blogぼちぼちいこか/伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 - 2014

サークルぼちぼちいこか/伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会




2014年12月27日(Sat)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか おすすめbooks 13
121
高垣忠一郎 著 『競争社会に向き合う自己肯定感』
新日本出版社 2008年  \1,500+税
 長年にわたって登校拒否や不登校、ひきこもりの問題に取り組み続けている著者が、本人や家族の声に耳を傾けながら「自己肯定感」という言葉をキーワードにして、未来への方向性を示してくれるところがいくつもあります。本人や家族の言葉もいろいろと考えさせてくれますが、厳しい状況の中でどのような考え方やとらえ方をすることで希望が見えてくるのかという点についても様々な示唆を与えてくれる本です。


122
アルフォンス・デーケン 著 『心を癒す言葉の花束』
集英社新書 2012年  \760+税
 登校拒否や不登校、ひきこもりやニートの問題に直接かかわる内容ではありませんが、告知や苦しみに向き合うなどの死の問題を長年研究してきた著者が、苦しみに向き合い、現実を受け入れ、希望を見出すための支えになる様々な人の発言を取り上げ、著者自身の手による解説を加えています。苦しい状況や厳しい状況の中でどのような見方や考え方をすることによって希望が見えてくるのかという点について、様々な示唆を与えてくれる本です。


123
榎本博明 著 『近しい相手ほど許せないのはなぜか』
角川SSC新書 2012年  \780+税
 登校拒否や不登校、ひきこもりやニートの問題に直接かかわる事例をもとに書かれているわけではありませんが、ひきこもりなどの例で家内暴力が生じることが少なくない理由の一端はこの本の中でも説明されています。そして、どのような見方や考え方をすることによってお互いの理解が進むのかという点についても、様々な示唆を与えてくれる本です。


124
雨宮処凛 著 『14歳からわかる生活保護』
河出書房新社 2012年  \1200+税
 ひきこもりやニートの問題は家族の経済力によっては生存を脅かされる事態になりかねません。自民党議員やマスコミによる「法律的におかしい生活保護たたき」が横行する中、制度に対する無知は行政による権利の侵害に発展する事件も繰り返されています。この本は制度の意味や生活保護バッシングの異常性を糾弾するとともに生き延びるために必要な生活保護についての基礎知識を分かりやすく説明してくれています。ご本人はもちろん「自分が死んだらどうなるんだろう…」と思い悩むご家族の方には必読の本です。


125
牧 詩郎  著 『ウルトラの金言』   双葉新書 2013年  \800+税
 不登校・ひきこもりやニートの問題と直接的に関連する内容の本ではありませんが、何世代にもわたって人気を維持し続けるウルトラシリーズに登場する名セリフを集め、信じることや仕事、友情などのテーマに分類してそれについてのコメントを加えてある本です。奥深い内容のものも少なからずありますし、現実の問題に対してきちんと向かい合っていこうとする素直な意識が多くのセリフににじみ出ています。読んでいて、何となく元気がもらえる本です。


126
斎藤 環  著   『ひきこもりはなぜ「治る」のか?』
         ちくま文庫 2012年  \680+税
 精神医療の現場でひきこもりの問題とかかわり続けている著者によるひきこもり・不登校・NEETについての分析と、それをベースにした家族の対応や治療について整理してくれてある本です。精神分析的な内容も書いてあるので多少難しい所もありますが、社会復帰に向けての対応の指針を示唆してくれる一冊です。


127
中島義道  著   『非社交的社交性』
  講談社現代新書 2013年  \740+税
 哲学者で他者とフレンドリーに関わることがあまり好きではない著者による人間関係づくりについての本です。自らの成育歴や様々な体験をちりばめながら、必ずしも陽気で社交的な性格でなくても、それなりに生きていけるなあ、という気持ちにさせてくれます。特に心理学や不登校・ひきこもり・NEETの問題とは直接かかわる内容ではありませんが、味のある一冊です。


128
岡田尊司  著  『働く人のための精神医学』
  PHP新書 2013年  \820+税
 発達障がいやうつ、すとれす、睡眠などに関わる心の病や症状を整理した上で、自分自身や周囲の人が状況を改善しようとするときに気をつけると良い事などについても書いてくれてあります。かなり専門的な記述もありますし、不登校やひきこもりの問題とは直接かかわる内容ではありませんが、就労も含めて現在や将来のことを考える際にはけっこう大切になることがたくさん書かれている一冊です。


129
松為信雄  著  『発達障害の子どもと生きる』 
幻冬舎ルネッサンス新書 2013年  \838+税
 発達障がいについて細心のアメリカの分類(DSMV)などにも触れながら整理した上で、学校や家庭の対応ばかりでなく、就労の問題についても視野に入れて本人や周囲の人の問題への向き合い方について丁寧に書いてくれてあります。それなりに専門的な記述もありますが、就労も含めて現在や将来のことを考える際にはけっこう大切になることがたくさん書かれている一冊です。


130
今野晴貴  著  『生活保護』
     ちくま新書 2013年  \800+税
 不登校やNEETが長引くと経済的自立が難しくなったり困難になったりする場合があります。無知で無責任な一部政治家が不法な疑いの強い生活保護バッシングを行い、無責任なマスコミがそれを煽りましたが、本来、生活保護はもっとも重要なセーフティー・ネットであり、憲法で国民が保障された権利(国・政府にとっては義務)です。しかし、今の状況では、知らないと窓口で不法な対応をされることもあり、きちんと知っておくことが大切です。少し難しいところもありますが、生活保護についてきちんと知る際にはけっこう大切になることがたくさん書かれている一冊です。



2014年12月17日(Wed)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか おすすめbooks 12
111
A.スマナサーラ 著  『欲ばらないこと』
   サンガ新書 2011年 \700+税
 不登校やひきこもりやNEET、発達障がいなどとは直接関係することが書いてあるわけではありませんが、不安を克服し、心を安定させる方法を示してくれる本です。テーラワーダ仏教的な見方が基本にありますが、「○○を信じなさい」というものではなく、「○○すると心が平穏になりますよ。しなくてもかまわないですが」というスタンスを貫いていますので、心を穏かにするヒントを与えてくれる本です。


112
佐藤広一 著  『泣きたくないなら労働法』
  光文社新書 2011年 \740+税
 不登校やひきこもりやNEET、発達障がいなどとは直接関係することが書いてあるわけではありませんが、就労は自立に当たっての重要なポイントになります。そして働く際の様々なトラブルに際して、労働者を守ってくれる法律を知っているのといないのとでは、やってもらえたり要求できたりすることに違いが出てきます。この本は労働者を守る法律や制度についてある程度整理してくれている本です。


113
石川結貴 著  『ルポ 子どもの無縁社会』
 中公新書ラクレ 2011年 \780+税
 派遣切りや不安定就労などによって広がり続ける「大人」の無縁社会はTVなどのマスコミで何度も取り上げられていますが、大人以上に生活力のない「子ども」については何故かマスコミは口をつぐんでいます。けれども、突然学校から消える子どもや家族の経済状況の悪化によって学校に通えなくなる子どもなど、より深刻な事例が多数紹介されています。事態は思っている以上に深刻なのです。より弱い立場の子ども達の悲惨な状況がじわじわと広がっている現実……。この本は学校や派遣労働者の住宅、児童相談所なども取材しながら、社会から見捨てられ消えていく子ども達の姿をわかりやすくまとめてくれています。


114
梅永雄二 監修 『よくわかる 大人のアスペルガ―症候群』
 主婦の友社 2011年 \1400+税
 発達障がいを抱える「大人」の存在は近年になって少しずつ知られるようになってきましたが、社会や職場での本人の動き方や周りの対応の仕方などについてはまだまだ理解が進んでいません。この本はそういった点について、当事者が読んでも理解しやすいようにビジュアル面も工夫しながら分かりやすくまとめてくれています。


115
宮本信也 監修 『じょうずなつきあい方のわかるLDの本』
 主婦の友社  2011年  \1,300+税
 発達障がいの中のLD(学習障害)について、絵やイラストも豊富に入れながら、わかりやすく説明してくれている本です。同時に、周囲がどのように対応していったら良いのか、ということや学校や社会の現状と将来に向けての方向性を考えるヒントも与えてくれます。LD以外の発達障がいの子どもたちへの対応についても参考となるような記述もあります。


116
諏訪哲二 著 『自己チュー親子』
中公新書ラクレ  2009年  \760+税
 自己チューやモンスター○○という言葉が広がる中、そういった人々を責めるのではなく、「自己チュー」を生み出す社会の構造を分析、整理した上で、精神的な意味での「贈与」のやりとりを人間関係を作り、深めていく意味で見直しながら、社会性の獲得や自立についていろいろと考えるきっかけを与えてくれる本です。


117
小西行郎 著 『発達障害の子どもを理解する』
集英社新書 2011年  \720+税
 発達障がいという言葉はある程度広がってきましたが、単なるレッテルはりで終わっていたり中途半端な理解での対応があったりと、現場はまだまだ混乱が続いています。そうした現状を踏まえた上で、「コミュニケーションの問題」にも焦点を当てながら、あらためて発達障がいについてきちんと整理し直した上で、本人や周りの子どもたちが育ちやすい環境の作り方についていろいろと考えるきっかけを与えてくれる本です。


118
岡田尊司 著 『発達障害と呼ばないで』
幻冬舎新書  2012年  \800+税
 発達障がいという言葉はある程度一般的にはなっていますが、そのことが逆に社会環境や家族の愛着などの関係性の問題を隠していないか、という問題を提起しつつ、【愛着】という視点から今の発達障がいの診断や現状を整理し直してくれています。安定した【愛着】の形成や再構築が定型発達の子以外でも生きるためのちからを伸ばしていくことにつながっている…ということにも言及し、新たな指針を与えてくれる本です。


119
姜 昌勲 著 『あなたのまわりの「コミ障」な人たち』
ディスカヴァー携書 2012年  \1,000+税
 日本の社会ではコミュニケーションを苦手と感じている人が増えています。発達障がいやウツなども含め、様々なコミュニケーションを苦手としているタイプの特徴と具体的なケースなどを紹介した上で、どのようにサポートしていけばいいのかについてのヒントも与えてくれている本です。本人にとっても、周りの人にとっても参考になるのではないかと思います。


120
三上 延 著 『ビブリア古書堂の事件手帳』
メディアワークス文庫 2011年  \590+税
 コミュニケーションを苦手と感じている若い古書店の店主が、周りの人々の助けを借りながら、古書に関わる難解な事件を次々と解決していく小説です。現在、3巻まで出版されていて、マンガ化もされている人気文庫です。純粋に楽しめる小説ですが、コミュニケーションが苦手でも周囲の人々との関係ができているなら、それなりに生きていけるのだなぁ……と思わせてくれる本です。周りの人の関わり方についても、必要な部分を手助けしていけば良いということを感じさせてくれるので、何かの参考になるかもしれません。



