blogぼちぼちいこか/伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 - 2014/12

サークルぼちぼちいこか/伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会




2014年12月27日(Sat)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか おすすめbooks 13
121
高垣忠一郎 著 『競争社会に向き合う自己肯定感』
新日本出版社 2008年  \1,500+税
 長年にわたって登校拒否や不登校、ひきこもりの問題に取り組み続けている著者が、本人や家族の声に耳を傾けながら「自己肯定感」という言葉をキーワードにして、未来への方向性を示してくれるところがいくつもあります。本人や家族の言葉もいろいろと考えさせてくれますが、厳しい状況の中でどのような考え方やとらえ方をすることで希望が見えてくるのかという点についても様々な示唆を与えてくれる本です。


122
アルフォンス・デーケン 著 『心を癒す言葉の花束』
集英社新書 2012年  \760+税
 登校拒否や不登校、ひきこもりやニートの問題に直接かかわる内容ではありませんが、告知や苦しみに向き合うなどの死の問題を長年研究してきた著者が、苦しみに向き合い、現実を受け入れ、希望を見出すための支えになる様々な人の発言を取り上げ、著者自身の手による解説を加えています。苦しい状況や厳しい状況の中でどのような見方や考え方をすることによって希望が見えてくるのかという点について、様々な示唆を与えてくれる本です。


123
榎本博明 著 『近しい相手ほど許せないのはなぜか』
角川SSC新書 2012年  \780+税
 登校拒否や不登校、ひきこもりやニートの問題に直接かかわる事例をもとに書かれているわけではありませんが、ひきこもりなどの例で家内暴力が生じることが少なくない理由の一端はこの本の中でも説明されています。そして、どのような見方や考え方をすることによってお互いの理解が進むのかという点についても、様々な示唆を与えてくれる本です。


124
雨宮処凛 著 『14歳からわかる生活保護』
河出書房新社 2012年  \1200+税
 ひきこもりやニートの問題は家族の経済力によっては生存を脅かされる事態になりかねません。自民党議員やマスコミによる「法律的におかしい生活保護たたき」が横行する中、制度に対する無知は行政による権利の侵害に発展する事件も繰り返されています。この本は制度の意味や生活保護バッシングの異常性を糾弾するとともに生き延びるために必要な生活保護についての基礎知識を分かりやすく説明してくれています。ご本人はもちろん「自分が死んだらどうなるんだろう…」と思い悩むご家族の方には必読の本です。


125
牧 詩郎  著 『ウルトラの金言』   双葉新書 2013年  \800+税
 不登校・ひきこもりやニートの問題と直接的に関連する内容の本ではありませんが、何世代にもわたって人気を維持し続けるウルトラシリーズに登場する名セリフを集め、信じることや仕事、友情などのテーマに分類してそれについてのコメントを加えてある本です。奥深い内容のものも少なからずありますし、現実の問題に対してきちんと向かい合っていこうとする素直な意識が多くのセリフににじみ出ています。読んでいて、何となく元気がもらえる本です。


126
斎藤 環  著   『ひきこもりはなぜ「治る」のか?』
         ちくま文庫 2012年  \680+税
 精神医療の現場でひきこもりの問題とかかわり続けている著者によるひきこもり・不登校・NEETについての分析と、それをベースにした家族の対応や治療について整理してくれてある本です。精神分析的な内容も書いてあるので多少難しい所もありますが、社会復帰に向けての対応の指針を示唆してくれる一冊です。


127
中島義道  著   『非社交的社交性』
  講談社現代新書 2013年  \740+税
 哲学者で他者とフレンドリーに関わることがあまり好きではない著者による人間関係づくりについての本です。自らの成育歴や様々な体験をちりばめながら、必ずしも陽気で社交的な性格でなくても、それなりに生きていけるなあ、という気持ちにさせてくれます。特に心理学や不登校・ひきこもり・NEETの問題とは直接かかわる内容ではありませんが、味のある一冊です。


128
岡田尊司  著  『働く人のための精神医学』
  PHP新書 2013年  \820+税
 発達障がいやうつ、すとれす、睡眠などに関わる心の病や症状を整理した上で、自分自身や周囲の人が状況を改善しようとするときに気をつけると良い事などについても書いてくれてあります。かなり専門的な記述もありますし、不登校やひきこもりの問題とは直接かかわる内容ではありませんが、就労も含めて現在や将来のことを考える際にはけっこう大切になることがたくさん書かれている一冊です。


129
松為信雄  著  『発達障害の子どもと生きる』 
幻冬舎ルネッサンス新書 2013年  \838+税
 発達障がいについて細心のアメリカの分類(DSMV)などにも触れながら整理した上で、学校や家庭の対応ばかりでなく、就労の問題についても視野に入れて本人や周囲の人の問題への向き合い方について丁寧に書いてくれてあります。それなりに専門的な記述もありますが、就労も含めて現在や将来のことを考える際にはけっこう大切になることがたくさん書かれている一冊です。


