blogぼちぼちいこか/伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 - 2015

サークルぼちぼちいこか/伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会




2015年12月10日(Thu)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内(12月)
ぼちぼちいこか
 
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会
 
ぼちぼちいこか 志摩例会
 
日時 12月20日(日)
 
午後1時30分〜4時30分
 
会場 志摩市阿児町鵜方3285-2
 
志摩市旧鵜方保育所(鵜飼耳鼻科前)
 (近鉄鵜方駅南口下車・徒歩5分)

浜口 / 電話…0599-85-2752

E-mail…ZAN20571@nifty.com 
 
・3月まで耐震工事のため鵜方公民館は使えません。駐車場がないのでご注意ください。
 @鵜飼さんの駐車場には絶対に車を置かないでください。
 
子どもみらい会議 伊勢例会
日時 12月19日(土) 午後7時〜9時
  
会場 いせ市民活動センター南館
(伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)

 
 
【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】
 今後の予定
1月31日(日)   14 : 00 〜 16 : 30 
  
会場 : アスト津3F 交流スペース7&8
 
・不登校やひきこもりの情報提供と悩みについての相談会です。
・当事者の家族(母親)がお互いの話を出し合います。

 
 
【ちょっとオススメbook】
保坂 隆 著   『感情を整える技術』   ベスト新書482   2015年 \824+税
 不登校やひきこもりになったとき、本人たちの感情のコントロールをする力が弱まり、イライラしたり、すぐ感情的になったりすることが少なくありません。この本は、不登校やひきこもり、NEETとは直接関係ありませんが感情について整理した上で、技術として感情を落ち着かせ、コントロールしていくための手立てについて具体的に紹介してくれています。私がカウンセリングや心の相談をしている時も、呼吸を整える(腹式呼吸)ようにアドバイスをすることがありますが、呼吸を整えることばかりでなく、ヨガやストレッチなども紹介されています。心と体はけっこう繋がっていますので、感情を安定させる「技術」をわかりやすく知ることができる本です。


2015年11月02日(Mon)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内(11月)
ぼちぼちいこか
 
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会
 
ぼちぼちいこか 志摩例会
 
日時 11月15日(日)
 
午後1時30分〜4時30分
 
会場 志摩市阿児町鵜方1975

志摩市鵜方公民館2F小会議室
   (または1F図書室)
 
近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分
 
電話…0599-43-2211

浜口 / 電話…0599-85-2752
 
E-mail…ZAN20571@nifty.com 
 
・次回から3月まで耐震工事のため鵜方駅南口徒歩5分の旧鵜方保育所(鵜飼耳鼻科前)が会場になります。
 
 
子どもみらい会議 伊勢例会
 
日時 11月21日(土) 午後7時〜9時
 
会場 いせ市民活動センター南館
(伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)
 
 
【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】
 
今後の予定
 
11月29日(日)   14 : 00 〜 16 : 30 
 
会場 : アスト津3F ミーティングルームB
 
・不登校やひきこもりの情報提供と悩みについての相談会です。
・当事者の家族(母親)がお互いの話を出し合います。(浜口も出席の予定です)

 
  
【ちょっとオススメbook】
 
清水徹男 著
 
『不眠とうつ病』
 
岩波新書1558   2015年 \740+税
 
不登校やひきこもりになったとき、本人たちの睡眠のリズムが乱れたりずれたりすることが少なくありません。また、睡眠障害や悪夢と心の病の関連を指摘する研究者や医師、臨床家もいます。この本は睡眠についての新しい研究も紹介しながら詳しく考察し、睡眠の乱れとうつについても整理してくれています。専門的なことに突っ込んでいる難しい記述もありますが、睡眠についてより深く知ることができる本です。


三重フレネ研究会 例会案内 (11月)
三重民教連の集会を

〈11月研究会の提案 〉
 
11月8日(日)  午後13 : 30 〜 16 : 30
 
アスト津3F イベント情報コーナー&交流スペースEFG
 
・津駅東口の隣のビルです。津駅2Fからもアスト津駐車場からも入れます。
迷った方は浜口携帯まで電話して下さい。

《講演》
  
子どもの個性を育む豊かな学び  
  
    坂田和子 (全生研)

《分科会》

・社会科教育
 
・学級づくり 
 
・フレネ教育(英語の自由作文・その体験と実践)
 
