこもりの問題に限らず、子どもに大人から見て「問題行動」が生じた時、実は、それが単に「子どもの問題」というばかりでなく「大人の問題」でもある場合があります。子どもにとっての成長のための混乱が、その子どもを支える立場の大人にとっては成熟のための課題と深く関わっていることが、少なからず見られるのです。
 
カウンセリングや教育相談の場において、「現実から出発する」という話をしていくことが少なからずあります。例えば、不登校になってしまった子どもにとって、「学校に行けない」という【現実】がまず目に入ります。けれども、それをさらに詳しく見てみると、その背景に「朝起きられない」という【現実】があったり、起きられないのは「不安があって深夜もなかなか眠りにつけない」ということがあったりします。そんな場合に、家族や先生たちが背景にある細かい【現実】を無視して「明日は学校に行く」と子どもに《約束》させても、ほとんどの子どもはその《約束》は守れないでしょう。
 
しんどいようでも、やはり背景にある細かい【現実】の1つひとつにきちんと目を向け、その中で変えていけるものから少しずつでも変えていく努力が、結局は状況を改善していくための近道となります。「なまけだ」「本人の意識の問題だ」と言うのは簡単ですが、それで原因を究明した気になって思考停止してしまっては、状況の改善はなかなか進まないでしょう。それよりも、「朝起きられない理由」や子どもの心にある《不安》など、背景に存在している細かい【現実】を丁寧に見ていくこと、それを当事者と支援者が見極め、それぞれがそれぞれの立場で出来ることを積み重ねることが、やがては、状況の改善や背景にあったより本質的な問題の解決につながっていきます。
 
だから、例えば「不登校」という言葉でくくられる現象があったとしても、当事者である子ども本人の問題と、支援者となる大人の問題は、基本的には異なってくるものなのです。となれば、当然、やるべきこともそれぞれ違ってきます。当事者である子どもや若者は自分自身の現実や課題をどのようにとらえ、改善に向けてどのように努力を重ねていくのか、ということがポイントとなる訳ですが、当事者の周辺にいる大人は、支援者としてそれをどのようにとらえ、本人の努力をどのように支援していける体制を作っていけるかがポイントとなるのです。
 


2010年10月18日(Mon)▲ページの先頭へ
三重フレネ研究会 10月例会案内
三重フレネ研究会
 
〈10月研究会の提案 〉
 
10月30日(土)  午後3 : 30 〜 6 : 00 
 
三重大学教育学部2F グループプロセス室


(教育学部道路側階段を上がった右角)

・会場は教育学部2Fのいつもの部屋になっています。正門横の駐車場から向かって左の建物の階段横にある教室です。校舎の入口がしまっていますので、佐藤もしくは浜口まで電話して下さい。

《テーマ》
 
リーダーになりきれないリーダー


・三重県外の高校で教えているN先生。学校で関わっている生徒たちの様子やその対応に際しての悩みなどをレポートしてくれます。


2010年10月03日(Sun)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会例会案内 (10月)
ぼちぼちいこか 
 
(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)

ぼちぼちいこか 志摩例会

日時 10月17日(日) 午後7時〜9時
 
会場 志摩市阿児町鵜方1975
 
志摩市鵜方公民館 2F小会議室(または図書室)

 
(近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)
  電話…0599-43-2211
浜口 / 電話…0599-85-2752
E-mail…ZAN20571@nifty.com
  
子どもみらい会議 伊勢例会
 
日時 10月16日(土) 午後7時〜9時 
 
会場 いせ市民活動センター南館2F 

(伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)

【ちょっとオススメbook】
 白波瀬佐和子 著  『生き方の不平等〜お互いさまの社会に向けて〜』
岩波新書 2010年  ¥800+税
・教育や若者の就労、女性の雇用など日本の社会の様々な現場での不平等や不条理をデータも交えながら丁寧に分析し、現実の矛盾をあぶり出したあと、改善に向けての提言を書いてくれています。不登校やひきこもり、NEETの問題についても厳しい現実と向き合うことが改善に向けての第1歩につながります。


   


【サークルぼちぼちいこか/伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会】は、事務局の浜口が、【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】(三重県・考える会)の世話役をしていたところ、「伊勢志摩にも家族会を!!」という声が上がったため作られたものです。


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浜口 拓/志摩市志摩町片田で小中高15校20年の経験とフレネ教育やカウンセリングの知識を生かした《浜口塾》を開いています。教育相談にも応じます。また文学活動などもしています。よろしければ【TAC雑想記】 【TAC文芸樹】のblogも覗いて下さい。

カレンダ
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