130
今野晴貴  著  『生活保護』
     ちくま新書 2013年  \800+税
 不登校やNEETが長引くと経済的自立が難しくなったり困難になったりする場合があります。無知で無責任な一部政治家が不法な疑いの強い生活保護バッシングを行い、無責任なマスコミがそれを煽りましたが、本来、生活保護はもっとも重要なセーフティー・ネットであり、憲法で国民が保障された権利(国・政府にとっては義務)です。しかし、今の状況では、知らないと窓口で不法な対応をされることもあり、きちんと知っておくことが大切です。少し難しいところもありますが、生活保護についてきちんと知る際にはけっこう大切になることがたくさん書かれている一冊です。



2014年12月17日(Wed)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか おすすめbooks 12
111
A.スマナサーラ 著  『欲ばらないこと』
   サンガ新書 2011年 \700+税
 不登校やひきこもりやNEET、発達障がいなどとは直接関係することが書いてあるわけではありませんが、不安を克服し、心を安定させる方法を示してくれる本です。テーラワーダ仏教的な見方が基本にありますが、「○○を信じなさい」というものではなく、「○○すると心が平穏になりますよ。しなくてもかまわないですが」というスタンスを貫いていますので、心を穏かにするヒントを与えてくれる本です。


112
佐藤広一 著  『泣きたくないなら労働法』
  光文社新書 2011年 \740+税
 不登校やひきこもりやNEET、発達障がいなどとは直接関係することが書いてあるわけではありませんが、就労は自立に当たっての重要なポイントになります。そして働く際の様々なトラブルに際して、労働者を守ってくれる法律を知っているのといないのとでは、やってもらえたり要求できたりすることに違いが出てきます。この本は労働者を守る法律や制度についてある程度整理してくれている本です。


113
石川結貴 著  『ルポ 子どもの無縁社会』
 中公新書ラクレ 2011年 \780+税
 派遣切りや不安定就労などによって広がり続ける「大人」の無縁社会はTVなどのマスコミで何度も取り上げられていますが、大人以上に生活力のない「子ども」については何故かマスコミは口をつぐんでいます。けれども、突然学校から消える子どもや家族の経済状況の悪化によって学校に通えなくなる子どもなど、より深刻な事例が多数紹介されています。事態は思っている以上に深刻なのです。より弱い立場の子ども達の悲惨な状況がじわじわと広がっている現実……。この本は学校や派遣労働者の住宅、児童相談所なども取材しながら、社会から見捨てられ消えていく子ども達の姿をわかりやすくまとめてくれています。


114
梅永雄二 監修 『よくわかる 大人のアスペルガ―症候群』
 主婦の友社 2011年 \1400+税
 発達障がいを抱える「大人」の存在は近年になって少しずつ知られるようになってきましたが、社会や職場での本人の動き方や周りの対応の仕方などについてはまだまだ理解が進んでいません。この本はそういった点について、当事者が読んでも理解しやすいようにビジュアル面も工夫しながら分かりやすくまとめてくれています。


115
宮本信也 監修 『じょうずなつきあい方のわかるLDの本』
 主婦の友社  2011年  \1,300+税
 発達障がいの中のLD(学習障害)について、絵やイラストも豊富に入れながら、わかりやすく説明してくれている本です。同時に、周囲がどのように対応していったら良いのか、ということや学校や社会の現状と将来に向けての方向性を考えるヒントも与えてくれます。LD以外の発達障がいの子どもたちへの対応についても参考となるような記述もあります。


116
諏訪哲二 著 『自己チュー親子』
中公新書ラクレ  2009年  \760+税
 自己チューやモンスター○○という言葉が広がる中、そういった人々を責めるのではなく、「自己チュー」を生み出す社会の構造を分析、整理した上で、精神的な意味での「贈与」のやりとりを人間関係を作り、深めていく意味で見直しながら、社会性の獲得や自立についていろいろと考えるきっかけを与えてくれる本です。


117
小西行郎 著 『発達障害の子どもを理解する』
集英社新書 2011年  \720+税
 発達障がいという言葉はある程度広がってきましたが、単なるレッテルはりで終わっていたり中途半端な理解での対応があったりと、現場はまだまだ混乱が続いています。そうした現状を踏まえた上で、「コミュニケーションの問題」にも焦点を当てながら、あらためて発達障がいについてきちんと整理し直した上で、本人や周りの子どもたちが育ちやすい環境の作り方についていろいろと考えるきっかけを与えてくれる本です。


118
岡田尊司 著 『発達障害と呼ばないで』
幻冬舎新書  2012年  \800+税
 発達障がいという言葉はある程度一般的にはなっていますが、そのことが逆に社会環境や家族の愛着などの関係性の問題を隠していないか、という問題を提起しつつ、【愛着】という視点から今の発達障がいの診断や現状を整理し直してくれています。安定した【愛着】の形成や再構築が定型発達の子以外でも生きるためのちからを伸ばしていくことにつながっている…ということにも言及し、新たな指針を与えてくれる本です。


119
姜 昌勲 著 『あなたのまわりの「コミ障」な人たち』
ディスカヴァー携書 2012年  \1,000+税
 日本の社会ではコミュニケーションを苦手と感じている人が増えています。発達障がいやウツなども含め、様々なコミュニケーションを苦手としているタイプの特徴と具体的なケースなどを紹介した上で、どのようにサポートしていけばいいのかについてのヒントも与えてくれている本です。本人にとっても、周りの人にとっても参考になるのではないかと思います。