・保護者の信頼を得るためには
 
参加費 : 500円


2015年10月13日(Tue)▲ページの先頭へ
三重フレネ研究会 例会案内 (10月)
三重フレネ研究会
 
〈10月研究会の提案 〉
 
10月17日(土)  午後15 : 30 〜 18 : 00
 三重大学教育学部2F グループプロセス室
(教育学部道路側階段を上がった右角の部屋)
正門横の駐車場から向かって左の建物の階段横にある教室の奥です。校舎の入口がしまっていますので、浜口まで電話して下さい。
 
《テーマ》
  学校に対する保護者の意識と関与  
    大日方真史 (三重大学)
・大日方先生によるレポートです。
・11/8の三重民教連の集会で分科会を持ってほしいとの依頼があったのでその件についても話し合います。


2015年10月10日(Sat)▲ページの先頭へ
ひきこもりとその支援についてB(紀宝町での講演原稿)
さまざまなひきこもり支援
 
 
大まかな方向性については先に述べた通りですが、民間でできる支援……ということで考えた場合、当事者や家族がより良い方向に状況を改善していくのを支援するには、多くのことが考えられます。それについても少し考えてみましょう。
 
まず、誰でも、今すぐにできることがあります。それは、ひきこもりについて今より少しでも多く理解を深める努力をすることです。これは、その気になれば、誰でも、たった今から実行できる「支援」です。そしてそれは、様々な支援の根本にあるとても大切な事なのです。何故かというと、別にひきこもりに限らず、自分が何かで深く悩んでいる時にその相談をする(あるいは愚痴を言う)相手は、それを理解し共感してくれそうな相手を選ぶからです。そして、悩みを理解してもらえたり苦しさや辛さを共感してもらえたりしたら、ずいぶん気持ちが楽になります。
 
これは、「ひきこもり」問題でも同じで、「ひきこもり」についての理解の深い人が相手であれば、本人や家族も、知らない人や関心のない人に対してよりもずっと話しやすくなります。こうしたことは、本人や家族を孤立させないということにつながる、とても大切な支援です。不登校・ひきこもりに限らず、家族会や当事者会がいろいろあります。発達障がい関係では「あすぺ・えるでの会」などがけっこう有名ですが、北朝鮮拉致被害者の家族会はマスコミにも度々登場している《家族会》です。いずれの場合でも、家族や当事者という同じ立場の人が集う「場」ですから、どんな話をしても理解し共感してもらえる可能性は高くなります。そこが《家族会》や《当事者会》のいいところであり、家族会や当事者会の存在そのものが、問題を抱える家族や当事者の孤立を防ぐのです。
 
安心して話ができ、共感してもらえる「場」が存在することは、精神面の安定に関わるとても大切なポイントです。精神的な安定は、心の余裕を生みます。心の余裕は視野を広げ、また様々な対応にも余裕を生みます。そうした余裕が、生活のゆとりや当事者をとりまく環境の変化につながります。そしてそれは、状況を改善していく土台となるのです。また、同じ問題を抱えていても、一人ひとりがその問題に向き合って関わっている時間や経験が違いますので、知識や情報の交流という意味でもプラス面は大きいのです。
 
私が関わっている【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】や【伊勢志摩不登校・ひきこもりを考える会】もこうした家族会の一つです。だから、理解を深める……ということから発展する支援の形としては、家族会や当事者会のサポートをしていく……ということが一つは考えられると思います。
 
それ以外にも、様々な支援が考えられます。というのは、立ち直っていくステップの中で、それぞれの段階において必要な支援、というものがあるからです。
 
当事者本人が深く傷ついて、それをどうすることもできないような段階では、まず安心して十分に休める「場」が必要です。そして、その「場」となるのが、たいていは家族・家庭です。それに加えて、本人と何らかの形で接触が可能なのは、家族、特に母親……の場合が非常に多い。けれども、当然、母親や家族には理解のない親族や近隣の人々の心ない言葉などを投げかけられているケースも多く、精神的に負担がかかっています。だから、心ないうわさや中傷、無理解な言動に母親や家族がさらされるとさらにストレスや負担が拡大することになります。それは結果として本人への対応の悪化に直結していきます。ですから、その家族を孤立させずにサポートする「場」があれば、本人の周りにいる母親や家族が安定し、本人への対応に余裕が生まれて、本人にとって家庭や家族が安心して十分に休める「場」となっていきます。ただ、発達障がいやうつ病、統合失調症の可能性も当然あるわけですので、いつでも医療や福祉へつなげられるように、家族の周りでサポートしてあげられると良いでしょう。
 