2014年12月06日(Sat)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内 (12月)
ぼちぼちいこか

(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)


ぼちぼちいこか 志摩例会
 
日時 12月7日(日) 午後1時30分〜4時30分

会場 志摩市阿児町鵜方1975 志摩市鵜方公民館
   2F小会議室(または1F図書室)
 (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)  電話…0599-43-2211
浜口 / 電話…0599-85-2752
E-mail…ZAN20571@nifty.com

 
 
子どもみらい会議 例会

日時 12月13日(土) 午後7時〜9時 
 
会場 いせ市民活動センター南館
(伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)
 
 
 
【ちょっとオススメbook】

池上正樹 著 『大人のひきこもり』
講談社現代新書 2014年   \800+税
 
県によっては、40歳以上が半数を超えるところもあるという大人のひきこもり。その背後には、格差の拡大と旧来のセーフティーネットでは零れおちてしまい再チャレンジが出来にくくなっている福祉政策の貧困と経済政策のミス・マッチの問題が根深く絡んでいます。大人のひきこもりの中には、1度の離職が再就職の困難さによって、うつやひきこもりに至ってしまうケースが多数紹介されています。新自由主義者や経済界、安部政権の言う「自己責任」という言葉のウソに騙されないで、声を上げ、つながっていくことの大切さを教えてくれる一冊です。


2014年11月07日(Fri)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内 (11月)
ぼちぼちいこか
 
 
(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)
 
 
ぼちぼちいこか 志摩例会
 
日時 11月16日(日) 午後1時30分〜4時30分
会場 志摩市阿児町鵜方1975
志摩市鵜方公民館2F小会議室(または1F図書室)
 (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)  電話…0599-43-2211
浜口 / 電話…0599-85-2752
E-mail…ZAN20571@nifty.com 
 
 
子どもみらい会議 例会
 
日時 11月15日(土) 午後7時〜9時 
会場 いせ市民活動センター南館
(伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)
 
 


【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】
 
11月23日(日)     13 : 30 〜 16 : 30 
   会場 : アスト津3F ミーティングルームA
進路の相談会
・進学や就労についての情報提供と悩みについての相談会です。
・県内の公立定時制・通信制高校の資料も準備しておきます。
・例会後、スタッフによる不登校・ひきこもりの個別相談も受け付けます。



【ちょっとオススメbook】
大森隆史 著 『発達障害を治す』
 幻冬舎新書  2014年   \780+税
 
東京のクリニックの発達支援外来で‘実際に発達障がいの治療に取り組む著者の意欲作です。日本においては完治は無理で療育によって対応していこうという考え方が一般的な発達障がいについて、欧米の新しい医学研究を参考にしながら、発達障がいの【治療】がある程度可能であるという考えに基づき医療現場での実践を続ける著者が、日本での現実と発達障がいのメカニズム、そしてその最先端の治療法についてまとめています。けっこう難しい内容も含んでいますが、発達障がいに関わる立場の人ならば一読はしておきたい一冊です。


三重フレネ研究会 例会案内 11月
三重フレネ研究会

〈11月研究会の提案〉

 11月8日(土) 午後1 :00 〜 3 : 00
 
 三重大学教育学部2F グループプロセス室
(教育学部道路側階段を上がった右角の部屋)
・会場は教育学部2Fのいつもの部屋です。
正門横の駐車場から向かって左の建物の階段横にある教室の奥です。
校舎の入口がしまっていますので、
浜口まで電話して下さい。

《テーマ》
  安心して仲間と過ごせる教室を目指して
 
 〜子どもたちから学んだこと〜
                
・公立小学校で担任をしている先生のレポートです。


2014年10月25日(Sat)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか おすすめbooks 11
101
飯島裕子/ビッグイシュー基金 著  『ルポ若者ホームレス』
ちくま新書 2011年  ¥760+税
・ネットカフェやファーストフード店で夜を明かすこともあり、毎日路上で寝泊りすることのない若い世代が急増していますが、欧米の定義なら彼らもホームレス。そして彼らのような不安定就労は、家族の支えがなくなった時のひきこもりやNEETの問題と重なってきます。決して人事ではないNEETやホームレスと就労の現実を丁寧な取材で伝えてくれる本です。


102
柏木惠子 著  『親と子の愛情と戦略』
講談社現代新書 2011年  ¥740+税
・現代の社会の変化の中で「親になる」ということ以上に「親をする」ことの意味が大切になってくること、親離れや子離れ、介護の問題など親子関係の様々な問題について、いろいろと考えさせてくれる本です。人間が家族の中で生まれ、成長・成熟し、老いて死んでいく。現代的な意味でそれをとらえなおすきっかけを与えてくれる本です。


103
司馬理英子 著  『のび太・ジャイアン症候群』
主婦の友社(文庫) 2010年  ¥781+税
・ADHD(注意欠陥・多動)について分かりやすく紹介し、ベストセラーになった本を文庫化したものです。ADHDについてさらに細かく場合分けし、薬物療法で有効な薬の説明や、周りの人の対応の仕方などについても含めて、ADHDを詳しく説明してくれています。また、文庫化に当たって加筆してあるところもあり、ADHDについての理解を深めると同時に対処についての指針を示してくれている本です。


104
星野仁彦 著  『発達障害を見過ごされる子ども、認めない親』
 幻冬舎新書 2011年 \740+税
 自分自身も発達障害であり、大人の発達障害についての本がベストセラーになった診療内科医の星野先生による発達障害についての本です。最初の方には、親の立場からすれば辛いことも書かれていますが、発達障害についてのサインや克服のためのポイント、話すタイミングや職業選択についても分かりやすく書かれている、どうしても読んでおきたい本です。


105
星野仁彦 著  『「空気が読めない」という病…大人の発達障害の真実…』
 ベスト新書 2011年 \819+税
 自分自身も発達障がいを持ち、大人の発達障がいについての本がベストセラーになった診療内科医の星野先生による大人の発達障がいについての本です。発達障がいについて説明と主な治療法、周囲による理解の重要性とサポートの仕方についても分かりやすく書かれている、どうしても読んでおきたい本です。


106
大野 裕 著  『はじめての認知療法』
 講談社現代新書 2011年 \760+税
 不登校やひきこもり、発達障がいの相談を受ける立場にいると、状況を改善していく時に認知行動療法的な助言やサポートが効果的な場合がけっこうあります。もちろん、重症の精神疾患や二次障害を起こしている場合はそれだけでは無理ですが、認知行動療法を知ることで、対応についてのヒントが得られる場合も少なくないでしょう。この本は認知行動療法についてある程度分かりやすく整理してくれています。


107
杉山登志郎 著  『発達障害のいま』
 講談社現代新書 2011年 \760+税
 不登校・ひきこもりやNEETと発達障がいの関連性については5,6月の連続講演でも説明しましたが、『発達障害の子どもたち』で発達障害についてわかりやすく整理してくれている著者が、臨床現場でのさらなる経験をベースに、最新の発達障がいについての現場の状況や対応、新しい臨床現場での分類、トラウマや二次障害との関係などを現場での事例もあげながら整理してくれている本です。


108
備瀬哲弘 著  『発達障害でつまずく人、うまくいく人』
 ワニブックス【PLUS】新書 2011年 \760+税
 発達障がい、特に自閉症スペクトラムの人たちの感じ方や診断、そして現場での治療、サポートの仕方について、医療現場でのさまざまなケースを整理しながら、特に学校年齢以降について方向性を示してくれている本です。就労なども含め、特に、成人してからのことについては、とても参考になると思います。


109
星野仁彦 著  『子どものうつと発達障害』
 青春新書 2011年 \924+税
 発達障がいに対する不適切な対応が、うつや非行、不登校といった二次障害や合併症につながる可能性があることを指摘しながら、子どものうつも含めた分かりやすい説明をしてくれています。合わせて、そうした子どもたちに対する家族や周りの対応の仕方についての方向性を示してくれている本です。


110
岡田尊司 著  『愛着障害…子ども時代を引きずる人々』
 光文社新書 2011年 \860+税
 対人関係のスタイルは小さい頃の母親や家族との愛着スタイルの影響を受けていることが説明されます。そして、いくつかの愛着スタイルとその特徴が示され、その中で、トラブルになりやすいケースとそれを克服していくための指針についていろいろ注意することを書いてくれています。愛着スタイルという視点で自分や周りとの関係をとらえ直してみるのにいいきっかけを与えてくれる本です。



2014年10月19日(Sun)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか おすすめbooks10
91
香山リカ 著  『母親はなぜ生きづらいか』
講談社現代新書2044 2010年  ¥720+税
・江戸時代の子育ては父親が中心だったという話から、近代以降母親が子育ての責任を負わされていった事情から、母性神話などによって歪められた母親たちの子育てへの不安や混乱、そして孤独について書かれています。そうした現実の中に根強くはびこっているステレオタイプから脱して、母親や子育てについて考え直してみるためのヒントも書いてくれています。


92
岸見一郎 著  『アドラー心理学 シンプルな幸福論』
ベスト新書 2010年  ¥743+税
・他と人との関係の中で辛さや不安を感じている人々…多分、自分が好きになれない人たちに、自分や他者に対する見方・向き合い方を変えることで状況が改善するためのヒントを与えてくれる本です。実行する際にイメージがわきやすいように具体的な例もあげながら、自分を見直し関係を見直して、不安や辛さから逃れ、現状を変えてる方法を教えてくれる一冊です。


93
長山靖生 著  
『自立か苦手な人へ 〜福沢諭吉と夏目漱石に学ぶ〜』
講談社現代新書 2010年  ¥740+税
・明治時代の状況と現代の状況を比較してその中で人々が共通の「困難」に直面していることを整理した上で、福沢諭吉と夏目漱石の考えや行動を手がかりにしながら、自立した個人と共同体の再生に向けてのヒントを与えてくれる本です。そのベースとなるものは、不登校・ひきこもり問題に取り組むにあたって、大きな示唆を与えてくれます。


94
斎藤 環 著  『ひきこもりから見た未来』
毎日新聞社 2010年  ¥1600+税
・『社会的ひきこもり』(PHP新書)の著者であり、医療の現場でひきこもりの問題と取り組み続けている斎藤環さんが毎日新聞に発表したものをいくつかの主題にそって再構築した本です。ひきこもりやNEETを生み出す社会構造や自立のためのサポート体制の確立についての提言などを分かりやすい文章で書いてくれています。