120
三上 延 著 『ビブリア古書堂の事件手帳』
メディアワークス文庫 2011年  \590+税
 コミュニケーションを苦手と感じている若い古書店の店主が、周りの人々の助けを借りながら、古書に関わる難解な事件を次々と解決していく小説です。現在、3巻まで出版されていて、マンガ化もされている人気文庫です。純粋に楽しめる小説ですが、コミュニケーションが苦手でも周囲の人々との関係ができているなら、それなりに生きていけるのだなぁ……と思わせてくれる本です。周りの人の関わり方についても、必要な部分を手助けしていけば良いということを感じさせてくれるので、何かの参考になるかもしれません。



2014年12月06日(Sat)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内 (12月)
ぼちぼちいこか

(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)


ぼちぼちいこか 志摩例会
 
日時 12月7日(日) 午後1時30分〜4時30分

会場 志摩市阿児町鵜方1975 志摩市鵜方公民館
   2F小会議室(または1F図書室)
 (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)  電話…0599-43-2211
浜口 / 電話…0599-85-2752
E-mail…ZAN20571@nifty.com

 
 
子どもみらい会議 例会

日時 12月13日(土) 午後7時〜9時 
 
会場 いせ市民活動センター南館
(伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)
 
 
 
【ちょっとオススメbook】

池上正樹 著 『大人のひきこもり』
講談社現代新書 2014年   \800+税
 
県によっては、40歳以上が半数を超えるところもあるという大人のひきこもり。その背後には、格差の拡大と旧来のセーフティーネットでは零れおちてしまい再チャレンジが出来にくくなっている福祉政策の貧困と経済政策のミス・マッチの問題が根深く絡んでいます。大人のひきこもりの中には、1度の離職が再就職の困難さによって、うつやひきこもりに至ってしまうケースが多数紹介されています。新自由主義者や経済界、安部政権の言う「自己責任」という言葉のウソに騙されないで、声を上げ、つながっていくことの大切さを教えてくれる一冊です。


   


【サークルぼちぼちいこか/伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会】は、事務局の浜口が、【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】(三重県・考える会)の世話役をしていたところ、「伊勢志摩にも家族会を!!」という声が上がったため作られたものです。


新着トラックバック/コメント

浜口 拓/志摩市志摩町片田で小中高15校20年の経験とフレネ教育やカウンセリングの知識を生かした《浜口塾》を開いています。教育相談にも応じます。また文学活動などもしています。よろしければ【TAC雑想記】 【TAC文芸樹】のblogも覗いて下さい。

カレンダ
2014年12月
 
     

アーカイブ
2007年 (32)
6月 (3)
7月 (11)
8月 (7)
9月 (7)
10月 (1)
11月 (2)
12月 (1)
2008年 (56)
1月 (6)
2月 (1)
3月 (2)
4月 (5)
5月 (1)
6月 (7)
7月 (4)
8月 (3)
9月 (8)
10月 (6)
11月 (9)
12月 (4)
2009年 (59)
1月 (3)
2月 (4)
3月 (4)
4月 (13)
5月 (4)
6月 (3)
7月 (6)
8月 (9)
9月 (2)
10月 (2)
11月 (4)
12月 (5)
2010年 (48)
1月 (6)
2月 (2)
3月 (3)
4月 (5)
5月 (2)
6月 (2)
7月 (6)
8月 (4)
9月 (3)
10月 (7)
11月 (3)
12月 (5)
2011年 (62)
1月 (9)
2月 (7)
3月 (6)
4月 (4)
5月 (4)
6月 (8)
7月 (3)
8月 (4)
9月 (9)
10月 (4)
11月 (3)
12月 (1)
2012年 (21)
1月 (2)
2月 (3)
3月 (2)
4月 (3)
5月 (1)
7月 (1)
8月 (1)
9月 (2)
10月 (2)
11月 (3)
12月 (1)
2013年 (25)
1月 (3)
2月 (2)
3月 (2)
4月 (3)
5月 (4)
6月 (2)
7月 (1)
8月 (1)
9月 (2)
10月 (1)
11月 (2)
12月 (2)
2014年 (34)
1月 (2)
2月 (3)
3月 (1)
4月 (5)
5月 (2)
6月 (2)
7月 (1)
8月 (4)
9月 (2)
10月 (7)
11月 (2)
12月 (3)
2015年 (26)
2月 (3)
3月 (4)
4月 (2)
5月 (3)
6月 (2)
7月 (1)
8月 (1)
9月 (2)
10月 (5)
11月 (2)
12月 (1)
2016年 (22)
1月 (2)
2月 (2)
3月 (2)
4月 (2)
5月 (2)
6月 (3)
7月 (2)
9月 (2)
10月 (2)
11月 (2)
12月 (1)
2017年 (8)
1月 (2)
2月 (2)
3月 (2)
4月 (2)

アクセスカウンタ
今日:232
昨日:118
累計:677,070