三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会は、そうした家族を支える家族会としてスタートしました。私自身が参加した時は、「教育」の専門家として入ったのですが、相談を受けていく中で臨床心理学やカウンセリングの理論やノウハウの必要性を痛感しました。そこで、まずは独学で、その後専門的なレクチャーや訓練も受けて臨床心理学やカウンセリングを学び、対応できることも増えて、現在に至っています。が、民間ボランティアとして考えれば、精神医療の専門医や病院を教えてあげたり、福祉の窓口について教えてあげたりするだけでも大きな助けになります。特に初期には、家族は、本人への対応で手いっぱいで、そうした情報を調べる心の余裕も時間もないことが多いからです。
 
教育や心理、福祉の専門的な知識を持っていたり、つながりを持っている人は、時間の許す範囲で、「当事者の会」や「家族会」を作ったりサポートする側に回ったりすると良いのではないかと思います。伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会でも、いせ若者就業サポートステーション(サポステ)のスタッフが参加してくれています。専門的な知識や情報の持つ意味は大きいのです。
 
本人が動き出した段階では、本人が無理しすぎない程度に、様々な活動に参加しやすい環境を整えることが大切です。活動に参加して、「まあまあ、うまくいったかな」という実感を持てるようになると、それが自尊心の回復や自信につながって、次の活動へのエネルギーとなります。この「まあまあ」というのは、結構大切なポイントになります。というのは、本人に完璧主義の傾向がある場合が多いので、「完璧に出来ない」と「ダメ」ということになって、逆に自信や意欲を失ってしまうことも少なくないからです。そうした注意は必要ですが、様々な参加しやすい活動やイベントを続けることも、民間や周りでできるサポートということになります。ボランティアに誘ったり、様々な活動や日常の場面で、本人があまり負担にならない程度に挨拶をしたり話しかけたりすることが大切です。
ひきこもりの期間が長引くと、他者と接するのが不安になったり怖くなったりするものです。その気持ちは、言葉の通じない外国の空港や港に一人で降り立ち、周りに知人が一人もいなく連絡を取る術もない状況を想像すると理解しやすいかも知れません。たぶん、それでも平気で動ける人はあまりいないでしょう。それとまったく同じではないにしても、ひきこもりの当事者はそれによく似た不安や恐怖を感じていると考えてもらったらいいと思います。
 
10年ほど前の話ですが、私がタイのチェンライ空港を離れる時、荷物の中にあったお土産のお茶の箱が機械の検査にひっかかり、荷物の開示を求められてことがありました。私は笑顔でOKして鞄を開け、中のお茶の箱も開封しようかと尋ねたところ、係の人も笑顔になって、それには及ばない、と言い、さいごに向こうから日本語で「アリガトウ」と言われ握手をしてもらいました。笑顔や挨拶は、「自分があなたの敵ではありません」と相手に伝える大切なメッセージなのです。けれども、逆に顔をこわばらせて黙ってしまえば、相手に不信感を与えます。チェンライ空港で私がそのような対応をしたら、多分、ややこしいことになっていたでしょう。
 
ところが、長くひきこもっていると、こうしたことが分かりません。また他者に対する恐れや、自分が上手に対応できなくて相手を怒らせてしまったり相手に嫌われてしまったりする不安や恐怖でいっぱいで、黙ってしまったり、顔をこわばらせて固まってしまったり、逃げ出してしまったりするような対応になるでしょう。自分の心の中の不安や恐怖しか考えられず、その対応が逆に相手に不信感を与えたり怒らせたりするなどということは、まったく思いいたらないのです。
 
だから、このような「不審な対応」をされたとしても笑顔を失わず、挨拶をしたり声掛けをしたりする対応を続けることも一つの支援になります。また、身近な話をできる人が、笑顔での挨拶や、ちょっとした言葉のやりとりそのものが、「私は敵ではないよ」というメッセージを伝えていることを、教え、行動で示していくと良いでしょう。それと並行して近所の人々や顔を合わせる機会のある人々にも挨拶や声掛けをしてあげると良いということを伝えていくと良いでしょう。そうした対応は「あなたの敵ではないよ」ということばかりでなく、「あなたを気にしているんだよ」というメッセージにもなっているのです。
 