95
長谷川一彌 著  
『なぜ若者は優先順位がつけられないのか?』
学研新書 2009年  ¥760+税
・教育相談の現場で出会う若い人達の中には「自分で決められない」人が少なからずいます。それは実は、物事を自分で判断して優先順位がつけられない…ということです。そういう若い人達を分析してタイプ別に分類し、どのようにしていけば改善していけるか、ということについてのアドバイスを分かりやすい文章で書いてくれています。


96
白波瀬佐和子 著  
『生き方の不平等〜お互いさまの社会に向けて〜』
岩波新書 2010年  ¥800+税
・教育や若者の就労、女性の雇用など日本の社会の様々な現場での不平等や不条理をデータも交えながら丁寧に分析し、現実の矛盾をあぶり出したあと、改善に向けての提言を書いてくれています。不登校やひきこもり、NEETの問題についても厳しい現実と向き合うことが改善に向けての第1歩につながります。


97
 A・スマナサーラ 著  『怒らないこと 2』
岩波新書 2010年  ¥700+税
・人はみな、怒りを持って生きていて、それが欲の形になったり嫉妬の形になったりしています。それに気づき、怒りや欲についてよく知ることで、その暴走に巻き込まれないように気をつけることで、落ち着いて穏やかに生きていける道が見えてきます。不登校やひきこもり、NEETの問題に対する具体的な対処法ではありませんが、人間として成長・成熟していくために読んでおきたい本です。


98
池上正樹 著  
『ドキュメントひきこもり〜長期化と高年齢化の実体〜』
宝島社新書 2010年  ¥667+税
・ひきこもりの高年齢化が問題として語られ始めていますが、丁寧な取材を通して、様々な現場での具体的な実態を紹介してくれると共に、ひきこもり問題を改善していくために真摯に取り組んでいる人々やグループの活動や対応をも紹介してくれています。現場での厳しい実体を知る上でも、何をしていったらいいのか、何が出来るのかを考える上でも重要な指針を示してくれる本です。


99
 山登敬之 著 『新版 子どもの精神科』
ちくま文庫 2010年 ¥680+税
・不登校・ひきこもりとNEETの就労問題には、実は、発達障害やそれに関っての二次障害が関係しているというケースが、実は、けっこうあります。だから、アスペルガーやLD、ADHDについての正しい理解が状況を改善していく場合も少なくありません。この本は、現職の児童精神科医が発達障害とそれに対する児童期・思春期の対応についてきちんと整理し、指針を示してくれる本です。


100
岩波 明 著  『どこからが心の病ですか』
ちくまプリマー新書 2011年  ¥780+税
・不登校・ひきこもりやNEETの就労問題は、発達障害や心の病が関わっているケースがあります。けれども、発達障害や心の病には様々なものがあり、対応もそれぞれ異なっています。この本は、様々な心の病や発達障害について分かりやすく整理してあります。早めに医療関係者につながることで治る可能性が高まるケースもありますので、その判断の手助けとなる指針を示してくれる本です。



2014年10月10日(Fri)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか おすすめbooks 9
81
高濱正伸 著 『孤母社会 〜母よ、あなたは悪くない! 〜』
 講談社+α新書 2008 ¥800+税
・家庭や社会の中での母親の「孤立」の現実を意識化することからスタートし、その構造と問題を整理しながら、子どもたちへの対応などの状況の改善への処方箋までにも言及しています。厳しい現実から出発しながらも、家族や母親と子どもたちの未来への方向性を考えていくための視点を与えてくれる本です。


82
諸富祥彦 著『死ななくてすむ人間関係の作り方』
アスペクト 2009年 ¥857+税
・他の人との関係をうまく作れない、生きるのが辛い、と感じているような人たちへのちょっとしたアドバイスがたくさん書かれている本です。完璧であることや「周り」にとらわれ過ぎずに、少し考え方を変えることによって、生き辛さを少し和らげてくれる視点を与えてくれる本です。


83
 佐藤直樹 著   『暴走する「世間」で生きのびるためのお作法』
講談社+α新書 2009年 ¥838+税
・他の人との関係をうまく作れない、生きるのが辛い、と感じる原因を、おかしくなった「世間」の問題ととらえ、「今時の世間」の構造や問題点を整理しながら、それと折り合いをつけていく手立てを書いてくれている本です。


84
 菅谷利和・佐藤博史 著   『訊問の罠〜足利事件の真実〜』
角川oneテーマ21新書 2009年 ¥705+税
・足利事件での冤罪被害者/菅谷さんと、彼を弁護して免罪を暴いた佐藤弁護士による足利事件の証言です。菅谷さんの体験は、他者とのコミュニケレーションに苦手感を持つ人にとっては他人事ではなく、誤認や思い込みによる逮捕によって犯人=冤罪被害者にされる可能性があります。そうした意味で冤罪を生む構造や取調べ・裁判の問題点を生々しい証言によって示してくれている本です。


85
青砥 恭 著   『ドキュメント高校中退〜いま、貧困がうまれる場所〜』
ちくま新書 2009年 ¥740+税
・子どもの貧困から目を逸らし、過度に競争を煽った教育政策の失敗の結果生み出された高校中退〜不安定就労〜貧困の固定、という悲惨な現実を埼玉や大阪での調査やインタビューによる悲惨で多様な事例によってあぶり出した本です。失政が、もっとも弱い子どもたちに深い傷を残し、不登校や不安定就労、家族の崩壊の原因となっている事実が胸に突き刺さります。


86
濱口桂一郎 著  『新しい労働社会〜雇用システムの再構築へ〜』
岩波新書 2009年  ¥700+税
・ひきこもりはニートや不安定就労の問題と関わってきます。それをより深く理解するに当たって、日本社会の労働環境や構造がどのようになっているのかをこの本は整理してくれてあります。この本は7月に出版されていますので、高校生・大学生の就職状況や雇用環境は一層予断を許さないようなところもありますが、そのシビアな現実を理解した上で、ひきこもりと自立の問題を考えていく必要があるでしょう。


87
宮本太郎 著  『生活保障〜排除しない社会へ〜』
岩波新書 2009年  ¥800+税
・ひきこもりはニートや不安定就労の問題と関わってきます。そして不安定就労は、生存権・生活保障の問題とつながります。この本は日本社会の労働環境や福祉構造のなりたちを前提に、フィンランドなどの労働と福祉の結びつきを参考にしながら、日本の目指す方向性にまで踏み込んで説いてくれています。


88
玄侑宗久 著  『しあわせる力〜禅的幸福論〜』
角川SSC新書 2010年  ¥800+税
・不登校・ひきこもりやニート・不安定就労の問題を直接取り上げている本ではありませんが、息苦しい/生き辛い世の中を、童謡「むすんでひらいて」や七福神などの、もともと日本にあった発想を手がかりにしながら、受け取り方や感じ方を変えることで少し息苦しさや生き辛さを緩和するヒントを与えてくれる本です。


89
 星野仁彦 著  『発達障害に気づかない大人たち』
祥伝社新書 2010年  ¥780+税
・「片付けられない」「すぐキレる」「話を聞けない」などが原因で仕事や人間関係にトラブルが多い人たち…もしかする周囲も本人もADHDやアスペルガーなどに気付かないまま大人になっていて、それゆえのトラブルになっている、という可能性をこの本の著者は指摘しています。そして、それに対しての治療法や本人と周囲の対処の方法についても述べています。就労や人間関係の問題を抱えている人にとっては現状を改善していくヒントを与えてくれるかも知れない本です。


90
斎藤 環 著  『母は娘の人生を支配する』
NHKブックス1111 2008年  ¥920+税
・『社会的ひきこもり』(PHP新書)の著者である斎藤環さんが母子関係、特に母と娘の関係についてニュース報道や少女マンガ、臨床の現場などから様々な事例を取り上げながら整理してくれています。最終章では、関係性の回復のためのヒントも書いてくれています。



2014年10月08日(Wed)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか・おすすめbooks 8
71
和田秀樹 著  『感情暴走社会』
 祥伝社新書  2008年  \760+税
・現在の社会の状況を感情のコントロールという視点から分析し、人間関係をつなげたり深めたりする際の感情のコントロールの重要性を指摘すると共に、その方法を行動療法や認知療法など、複数の観点から指針を提供してくれています。新書ですが、けっこう専門的に突っ込んだ記述もあり、いろいろな意味で読んでおくと良い本ではないかと思います。


72
杉山登志郎 著  『発達障害の子どもたち』
 講談社現代新書  2007年  \720+税
・学習障害やアスペルガーなどの発達障害の整理と、その対応について薬や特別支援教育の問題も含めて丁寧に書いてくれています。専門的に突っ込んだ記述もあり、不登校やひきこもりなどとの関連も含め、発達障害の問題を整理してくれる良い本です。


73
山崎晃資 著  『発達障害と子どもたち』
 講談社+α新書  2005  \838+税
・自閉症やアスペルガー症候群、ボーダーラインチャイルドなどの発達障害の整理と、子どもたちの様子やサポートについて丁寧に書いてくれています。特別支援教育が始まる前に書かれていますが、発達障害の問題を整理してくれる良い本です。


74
 磯部 潮 著  『発達障害かもしれない』
 光文社新書  2005  \700+税
・自閉症やアスペルガー症候群、軽度発達障害などについての整理といくつかのケースを分かりやすく解説し、その上で子どもたちの将来やサポートについて丁寧に書いてくれています。特別支援教育が始まる前に書かれていますが、発達障害の問題を整理してくれる良い本のひとつです。


75
 矢幡 洋 著  『もしかして自閉症?』 
 PHP新書  2008  \740+税
・近年研究の進展や診断基準の変化によって、軽度を含む自閉症は7〜10%存在すると言われます。けれども、適切な時期に介入することで大幅に機能改善が可能となることはあまり知られていません。この本は、軽度も含めた自閉症についての整理と、家庭で実行可能で悪影響が出ないであろうちょっとした対応のアドバイスについて丁寧に書いてくれています。見きわめるに当たってのチェック・ポイントも書いてくれてありますので、1人あるいは家族だけで不安を抱え込まずに参考にできる本のひとつです。


76
 山野良一 著 『子どもの最貧国・日本』
 光文社新書 2008  \820+税
・高度経済成長期以降ほとんど顧みられなくなった「貧困」問題ですが、経済情勢の変化の中で目を向けてみると、日本がいかに子どもの生活や未来について目を向けてこなかったかが、国際比較のデータで浮き彫りになってきます。先進国ばかりではないOECD諸国の中でも最低レベルの福祉水準や教育費の割合……。少子化や不登校やひきこもりの問題も、それらを無視した政策の問題も大きいのだろうと考えさせられます。


77
 阿部 彩 著  『子どもの貧困』  
 岩波新書   2008   \780+税
・高度経済成長期以降ほとんど顧みられなくなった「貧困」問題ですが、昨年秋以降の経済情勢の変化の中で失業問題がクローズアップされました。けれども、それ以前から静かに広がっている子どもの貧困についてはなかなか目が向いていません。けれども、教育や福祉に冷淡な日本の政策が子どもたちを追いつめ、日本の未来をも閉ざそうとしています。少子化や不登校やひきこもりの問題も、それらと関わっているのだろうと思います。


78
奥 浩哉 著  『めーてるの気持ち』1〜3   
ヤングジャンプコミックス   2007   各巻¥590+税
・2006年から2007年にかけてヤングジャンプに連載されたラブコメです。ひきこもり暦15年の男が、父の再婚した年下の「母」にはげまされ、支えられながら社会へ出て行くまでの物語。ラブコメマンガなので、ハッピー・エンド風にはなっていますが、外へ出るときの恐怖感や不安、支えようとする周囲の迷いや外部の無理解な対応などはかなりリアルに描かれています。そうした意識で読むと、けっこう考えさせられます。


79
 雨宮処凛 著 『排除の空気に唾を吐け』
 講談社現代新書 2009 ¥720+税
・ワーキングプア、派遣切りなどで悩む人々の中には、不登校やひきこもりの経験者も少なくありません。自らもメンヘラー(メンタルへルスに問題を抱えた人々)の当事者としての経験を持つ著者が、排除された側の視点から自殺や幼児虐待などの現代の問題に鋭く切り込んだ本です。報道はされていない新しい動きなども紹介されているので、しっかり読むと、未来への希望も湧いてきます。


80
A.スマナサーラ 著 『あべこべ感覚』
 サンガ新書 2008 ¥700+税
・世の中の「常識」と上座仏教/釈迦の説く「心理」とは、あべこべ !? 著者はそう説きます。確かに、少し見方を変えれば、それは現代の日本の社会にも通じます。今の社会の動きや自分の行き詰まっている思考や感情から自分自身を解放してくれる本です。


伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内(10月)
ぼちぼちいこか
(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)
 
ぼちぼちいこか 志摩例会
 
日時 10月19日(日) 午後1時30分〜4時30分
会場 志摩市阿児町鵜方1975
  志摩市鵜方公民館2F小会議室(または1F図書室)
 (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)
  電話…0599-43-2211
浜口 / 電話…0599-85-2752 
E-mail…ZAN20571@nifty.com 
 
 
 
 
子どもみらい会議 伊勢例会
 
日時 10月18日(土) 午後7時〜9時 
  
会場 いせ市民活動センター南館
  (伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)

 




【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】
 今後の予定
 
日時 11月23日(日)  13 : 30 〜 16 : 30 
    
会場 : アスト津3F ミーティングルームA

 進路の相談会
 
 
・進学や就労についての情報提供と悩みについての相談会です。
・県内の公立定時制・通信制高校の資料も準備しておきます。
・例会後、スタッフによる不登校・ひきこもりの個別相談も受け付けます。



 
【ちょっとオススメbook】
ジョーン・G・ロビンソン 著 『思い出のマーニー』上下
 岩波少年文庫  1980年       各巻\640+税
 ‘14のスタジオジブリ映画の原作です。河合隼雄氏も映画化される前に出版した本で取り上げています。ヒロインの1人アンナの、マーニーに出会う前の周囲の人々への感じ方や感覚が、不登校やひきこもりの子どもたちの感覚と重なってくるところがあり、子どもたちの心を理解する手助けにもなります。原作本の方が心情を丁寧に描いていますが、本が苦手な方は映画を見てもらっても参考にはなると思います。


2014年10月02日(Thu)▲ページの先頭へ
三重フレネ研究会例会案内 10月
三重フレネ研究会 10月例会案内

〈10月研究会の提案〉
 
10月4日(土) 午後3 :30 〜 6 : 00
 
三重大学教育学部2F グループプロセス室

(教育学部道路側階段を上がった右角の部屋)
・会場は教育学部2Fのいつもの部屋です。
正門横の駐車場から向かって左の建物の階段横にある教室の奥です。
校舎の入口がしまっていますので、浜口まで電話して下さい。

《テーマ》
  体育祭を終えて

・亀山の中学校で、担任をしながら英語を教えている先生のレポートです。英語や学級での活動について報告していただきます。


三重県各地の親の会 10月予定
三重県各地の親の会
 
【教育ネットワークくわなの会】
 日時 10/14(第2火曜日)午後6時〜8時
      (11月まで/12月からは第1火曜日)
 会場   桑名市中央公民館
  問い合わせ先 石田嘉文 Tel : 0594-21-4298
Fax : 0594-24-4001
http://cecilia-stellahp.innnnfoseek.co.jp/
 
【鈴鹿不登校・ひきこもりを考える会】
 日時 10/14(第2火曜日)午後7時〜9時
 会場   白子公民館(白子駅東口より徒歩5分)
  問い合わせ先 辻原和子 Tel : 059-263-6012
 
【津・親の会】
 日時 10/23(第4木曜日)午後7時〜9時
 会場   アスト津3F ミーティングルームB
  問い合わせ先 辻原和子 Tel : 059-263-6012
加藤友明 Tel : 090-9905-7430


2014年09月26日(Fri)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか・おすすめbooks(7)
61
さだまさし 著 『いつも君の味方』 
  講談社文庫 2006年  \533+税
・著者がコンサートなどの活動を通して出会った人々との心温まる交流をつづったエッセイです。コミュニケーションの技術を書いた本ではありませんが、人と関わることの温かさや豊かさをあらためて実感させてくれる本です。


62
和田秀樹 著  『「か弱き、純真な子ども」という神話』
  中公新書ラクレ  2007年  \720+税
・マスコミの興味本位の報道に惑わされずに、精神科医の立場から子どものいじめの現実や子育てについて述べている本です。統計データなどもひきながら、子どもの現実を見直し、大人としてどう対処していくかを、精神科医としての知識を生かしながらも、自分自身も親として子どもに関わる立場で書いている本です。


63
下川裕治 著  『日本を降りる若者たち』
  講談社現代新書  2007年  \720+税
・旅から「外こもり」という生き方を選んだ若者たちの事例を淡々と紹介しながら、日本の社会、日本での働き方や生き方について考えさせてくれる本です。どこか息苦しい日本の現実との対比の中で、一年のうちの多くの時間を異国で生活するという選択をする若者たちの思いを伝えてくれると共に、ひきこもりとはまた違ったこもり方が見えてきます。


64
ひろ さちや 著  『ひろさちやの ゆうゆう人生論』
  集英社文庫  2001年  \438+税
・まじめに考えすぎることで自分を追い詰めてしまうことがあります。そうではなく、少し肩の力を抜いてみると見えてくることもあります。この本は古今東西の名言やことわざを出発点にしながら作者独自の考え方も加えて、読む人に元気を与えてくれる本です。


65
福田 健 著  『人間関係が10倍よくなる「聞く技術」』
  角川SSC新書  2008年  \720+税
・人間関係を結ぶスキル(技術)として「聞く」ということに注目し、具体的にどのようにしていくと有効か…が書かれてあります。仕事の場面や家族の間でのコミュニケーションの場面を想定し、マニュアル化して書いてあるので、コミュニケーションが苦手な方は読んで参考にするのも良いかもしれません。かまえずにスキル(技術)としてやってみる際には分かりやすい本です。


66
森 真一 著  『ほんとはこわい「やさしさ社会」』
  ちくまプリマー新書  2008年  \760+税
・今の日本が《きびしいやさしさ》/相手を傷つけないように全力を傾けてその場・その場に対応しなければならない「予防的やさしさ」を重視して、失敗やミス、傷つけることに対して非寛容な空気があることを分析してあります。「KY=空気が読めない」なども、その文脈で理解すると良く分かり、それを超えていくための提案も書かれている本です。


67
香山リカ 辛淑玉 著  『いじめるな!』
  角川Oneテーマ21新書  2008年  \686+税
・KY(空気を読む)という言葉が象徴する「同調圧力」とその影にある「排除」の問題や沈黙、思考停止といった対応の背景にある精神構造を分析しながら、「いじめ」や「いじめ社会」の問題点に、対談や個別の分析を通して2人の著者が迫る一冊です。社会の現実がこのようになっているのはコミュニケーションの問題とも関わっている訳ですが、「いじめ」について、いろいろ考えさせてくれる本です。


68
伊藤 進 著  『《聞く力》を鍛える』
  講談社現代新書  2008年  \700+税
・《聞く》ということの大切さと、関係を結ぶ力との関係、さらに上手に他者の話を《聞く》ための「技術」についても述べてくれてある本です。コミュニケーションを円滑に進めるためにも《聞く》ことが上手になると周りの人々との関係も深まっていきます。親として読む場合、あるいは本人が読む場合、いずれの場合にも大切なことや参考になることが書かれていますので、いろいろな意味で読んでおくと良い本です。


69
五木寛之 香山リカ 著  『鬱の力』
  幻冬舎新書  2008年  \740+税
・五木寛之と香山リカの対談を新書にまとめたものです。ウツが増えている……と言われています。そして、ウツそのものが悪いものと思われています。そうした見方について考え直すきっかけを二人の対談は与えてくれます。いろいろな意味で読んでおくと良い本ではないかと思います。


70
 香山リカ 著  『「私はうつ」と言いたがる人たち』
  PHP新書  2008年  \700+税
・ウツが増えている……と言われています。そのウツについて、現在の臨床の現場の様子も交えながら、丁寧に今の構造や現代社会の中での問題点について書いてあります。新書ですが、けっこう専門的に突っ込んだ記述もあり、うつの「現実」と問題点を考えさせてくれます。いろいろな意味で読んでおくと良い本ではないかと思います。



2014年09月08日(Mon)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内(9月)

ぼちぼちいこか

(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)


ぼちぼちいこか 志摩例会

 日時 9月21日(日) 午後1時30分〜4時30分
会場 志摩市阿児町鵜方1975 志摩市鵜方公民館
      2F小会議室 (または1F図書室)
    (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)
浜口 / 電話…0599-85-2752
E-mail…ZAN20571@nifty.com
 
 
子どもみらい会議 伊勢例会
 
 日時 9月20日(土) 午後7時〜9時 
 会場 いせ市民活動センター南館
    (伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)
 

 


【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】 

9月14日(日)     13 : 30 〜 16 : 30 
   会場 : アスト津3F ミーティングルームB

講演 夏休み後の子どもたち
    …休みだす子ども達のタイプと周りの対応…
   西田吉男 (臨床心理士 / 西田心理研究所 主宰)

・前回好評でした大阪の臨床心理士・西田吉男先生の講演会です。
・夏休みが終わってから学校を休みだす子どもたちをタイプ別に整理した上で、
 それに対する周囲の人たちの対応についてもお話していただきます。
・例会後、スタッフによる不登校・ひきこもりの個別相談も受け付けます。
 