当初は、先に述べた通り、本人の顔がこわばったり、何も反応を返してこなかったりする場合も少なくないかもしれません。それは、本人がどう対応していいかわからなかったり、間違った反応をしてしまうことを恐れていたりする場合がほとんどで、悪意や害意を持ってそうしていることはまずありません。だから、そうした反応に怒ったりせずに、にこやかで穏やかな対応(挨拶や声かけ)を機会があるごとに続けてあげられると良いと思います。本人は、コミュニケーションに自信を持っていないことが多いし、その結果としてコミュニケーションの機会が極端に少なくなっています。だから、挨拶を交わすだけでも、コミュニケーションの機会を提供していることになるのです。それもまた、大切なサポートです。
 
人間の能力は、使っていないと衰えるものが少なくありません。私は一時期タイの女性と結婚していたのですが、彼女が帰国していたときは時々タイ語で手紙を書いていました。離婚した後は、タイ語を書く機会がないため、現在、ほとんどのタイ文字を忘れてしまっています。ひきこもっている期間が長い場合でも、様々な知識や能力が低下していることが少なくありません。一方、就労に際して必要な知識や能力もあります。ところが、長期間ひきこもっていると就労に最低限必要な知識を忘れていたり、必要な技術や気配りなどが低下していたりするのです。伊勢のサポステのスタッフによりますと、就労に際しては最低限小学校5年生程度の学力が必要だ、と言います。だから、当事者に勉強を教えたり、学習につきあってあげたりするのも周りでできる重要なサポートです。また、本人に教えられなくても、同じ部屋で一緒に別の勉強をする形を取っても良いと思います。本人は自動車の免許取得の勉強、お母さんは簿記の資格の勉強……というのもアリです。自分だけが勉強しているのではない、と思えば、そのことが勉強する上での励みにもなります。
 
それから、就労に際してのサポートについても触れておきましょう。家族も本人も、精神的に焦っていると、一足飛びに完全な正規雇用を目指すかも知れませんが、ほとんどの場合、それは困難です。起きられない、長時間同じことが続けられない、など、体や心が短期間で正規雇用に対応できないことが多いからです。だから、作業所や短期間・短時間のパートやアルバイトなどで体や心を慣らし、徐々に働ける時間を長くしていって安定した雇用につなげていけると良いかと思います。
 
その時に、夕方いつも、あるいは一日おきにでも、おじいさんの畑仕事を手伝う……というような、お金につながらない労働から始めても良いでしょう。その前段階として、風呂の掃除に責任を持つ、とか火曜と金曜の夕食は作る、といった家事の分担をして、それを守らせ、責任を持たせるというようなことも良いかと思います。本人にとって簡単すぎる課題だと、達成感や自信につながりませんし、難しすぎる課題だと続きません。続かない時は、課題設定に問題がある、という方向で考えて、本人と一緒に適度な課題に修正すれば良いでしょう。
 
このようなことをベースに考えると、ここでの支援についても、いろいろなことができるとお分かりになるでしょう。まずは、作業所やパートやアルバイトの形で働ける場を確保すること。それから、働き口での経営者やそこで共に働いている労働者が本人への理解を深めてお互いが働きやすい環境を整えるサポートをすること。そして、就業だけではなく、続けるために、本人の悩みを聞いたり、トラブルを解決したりすることを目的として、定期あるいは不定期に本人と関わり、支援を続けることなどです。
 
だから、作業所などの働ける場を作ることも支援だし、パートやアルバイトの形も含めて、労働者として雇用することも支援となります。また働き口を紹介するのも支援ですし、働いている中での悩みを聞いてあげたり、トラブルになった時にサポートしてあげたりするのも支援です。それから、家以外でも安心出来る「場」を提供することも支援となります。それから、トライアル雇用など就労に関わる様々な制度もあるので、そうした知識を伝えたり、手続きを教えたり、サポートしたりする支援の形もあります。
 
また、きちんとした就労までは無理な場合でも、本人に何ができて何ができないかを、本人と支援者や家族がきちんと確認し、出来ないことをカバーする制度につなげるのをサポートすることも大切な支援の一つです。条件によっては難しい場合もありますが、きちんと手続きをすれば障害年金などを受け取ることも可能になる場合もあります。そうした様々な制度につなげるのも大切な支援の一つです。
 
もちろん、これらをすべて、一人の人や一つの組織でする必要はありません。というより、一人の人や一つの組織で行うのはまず無理です。自分あるいは自分たちができることが何かを考えると同時に、それぞれのつながりを深め、たくさんのネットワークで支えていける体制を作っていけると良いでしょう。
 