 
  
【ちょっとオススメbook】
工藤 啓  西田 亮介 著  『無業社会』 
    朝日新書  2014年   \760+税
 
副題には《働くことができない若者たちの未来》とあります。不登校やひきこもりの
経験がなくても働けない若い人たちがいます。働きたいけど働けない、働き続けられな
い、それは若者の【自己責任】ではなく、社会問題であることをこの本は指摘していま
す。働けない若者の様々なケース、そしてそれに対する様々な誤解やバッシング、福祉
の貧困や対応のミスマッチ、社会のシステムの矛盾といった「現実」を丁寧に掘り起こ
し、若者の就労についてきちんと考えるきっかけを与えてくれている本です。


2014年08月30日(Sat)▲ページの先頭へ
災害弱者としてのひきこもり
災害弱者としてのひきこもり
 
 
 
4月の伊勢志摩不登校ひきこもりの会・伊勢例会に、愛知県立大学教授の清水宣明先生に来ていただき、災害に際してのお話をいただきました。それ以降、三重県内に地震や津波の大規模な災害は起こっていませんが、大雨や洪水については、何度か避難勧告や避難指示が出されています。現時点で、そうした被災したり非難したりした場において引きこもりであったことにより亡くなったとか、負傷したとか、トラブルになったという話は聞いていません。しかし、東海地震や東南海地震や南海地震あるいはそれらの連動がいつ起こっても不思議ではないと言われていることや、狭い地域に多量の雨が短時間で降るというゲリラ豪雨が日本でも増えていくだろうと言われている現在において、不登校やひきこもり、ニートの問題に関わる私たちは、災害とひきこもりについて考えておく必要があります。そこで今回は、災害とひきこもりの問題について考えていこうと思います。
 
清水先生は、伊勢例会の時のお話で、災害弱者としてのひきこもりの人々について、次のように整理してくれています。
  
  
  
【ひきこもりの方】
・周囲との関係の低下・欠如、不安状態
・詩罰的な意欲ある行動の低下・欠如
・現実感の乏しさ、自分の内的世界
・セルフケア不足、清潔維持の困難
・無為、自閉の状態
 
    ↓
 
・知識や情報の不足
・思考と判断の低下
・行動力の低下と躊躇
・ひきこもり状態の打破の困難、恐怖感情
・避難環境への適応の困難
 
    ↓
 
逃げない、逃げられない、逃げ遅れる
  
 
  
防災について専門家ではない私たちですが、清水先生のご指摘は、なるほどなあ、とうなづくものばかりです。実際、東北の大震災と津波、その後の原子力発電所の事故という大災害の時に、引きこもりだったので逃げなかったという話や、一度は避難所に行ったが対人関係の問題でまた自宅へ戻ってしまったという話も耳にしています。だからこそ、災害から生き残るためにも、災害の後も生き続けるためにも、本人はもちろん、家族や支援者の方は、一般の防災対策に加えて、ひきこもりの人々と共に生き残り生き続けるためのプラスαの準備が必要となるのです。

では、どう考えてどのような点に注意をして準備をしていったら良いのでしょうか。
 
災害についての基本的な知識は一般の方も、意外とあまり分かっていないことが少なくありません。私の自宅は海抜15メートルとある程度高い所にあり、20メートルと離れていない所に第一次の避難場所があり、その後目指すのは徒歩で10分ほどの小学校になります。けれども、自宅には長距離歩行の困難な母がいますので、地震などの時は、当然、倒れた塀や壁などの障害物が道をふさいでいる可能性があるため10分での移動は困難です。この程度のことは分かりますが、その他のこととなるとあまり自信がありません。
 
皆さんはどうでしょうか。ご家族の暮らす家やアパート、マンションは海抜どれくらいのところにあるでしょうか。最も近い第一次の避難場所はどこにあるでしょうか。最終的にはどこに避難したらいいのでしょうか。持ち出すものは何でしょうか。避難の際何らかの形でサポートが必要となる家族は何名いるのでしょうか。こういったことを完全に知っていて、いざという時にはすぐに行動に移せる方は、もしかしたらそれほど多くはないのではないでしょうか。
 
けれども、ひきこもりの当事者はこれにさらに悪い条件が加わります。このような災害関係の知識や情報に興味や関心を持っているひきこもりの人は非常に少ないと思われます。だから、自ら知識や情報を得ようとしないだろうし、そうした知識や情報を話したり提示したりしても、話を聞かなかったり何も見ようとしなかったりする対応が少なくないことが予想されます。現実認識の弱さや、自己肯定感の低さがベースにある「生き残ろう」とする意志や意欲の弱さなどがそうなる原因の一つではないかと考えられます。「自分なんかは生きている価値がない。死んだって誰も悲しまない。どうなってもいい」という考えを持っていて災害に遭えば簡単に死んでしまう可能性もあるのです。災害による死はそれなりに強い決意や意志が必要な自殺よりもシンドクナイ……と、今、現在の時点では、感じているかもしれないからです。
 
だから、こうした本人の中にある心の壁を崩し、何とか本人に知識や情報を獲得させ、それを元に本人が災害時に「生き残る」という決断をして、生き残るための判断や行動が出来るようにしていくことが、家族や支援者には必要だということになります。もちろん、それが簡単にできる訳ではありません。けれども、命を守るために、やっていかなければならないのです。
 
では、家族や支援者という立場で、具体的にどのようなことができるのでしょうか。あるいはとういったことから始めればいいのでしょうか。不登校やニートがそうであるように、一口に「ひきこもり」という言い方でくくっても、その実態は一人ひとりすべて違います。だから、その人本人と向き合い、付き合いながら、よりBETTERな方法を模索していくしかない、というのが実際のところです。それでも、ある程度共通するようなポイントをいくつか考えてみたいと思います。
 
まず、本人が家族や支援者にとって大切な存在であり、亡くなってしまったら悲しい、という事実をきちんと伝え、自分のためだけでなく、周りの人のためにも生きるための努力をして欲しいと願っているということも併せて話していくということです。それによって、本人が「自分が他者にとって大事な存在なのだ」という感覚を得ることができれば、そのことが自己肯定感や生きようとする意欲につながっていくでしょう。
 
次に、その具体的な努力として、第一次避難場所や最終避難場所にまで一緒に歩いて行ってみるということもできればしておきたいと思われます。地震や津波、洪水な大規模災害に際しては、車などは使いにくくなる可能性も高くなります。だから、実際に歩いてみるのはとても良いことです。それによって、避難経路の危険箇所も確認できますし、かかる時間のおおよその目安もつかめます。(実際に災害が起きた時は、道の状態も悪くなっていることがあるだろうし、けがをする場合もあるので、時間はもつとかかると考えておいた方が良いでしょう。)また、実際に歩いてみることによって、ルートが寸断された時の回り道等も見当をつけることができると思われます。
 
また、何とか避難ができたとしも、避難所で過ごす時間が長期化していくと、特に対人関係に関わるストレスも大きくなってくると予想できます。けれども、事前に話をしたり、知識や情報を得たりすることで、多少なりともストレスを軽減することは可能です。
 
もちろん、実際にその時になってみないとわからないことはたくさんあります。それでも、意識的に備えることで、問題を多少なりとも軽減することが出来ます。自分たちが知っていることと知らないことを確認し、知りたいことをはっきりさせる。そして可能な範囲で、調べておく。困った時には、どういう機関やどういう人に相談すれば良いかを知っておくというようなことも大事です。使えるもの、必要なもの、不足しているもの等も、ある程度きちんと整理してあれば、様々な活動がより素早く出来るようになります。
 
例えば、火事になった時にあわてて110番に電話してしまったとしても警察は消防に連絡はしてくれるでしょうが、連絡が遅くなれば消火活動もそれだけ遅れます。最初から落ち着いて119番通報ができればその方が早い、というのは誰でもわかります。事前にきちんと準備がしてあれば、何もしてない場合よりも落ち着いて行動できる可能性は高くなります。
それに、被災して何とか避難した場所で、たまたま何かの手伝いを頼まれて、それをやった結果多くの人に感謝され、それが自尊感情を高め、前に進むきっかけになる、というような可能性も考えられます。フクシマでも、学校で素行の良くなかった生徒たちが、避難所でトイレのための穴を掘る手伝いを頼まれ、それをやったところ、多くの人たちに感謝され、よりいっそう、皆のためになる活動をがんばったというような話も聞いています。被災するのは不幸なことですが、それが生きていく上でプラスになる何かを生み出すきっかけにつながることもあるのです。
 
そのためにも、まずは災害時に生き延びることが大切になります。そのために、今できることを少しずつ積み上げていけるように努力できれば……と思います。
                                  〔おわり〕

この文章は、2014年4月の伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会の伊勢例会で、愛知県立大学の清水教授にお話しいただいた内容から浜口が理解したことをまとめたものです。






三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会 例会案内(9月)
三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会

(三重県・考える会)
 
 
9月の例会

日時 : 9月14日(日)  13:30〜16 : 30
 
会場 : アスト津 3F ミーティングルームB
 
 
講演 夏休み後の子どもたち 
  …休みだす子ども達のタイプと周りの対応…
 
西田吉男 (臨床心理士 / 西田心理研究所 主宰)
 
・前回好評でした大阪の臨床心理士・西田吉男先生の講演会です。
・夏休みが終わってから学校を休みだす子どもたちをタイプ別に整理した上で、それに対する周囲の人たちの対応についてもお話していただきます。
・例会後、スタッフによる不登校・ひきこもりの個別相談も受け付けます。



三重フレネ研究会 例会案内(9月)
三重フレネ研究会

〈9月研究会の提案 〉
 9月6日(土) 午後3 : 30 〜 6 : 00
 三重大学教育学部2F グループプロセス室
     (教育学部道路側階段を上がった右角の部屋)
 
・会場は教育学部2Fのいつもの部屋です。正門横の駐車場から向かって左の建物の階段横にある教室の奥です。校舎の入口がしまっていますので、浜口まで電話して下さい。
 
 
《テーマ》
 RIDEFイタリアで見たものと考えたもの  
 
・京大院生の鈴木さんによるイタリアで開かれたRIDEFに参加しての報告です。本、写真、文集、プログラムetc、持ち帰ったものを全部持ってきて下さるとのことです。



2014年08月06日(Wed)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内(8月)
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会


ぼちぼちいこか 志摩例会
 
日時 8月17日(日) 午後1時30分〜4時30分

会場 志摩市阿児町鵜方1975 志摩市鵜方公民館
    2F小会議室(または1F図書室)
 (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分) 
             電話…0599-43-2211
浜口 / 電話…0599-85-2752 
E-mail…ZAN20571@nifty.com 
 
子どもみらい会議 
  イベント いせギーク・カフェ
  
日時 8月9日(土) 午後1時〜6時 
   
会場 いせ市民活動センター北館
 (伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)



【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】
  今後の予定
9月14日(日)     13 : 30 〜 16 : 30 
   会場 : アスト津3F ミーティングルームB
講演 夏休み後の子どもたち
    …休みだす子ども達のタイプと周りの対応…
   西田吉男 (臨床心理士 / 西田心理研究所 主宰)
・前回好評でした大阪の臨床心理士・西田吉男先生の講演会です。
・夏休みが終わってから学校を休みだす子どもたちをタイプ別に整理した上で、それに対する周囲の人たちの対応についてもお話していただきます。
・例会後、スタッフによる不登校・ひきこもりの個別相談も受け付けます。


 
【ちょっとオススメbook】
福島 哲夫 著
『ユング心理学でわかる8つの性格』
PHP研究所 2011年 \1300+税
外向的か内向的か、思考・感情・感覚・直観のどの機能を優先して使う傾向があるか、と
いうことでユングは人の性格を8つに分類しました。簡易テストも付いていますので、自分がどのタイプでどのような特徴があるかを知り、周囲の人がどのタイプで、どんなこと
に気をつければ関係がうまくいくか、ということについて8つのタイプ別に書かれている本です。自分自身をよく知るとともに、対人関係の面でも意外と参考になりそうなことも
書かれています。占いなどとは違いますが、わりと軽く読めて面白く、人間関係の参考に
も出来そうな本です。


2014年07月07日(Mon)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内(7月)
ぼちぼちいこか

(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)
 
 
ぼちぼちいこか 志摩例会

日時 7月13日(日) 午後1時30分〜4時30分
会場 志摩市阿児町鵜方1975 志摩市鵜方公民館
   2F小会議室(または1F図書室)
 (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)  電話…0599-43-2211
浜口 / 電話…0599-85-2752
E-mail…ZAN20571@nifty.com 
  
   
    
 
 
子どもみらい会議 伊勢例会 
日時 7月12日(土) 午後7時〜9時 
会場 いせ市民活動センター南館2F
(伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)

  
  
  

【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】
 今後の予定
9月14日(日)     13 : 30 〜 16 : 30 
   会場 : アスト津3F ミーティングルームB
講演 夏休み後の子どもたち(仮題)    西田吉男(臨床心理士)
・前回好評でした大阪の臨床心理士・西田吉男先生の講演会です。
・例会後、スタッフによる不登校・ひきこもりの個別相談も受け付けます。


 
【ちょっとオススメbook】
加藤 進昌 著  『大人のアスペルガー症候群』
     講談社+α文庫 2012年 \648+税
学校現場では「アスペルガー」「ADHD」といった発達障がいはそれなりに知られてきていますが、風邪やケガのように「完治」するわけではない発達障がいは大人になってもNEETやひきこもりの要因の一つとなることも少なくありません。この本は昭和大学付属烏山病院の院長として成人発達障害外来での豊富な経験を持つ著者による、大人のアスペルガーについてわかりやすく整理してくれてある本です。その理解を深め、治療にあたって注意しておきたいこと、生きづらさを改善していくためのポイントなどを分かりやすくまとめてくれてあります。


2014年06月05日(Thu)▲ページの先頭へ
三重フレネ研究会 6月例会案内
三重フレネ研究会
 
 
〈6月研究会の提案 〉
 
6月7日(土) 午後3 : 30 〜 6 : 00
 
三重大学教育学部2F グループプロセス室
(教育学部道路側階段を上がった右角の部屋)
・会場は教育学部2Fのいつもの部屋です。
正門横の駐車場から向かって左の建物の階段横にある教室の奥です。校舎の入口がしまっていますので、浜口まで電話して下さい。

《テーマ》
 英語の自由作文と子どもたち
 【浜口 拓(浜口塾)】 +新年度の抱負V       
 
・新年以降の自由作文の作品の移り変わりと子どもたちの様子についてレポートします。また4月・5月に参加できなかった方で新年度の抱負をレポートできる方は、なるべくA4 (B5)1枚程度のミニ・レポートを持参してきて下さい。



伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内 (6月)
ぼちぼちいこか

(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)
 

ぼちぼちいこか 志摩例会

日時 6月15日(日) 午後1時30分〜4時30分

会場 志摩市阿児町鵜方1975
  志摩市鵜方公民館 2F小会議室(または1F図書室)
 (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)
  電話…0599-43-2211
浜口 / 電話…0599-85-2752
E-mail…ZAN20571@nifty.com
  
 
子どもみらい会議 例会 
 
日時 6月21日(土) 午後7時〜9時 
 
会場 いせ市民活動センター南館2F
  (伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)





【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】 今後の予定
 
9月14日(日)     13 : 30 〜 16 : 30 
 
会場 : アスト津3F ミーティングルームB
 
西田吉男先生の講演
・臨床心理士・西田心理研究所主催の西田先生による公演です。
・例会後、スタッフによる不登校・ひきこもりの個別相談も受け付けます。
 
 
【ちょっとオススメbook】

森 博嗣 著  
『「やりがいのある仕事」という幻想』
朝日新書 2013年 \760+税
 
自立を考えるに当たって収入を得るために働くことは大きな意味を持っています。けれども、ひきこもりや対人関係に自信を持ちにくい不登校経験者にとって働くまでのステップには心理的なプレッシャーをはじめとする様々なハードルがあります。それについて、具体的に書いてあるわけではありませんが、「仕事」ということについて、時代の流行の言説に流されず、自分と社会との関係を見つめ直し、自分の生き方と仕事の問題について考え直すきっかけとなる知識を与えてくれる1冊です。



2014年05月26日(Mon)▲ページの先頭へ
三重県登校拒否不登校ひきこもりを考える会 例会案内 (6月)
【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】 

(三重県・考える会)今後の予定
 
日時 : 6月1日(土) 13 : 30 〜 16 : 30 
会場 : アスト津3F ミーティングルームB
 
進路を考え相談する集い
 
・世話人からの経験談と参加者による相互交流
・例会後、スタッフによる不登校・ひきこもりの個別相談も受け付けます。



2014年05月01日(Thu)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内(5月)
ぼちぼちいこか(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)
 
 
ぼちぼちいこか 志摩例会

 日時 5月11日(日) 午後1時30分〜4時30分

 会場 志摩市阿児町鵜方1975
  志摩市鵜方公民館 2F小会議室(または1F図書室)
 (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)
  電話…0599-43-2211
浜口 / 電話…0599-85-2752 
E-mail…ZAN20571@nifty.com 
 子どもみらい会議 例会 
  日時 5月はお休み     
   次回 … 6月21日(土) 午後7時〜9時 
   会場 いせ市民活動センター南館2F
   (伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)



【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】 今後の予定
 6月1日(土)     13 : 30 〜 16 : 30 
 会場 : アスト津3F ミーティングルームB
・例会後、スタッフによる不登校・ひきこもりの個別相談も受け付けます。



【ちょっとオススメbook】
岡田 尊司 著  『母という病』    ポプラ新書    2014年  \780+税
 家族との関係や子どもとの関係で苦しんでいたり、つらい思いを感じていたりする人々は決して少ない数ではありません。とりあえず社会生活を送っていても、うつや依存症も含めてしんどい部分を抱えている人はけっこう多いのです。それについて、母親を責めるのではなく、「母という病」という視点から、問題を分析し、自分や家族との関係を見つめ直し、つらさやしんどさから回復していくための手掛かりについて、この本は様々な例を引きながら記述してくれています。自分を見つめ直す時に気を付けたいことが丁寧に書かれている1冊です。


2014年04月16日(Wed)▲ページの先頭へ
続けるということB

就労と働き続けること
 
 

同じように、「働く」ということについても考えてみましょう。対人関係に自信を失い、外との交流を閉ざしてしまった人に、周囲が「就職先」を決めても、絶対に働きに出られないことは容易に想像がつくでしょう。不登校の事例で「入試合格」がゴールではないのと同じように、自立を考えていく上では「普通に働き続けられること」が当面の目標であって、「就職すること」がゴールではないのです。
 
では、「働く」ためのステップとして、どのようなものが考えられるでしょうか。当面の目標である「普通に働き続けられること」の意味をより詳細に分析してみれば、その前段階にあるステップはそれなりに見えてきます。ケアや支援を受けながら働き始めること、がその一つです。その点からすれば、就労支援の相談や就労体験、さらにパートやアルバイトなども、条件を段階的に変化させていくことで、就業のための重要なステップと位置付けられるのです。
 
もちろん、非常に幸運な出会いによって、一足飛びに毎日普通に働き続けられるようになる可能性もない訳ではありません。けれども、理解があり、かつ本人と波長があって、本人を様々な面で支え続けてくれる人との幸運な出会いがそれほど頻繁にあるとは考えられません。そうである以上、少しずつ出来そうなステップを試行錯誤しながら刻み、一歩一歩粘り強く進んでいくことを考える方が現実的でしょう。今までの例でも、最初は週末だけ……という形で入れていたアルバイトを徐々に仕事に慣れていく中でほぼ毎日入れるようになった場合や、求人広告を見て職に就くことが出来たがしばらくして自信を失い「辞めなければならないだろうか」と悩みだしたけれども相談した人に励まされてまたやろうとする気持ちを取り戻した場合などがあります。
 
まず、ポイントとして、最初から完全を求めない(つまり、就職してそのまま毎日【普通】にがんばって仕事を続けることが出来るという『高い目標』を設定したりはしない)ということを挙げておきましょう。自分があまり無理をせずに続けられそうなところからスタートし、続けていく中で関係作りに慣れるように心がけることが大切なのです。そして、続けていくことができれば、次第に自信が持てるような仕事の結果や充実感を得られるようになるでしょう。そうした小さな「成功」を積み重ねながら少しずつ労働時間を延ばしたり、回数を増やしたりしていくように考えていけば良いのです。さらに、周囲に、安心して本人が相談できる人や場を、出来れば職場や家族以外でも持てるとさらに条件は良くなると考えられます。続けることで、仕事の技術の面でも、対人関係の面でも、自信が生まれ、それがまた意欲につながっていく……というサイクルが生じます。その積み重ねの中で、やがて少しずつ労働に対して心と身体を開いていけるようになっていくでしょう。
 
でも、これについても、「言うは易し、行なうは難し」の現実があります。まず、本人の意識や意欲が「やってみよう」という覚悟で固まり、実際に動き出す、というところまでいかない、というか程遠い場合が少なくないからです。ある意味では、本人は両親や家族以上に「何とかしたい」という思いを強く持っていたりする場合も少なくありません。けれども、自分を閉ざしてしまった時間が長くなればなるほど、あらためて新しい一歩を踏み出す恐怖感は強くなってしまうのです。
 
自分でも今の状態では良くないのは分かっているし、何とかしたいと思う。けれど、どうしても出来ない。不登校や引きこもり問題に限らず、そうした状況に陥ったとき、大抵の人は自己嫌悪に陥ることは少なくありません。私自身も、そうした体験を数え切れないほどたくさん持っています。しかし、ここ10年ほどの間に「どうしても出来ない自分」をとりあえず認めてしまう……という事を意識的に行なえるようになって、ずいぶん楽になったように思われます。
 
だから、五十代半ばともなれば若いころのように体力はなく、集中力や記憶力も低下して、徹夜等の無理はきかない……という事実も素直に受け入れられるようになっています。そして、事実を受け入れることが出来れば、その事実を前にしてどういうような形で対処し、対応を変えるかを工夫することが可能になります。例えば、仕事はなるべく残さないように早めにやる、とか以前のプリントなどを最大限利用するようにして無理して新しいものを一から作ろうとしないように気をつけるとか……。自分の現実(あるいは弱さ)を受け入れれば、そこから再出発できるし、とりあえず不完全・不十分であってもその場を何とかつくろって先へ進む工夫を考えることが可能となるのです。結局、大切なのは、「今できない自分」をまず認め、受け入れることです。それを「できないから嫌だ」とか「できないのは本気でやろうとしていないからで、本気でやれば出来るけれど気分が乗らないからやらない」といったような形で自分をごまかしているとそこから先へ進めないのです。
 
特に、そのような思考パターンに陥ってしまっていると感じる時には、「できる」「できない」の中身もある程度自分なりに詳しく分析・確認してみると良いかもしれません。たいてい「100点以外はダメ」とか「90点以上じゃないと出来たことにはならない」と考えている自分を発見するのではないでしょうか。ところが実は、「60点でもOK」だと周りは思っていることも結構多かったりします。つまり、悪い意味での完璧主義に知らず知らずのうちになってしまっているのです。
 
それに気付けば「今できない自分」と向き合いやすくなります。そして、向き合うことができれば、最初の一歩を踏み出す条件が整ってくるのです。その上でさらに一歩踏み出せば、二歩目はもっと踏み出しやすくなります。次の三歩目はさらに楽になり、歩み始めれば遠いと思っていた道のりも意外に早く進んでいけるものなのです。
 
けれども、実際にはなかなか「理論」通りにはいかないし、それぞれの「現実」には多種多様の越えなければならない壁がたくさん並んでいるものです。それを一人で越えていくのは大変なことだから、その過程にサポートする人や場があることが望ましいと思われます。その「場」として最も身近に機能する可能性があるのは【家族】です。しかし、家族は当事者と精神的距離が近すぎるために、一緒に嵐に巻き込まれてしまう可能性や、逆に身近すぎて大切なことを見落としてしまい返ってお互いで傷つけあう可能性があります。そこで、家族会や自助グループあるいはサポートのための組織が、さらに家族や本人を支えていくような形を取れれば、当事者に接する人々の対応を改善するサポートも出来るだろうと考えられます。
 
とは言うものの、それすらも必ずしも万全とは言えません。三重県・考える会や「ぼちぼちいこか」などもそうなのですが、民間の非営利組織であれば、資金・財政上の弱さやスタッフの不足などであらゆる段階に対応できる万全のケア・サポート体制を完備することは不可能だからです。
 
そうした分析の上に立てば、当事者や家族の努力に加えて、行政にもある程度しっかりしたサポートの役割を担ってもらえるように運動することも大切です。行政の側からの支援組織や体制の創設、民間の団体への資金援助、そして行政・民間双方の情報交換と交流による幅広い支援体制の確立など……。実際、三重県下でもいくつか就労支援の組織があり、NPOにもそうした活動をしているものがあります。それらは人員的にも予算的にも必ずしも十分なものとはなりえていませんが、それなりに経験も蓄積されつつあります。これをさらに充実させるような形でサポートの体制がある程度整えば、段階的な就労へのアプローチ(バイトやパートタイマーから通常労働への段階的な移行)や就労過程でのサポート(本人の悩みを聞いたり、励ましたりすることや、本人と経営者や職場をつなぐことなど)も、より手厚くしていけるでしょうし、それは当事者の立ち直りの可能性をより大きくし、社会の活性化にもつなげていけるのではないかと考えられます。
 
今、ここで、すぐ、できることはまだまだ少ないかもしれません。けれども、何か出来そうなことはある筈です。それを模索しながら、協力して一歩ずつでも歩みを進めていければ……と思います。



2014年04月15日(Tue)▲ページの先頭へ
続けるということA
続けるための学校の選択
 
 
 

小中学校で不登校を経験し、中学を卒業する時期がきた時の進路選択の問題についても、「続ける」ということが一つのキー・ワードとなります。この時期の進路の相談でも、話を聞いていると、《入試に合格する》ことだけにしか意識がいってない……と感じることが、本人・家族の方を問わず、けっこうあります。けれども、入試に合格できても、その後、学校へ行けなかったのでは仕方がありません。

平均寿命が80歳前後という現代の日本の状況では、高校生活といってもせいぜい3,4年のことであり長い人生の中で考えればほんのわずかな期間に過ぎないわけで、その後、それなりに収入も得て地域社会の中で暮らしていけるのであれば必ずしも高校を卒業する必要はありません。けれども、働き、収入を得て、地域社会の中で暮らしていく……ということを考えた時、高卒の資格は、就労その他に関わって、それなりに意味を持っています。ある程度の収入を得て暮らしていけるだけの才能や技術、手立てを持たないならば、高卒という資格は持っておいた方が良いのです。そのためには、合格できる学校……ではなく、通える条件の学校を選ぶ……という考え方が非常に大事です。

対人関係において特に大きな問題がなく、普通に家庭教師と接したり、塾に通ったり、無理なく外出できるようであれば、今の時点で学校に出ていなくてもそれなりに手は打てるでしょう。また、高校に入学して、新しい環境の中で新たな人間関係を作っていくことも、多少のトラブルはあるとしても、それほど困難は伴わないと思われます。

逆に、高校入試を考えるに当たって、対人関係の面で問題を抱えていると、学力面ではクリアできても入学後の高校生活が問題になります。受験校の選択に際して、本人はあまり意識しておらず、かつ入試の準備に際しても、合格して高校生活に入っていくに際しても、対人関係面の問題が大きい場合は高校入学以降に問題が噴出してくることがあります。せっかく合格しても、結局、不安や恐怖心が大きくて家から出られなかったり、何とか高校に通い始めたけれど何かのきっかけで行けなくなってしまい、そのまま休学や中退となってしまったりするようなケースがけっこうあるからです。家族としか話が出来ない、あるいはお母さんだけ、お母さんと兄弟姉妹(あるいはそのうちの特定の誰かだけ)だけしか話が出来ないようでしたら、家庭教師や塾という学習面を補う手段は取り難くなります。また、何とか入試に合格し、高校に入学できても、対人関係の不安やトラブルが原因や直接の引き金となって、また高校に通学でき難くなっていくでしょう。

けれども、本人が自分自身の現実を受け入れ、本気でそこから脱出したいと願うのであれば、家庭教師や塾も、対人関係を開いていくための機会やステップとなります。対人面の自分自身の課題にきちんと向き合えば、家庭教師との関わりや塾に通うことなども学習面を補うばかりでなく対人関係の訓練の場ともなるからです。そして、高校に合格できれば、先生や同級生との関わりもまた、就業や自立に向けての対人関係の訓練や経験となるのです。

いずれにしても、高校入試に際して自分自身の学力面(志望高校に入学できるような点数が取れるかどうか)と対人関係面の両方の「現実」を考えて受験する高校を決定することが、通学や卒業のためには重要となるでしょう。

では、受験する高校を選択するに際して、どのようなことに気をつけると良いでしょうか。学力はもちろん重要なポイントですが、集団に対するプレッシャーの有無や大小、現在のコミュニケーション能力、朝起きられるかどうか、といったことも頭に入れて、合格してから高校生活を続けていけるかをも含めて考えながら受験する高校を決定すると良いでしょう。

例えば、普通に外に出て様々な活動が出来ている状態であれば、また、ショッピングセンターや映画館などの人ごみも特に気にならないのであれば、普通の自分の実力にあった高校を受験するという選択で良いと思います。人が多いということが多少気になるとしても、それ程不安や恐怖を感じることなく高校生活を過ごすことが出来るでしょう。そのように考えれば、少し慣れるまで時間がかかるだろうと覚悟をした上で普通の高校を選択する、という判断も悪くないでしょう。

けれども、人が多いとかなりプレッシャーを感じるのであれば、そのプレッシャーの度合いに応じて、定時制や通信制を考えた方が高校生活は続くだろうし、高校を卒業できる可能性も高くなるでしょう。20人から30人程度の少人数なら強いプレッシャーを感じずに活動できそうであれば、夜間定時制(単位制)高校が続けやすい選択となるだろうし、その人数でもかなりプレッシャーだというのであれば、月に3~4回程度学校に行けばよいだけの通信制高校という選択が良いかも知れません。

ただ、通信制高校の場合は、締め切りに合わせて定期的にレポートを出していく必要があるので、レポートを完成するためのサポート方法も合わせて考えて置くと良いでしょう。1つは登校日でなくても学校に出かけて通信制高校の先生に指導を受けるという方法。勤務時間内であれば先生は教えてくれますし、「先生」という新しい他者と関係を作り、深めていく機会ともなります。また、塾や家庭教師などを利用するというのも1つの方法です。

それから、昼までなら何とかなるけれど、朝早くはどうしても起きることができない、というのであれば、定時制(単位制)高校の午後の部という選択肢もあります。午後の部だけの授業を取っていると卒業まで最低4年かかりますが、最近は午前の部や夜の部の授業も一部は取れる形をとっている定時制(単位制)高校が増えてきていますので、そのような形でうまく単位を取っていけば3年で卒業することも可能です。

高校によってはアルバイト(夜間や通信の場合は仕事に就くこと)が認められる場合もあります。お金の問題、というだけではなく新しい人間関係を作っていくチャンス/練習ととらえてチャレンジしてみることも、将来の事を考えればbetterではないか、と思われます。

いずれにしても、高校はゴールではなく、通過点に過ぎない、ということを色々な意味で頭に置いておくことが大切でしょう。合格できればそれで良い、という訳ではありません。それに、将来、自立して家族と暮らしていければ、どんな形で高校を出ていようが関係ないし問題はない訳です。そうした意味においても、高校は「通過点」なのです。



2014年04月14日(Mon)▲ページの先頭へ
続けるということ@
続けるということ

 


はじめに


 
 
不登校やひきこもり、NEETの相談やカウンセリングの場で、ご本人や家族と話をしていると、高校入試の合格や入社試験の合格にしか意識が向いていないなあ……と感じることが少なからずあります。けれども、高校に入ることができてもしばらくすると行けなくなってしまったり、就職できても結局1ヶ月ほどで辞めてしまったりした……という話もけっこう聞こえてきます。結局、大切なのは続けられるかどうか、ということであって、合格や就職を決めることではないのです。
 
 



 
勉強を続けること


 
 
例えば、入試の前の勉強などでも、続けられるかどうか……ということが大事なポイントになります。以前、私の塾に来ていた生徒の話になりますが、学校の先生に「行ける高校がない」と言われて「毎日5時間勉強しろ」と《指導》され、ご両親と本人がそろって相談に来た時に、私はこう答えました。「お父さんやお母さんは、毎日家で5時間勉強できますか? できないと思いますよ。それよりも、勉強を無理なく毎日続けられるように習慣づけることが大切です」と。本人もそれで納得し、最初は毎日1時間を目標に家での勉強を始め、それがやがて1時間半…2時間と少しずつ時間を延ばしていけるようになりました。ところが、11月頃にケガをして1ヶ月ほど入院しなければならなくなったのです。本人も家族も勉強の遅れを心配しましたが、その時は、「国語がちょっと苦手だから、毎日本を読むようにしたら良いよ」とアドバイスをしました。その子も、それなら出来そうだ……ということで、毎日読書を続けました。結果はどうなったかと言うと、その後のテストでも成績は下がらず、春の入試では志望した高校に合格することが出来ました。

一方で、かつての不登校の相談で、あるお母さんが休みだしてからの教科書や問題集をすべて子どもの前に並べた……という話をしたことがありました。その時には、自分がそうされたら勉強する気になるかどうか、ということを考えてもらって、その対応がかえって勉強しようという気を失わせてしまう、という説明をしました。やらなければならない、と思うことがあまりにも多すぎる……と感じるとやる気が失せたり、あきらめてしまったりすることが多いものです。だから、例えば「毎日、計算問題を20問以上正解できるようにする」とか「毎日20個ずつ新しい英単語を覚える」といったような続けられそうな具体的目標を設定し、それをクリアしていく……できるようになったら、何とか続けられそうな新しい具体的な目標を設定し、それをまたクリアしていく……というような繰り返しと小さな成功体験の積み重ねによって自信を回復し、地力をつけていくようにしていく方が、一見、時間がかかるようでも、結局は意外と早く勉強が進められるようになるものなのです。

中学校を卒業するまでに不登校を経験している人には、それがどのような理由であったとしても、それなりの時間、学校での授業を抜けていることになります。ですから、単純に考えてもその分だけハンディがある訳です。当然、その分の学力面は、何らかの形で補わなければ、高校入学のハードルを越えることが困難である場合も出てきます。

ただ、高校入試につい考えれば、中学で学習する内容をすべての教科で100%理解している必要はありません。トップクラスの進学校に進むのでなければ、それなりの点を取れればけっこう合格点には達するものです。高校入試において一教科でも0点を取るとかなりマズイですが、苦手な強化であっても5点なり10点なりは取れていて、しかも全体としてその高校の合格点に達していれば高校入試に合格できる可能性は高いのです。だから、私自身、高校入試に当たっては「3年生の学習内容は捨て、1,2年の内容の復習をしっかりやれ」という指導をする事も少なくありません。そして、今までの私の経験では、それを守って勉強した子で不合格になった生徒は1人もいません。

私の過去の経験で一番大変だったのは、中学校3年の2月から私のところに来て、1年生の英語の教科書と正の数負の数の計算から始めた子の例です。その子に対しては、知り合いを通じて「せめて入試3ヶ月前に連絡してもらった方が良い」ということを伝えていたのですが、入試まで1ヶ月半となる時点まで決心がつかなかったようなのです。それでも、その子は腹をくくっていましたので、毎日の長時間の勉強と多量の宿題に耐え、3月の初めには中1の英語の教科書をざっと終え、数学も連立方程式の基本的な問題までは出来るようになっていました。当然、家でも必死で私からアドバイスされた勉強を続けていましたから、「こんなに勉強したことは今までなかった」と言ったほどです。それでも、何をどのように勉強するか……ということが自分自身でもイメージ出来ていたので、受験のためのハードな勉強を続けられたのです。そして、本当に何とかかんとか……という感じではありましたが高校入試で合格し、高校に進学することが出来ました。

そうした意味では、特に中学1年程度の学習内容までなら、本人の意欲と家庭の中だけの対応で学習面は何とかなる場合もあります。例えば、お父さんが理数系に詳しければ、数学の連立方程式なども教えられるかも知れないからです。けれども、中2辺りの学習内容になると、本人の努力と家庭の中での対応だけでは難しい場合が多くなってくるのではないかと思われます。その場合、塾や家庭教師などで補えれば、少なくとも、レベルの高い進学校を除けば、高校入試のペーパーテストでそれなりに合格できる程度の点を取ることは不可能ではないでしょう。

その際に大切なポイントはどのように勉強していけば良いかという具体的なイメージが(家族や先生のサポートがあっても良いのですが)はっきりしている、という事です。あわせて、「勉強しなければならない内容すべて」を意識するのではなく、今日何をきちんと終わらせ、明日は何をしたら良いか、ということに意識を集中し、それを確実に遣り通す努力を続けることです。「勉強しなさい」と周りが口うるさく言っても、また本人が「勉強しなければ」と決意をしても勉強が続けられる訳ではありません。勉強を続けられる具体的なイメージを本人が頭に思い描ける、という事が大切なのです。それと合わせて、お父さんなりお姉さんなりといった家族の誰かが同じ部屋で資格所得などの勉強をしている…といったような環境があれば、そういうことも本人の励みになると思います。


2014年04月12日(Sat)▲ページの先頭へ
三重フレネ研究会例会案内 (4月・5月)
三重フレネ研究会 4月例会 5月例会
 
〈4月研究会の提案 〉
 4月26日(土) 午後3 : 30 〜 6 : 00
 三重大学教育学部2F グループプロセス室
(教育学部道路側階段を上がった右角の部屋)
・会場は教育学部2Fのいつもの部屋です。
正門横の駐車場から向かって左の建物の階段横にある教室の奥です。
校舎の入口がしまっていますので、
浜口まで電話して下さい。

《テーマ》
 新年度のスタート T
・新年度の抱負を参加者がそれぞれ語り合います。参加される方は、
なるべくA4 (B5)1枚程度のミニ・レポートを持参してきて下さい。
 
 



 
〈5月研究会の提案 〉
 5月10日(土) 午後3 : 30 〜 6 : 00
 三重大学教育学部2F グループプロセス室
(教育学部道路側階段を上がった右角の部屋)
・会場は教育学部2Fのいつもの部屋です。
正門横の駐車場から向かって左の建物の階段横にある教室の奥です。
校舎の入口がしまっていますので、
浜口まで電話して下さい。

《テーマ》
 新年度のスタート U
・新年度の抱負を参加者がそれぞれ語り合います。参加される方は、
なるべくA4 (B5)1枚程度のミニ・レポートを持参してきて下さい。


2014年04月10日(Thu)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内(4月)
ぼちぼちいこか

(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)

ぼちぼちいこか 志摩例会
 
日時 4月20日(日) 午後1時30分〜4時30分

会場 志摩市阿児町鵜方1975 志摩市鵜方公民館
   2F小会議室(または1F図書室)
 (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)
  電話…0599-43-2211

浜口 / 電話…0599-85-2752
E-mail…ZAN20571@nifty.com 
 
子どもみらい会議 伊勢例会 
  
日時 4月19日(土) 午後7時〜9時 
 
会場 いせ市民活動センター南館2F
  (伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)


【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】 今後の予定
6月1日(土)     13 : 30 〜 16 : 30 
会場 : アスト津3F ミーティングルームB
・例会後、スタッフによる不登校・ひきこもりの個別相談も受け付けます。


 
【ちょっとオススメbook】
服部 雄一 著  『仮面ひきこもり』
角川Oneテーマ21新書   2014年 \800+税
 一見すると明るくて会社や外では元気だったり、人気があったりしているにも関わらず、心の中は人間関係に不安を抱え孤立感をもっている……そんな人たちがバランスを崩したとき、ひきこもりや自殺にいたることもあります。この本は、そうしたひきこもり予備軍=潜在的ひきこもりに焦点を当て、その症状を分析し、原因を探るとともに、そこから抜け出す道筋についても記述してくれています。年度の変わり目となるこの時期に、気を付けたいことが書かれている1冊です。


2014年03月06日(Thu)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内 (3月)
ぼちぼちいこか(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)

ぼちぼちいこか 志摩例会
 
日時 3月16日(日) 午後1時30分〜4時30分

会場 志摩市阿児町鵜方1975
   志摩市鵜方公民館 2F小会議室(または1F図書室)
 (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)
  電話…0599-43-2211

浜口 / 電話…0599-85-2752
E-mail…ZAN20571@nifty.com 
 
子どもみらい会議 伊勢例会 
  
日時 3月15日(土) 午後7時〜9時 
 
会場 いせ市民活動センター南館2F
(伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)

【ちょっとオススメbook】
伊藤 真 著  『続ける力』
     幻冬舎新書   2008年 \720+税
 
不登校・ひきこもり、NEETの問題解決とつながっていくちからに「続ける」ということがあります。この本は、不登校やひきこもりの問題と直接かかわっている内容ではありませんが「続ける」ということにポイントを置いて、続けられない原因や続けられなくなる原因を様々なポイントから分析し、どうすれば続けられるようになるかを示してくれる本です。特に、自分自身が勉強を続けるためにどうしたらいいか……ということについては、いろいろなアイディアや参考になる方法を示してくれています。年度末を迎えるこの時期に、意識しておきたいヒントが書かれている1冊です。


2014年02月24日(Mon)▲ページの先頭へ
三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会 例会案内 (3月)
三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会

(三重県・考える会) 3月例会

進路を考え相談するつどい

3月1日(土) 13 : 30 〜 16 : 30 
 
会場 : アスト津3F ミーティングルームB

・例会後、スタッフによる不登校・ひきこもりの個別相談も受け付けます。


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【サークルぼちぼちいこか/伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会】は、事務局の浜口が、【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】(三重県・考える会)の世話役をしていたところ、「伊勢志摩にも家族会を!!」という声が上がったため作られたものです。


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浜口 拓/志摩市志摩町片田で小中高15校20年の経験とフレネ教育やカウンセリングの知識を生かした《浜口塾》を開いています。教育相談にも応じます。また文学活動などもしています。よろしければ【TAC雑想記】 【TAC文芸樹】のblogも覗いて下さい。

カレンダ
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