以上、簡単ではありますが、私が知る範囲でのおおよそ重要と考えられることは話をさせていただきました。知ること、そして出来ることからやっていくということ、さらにその「出来ること」をつなげて、ネットワークで支えあっていければ少しずつ改善していけると思います。
 
 
                                   〔完〕


2015年10月09日(Fri)▲ページの先頭へ
ひきこもりとその支援についてA(紀宝町での講演原稿)
ひきこもり支援の方向性
 
このように、「ひきこもり」という言葉でひとくくりされている状態であっても、実は、様々なケースが考えられるのです。うつ病や統合失調症などの精神的な病が疑われるケースでは、少しでも早く医療機関につないでいくことが大切です。そして、治療や投薬によって症状が安定してきたら、それから、生活習慣の再構築や社会参加、就労(可能であれば)といったステップを踏んでいくと良いでしょう。その際、福祉との連携も大切です。作業所での活動や就労が困難な場合でも、福祉とつながっていくことで生活を安定させ、クォリティー・オブ・ライフ/生き方の質を高めていけるでしょう。
 
発達障がいが疑われるケースでも、医療や福祉とつながることは重要です。特に障碍者福祉手帳等の取得によって障碍者枠での就労が可能となる場合もあり、本人たちが安心できる「場」……居場所づくりと、家族や当事者本人を孤立させないような様々な支援が大切でしょう。
 
精神的な病や、発達障がいの可能性が少ないと思われる場合でも、家族とのつながりがぎくしゃくしていたり、他者との関係を結ぶことに気おくれを強く感じていたりする可能性はかなり高いと思われます。したがって、支援としては、家が安心していられる「場」になるように環境を整えること……辺りから手を付けると良いのではないかと思います。そして、本人の状態が落ち着いてきたら、家事などのきちんとした役割分担によって、本人の生活力を回復させながら、ボランティアなどの社会参加や就労への道筋を探っていくと良いでしょう。就労を最終目標とする場合は、自動車運転免許の取得も、特に交通の便があまり良くない地方の場合は大切なステップとなります。免許を取るための勉強は、だいたい、中卒程度の学力が基準になっていますし、取得すれば運転免許証は身分証明書としても使用可能になります。何よりも、就労が可能となる地域が拡大しますので、就労のための重要なステップとして自動車運転免許の取得はきちんと位置付けておくと良いでしょう。
 
こうした流れについては精神的な病や、発達障がいであっても医療との連携によって状態が安定すれば、生活の改善や作業所通い、アルバイトや就労につなげていくことも可能となるでしょう。私のカウンセリングの師匠…実は日本でのユング派の巨人、河合隼雄先生の弟子でした…が関わった事例でも、薬やカウンセリングで状態を安定させた精神疾患を持つ方が就労したという話を聞いております。適切な治療を継続しながら安定していけば、普通の人と同じように日常生活を送ったり就労したりすることが可能になる例もあるということなのです。
 
その際に、あせりは禁物です。一足飛びに正規雇用などという無茶は望んだり期待したりしない方が良いでしょう。正規の就労に家族がこだわった(その影響で本人も無理をした)ために何度も離職を繰り返したような例もあります。週一のアルバイトから、週三日、そして週五日…といったような感じで少しずつ身体と心を慣らしていくような形でステップを刻みながら自信をつけていくことが大切です。また、農業や林業、漁業など自然に近い所で身体を使う仕事は、続いてくれば、本人の心身に良い影響を与える場合が多いことも付け加えておきましょう。
 
一方で、こうしたステップを進んで、自立・就労まで行きつけない人も、残念ながら存在します。知的能力なども含めると、自立・就労までは困難だと判断せざるをえないケースも出てくるのです。その場合は、何とか生きていけるようにきちんと福祉につないでいく必要があります。
 
自立や就労が困難であると思われるのに、それにこだわって勉強をさせられたり様々な訓練を強制されたりするのは、ほとんど、いじめや虐待に等しい行為だと考えて下さい。ここには、様々な方がいらっしゃると思いますが、今の生活の中で、毎日チェコ語の本を読めるようにするための勉強を2時間するように強制されたらどうでしょうか。よほどチェコやチェコ語に興味がある、あるいはチェコ人の配偶者や恋人がいる人でない限り、1日で嫌になるでしょう。基本も何もない中で、あるいは理解や技術が十分進んでない中でそれを強制されるのは大変苦痛なのです。
 
だから、就労まではとても無理だろう……ということであれば、作業所は可能か……とか、家事はきちんとできそうか……とか、何とか能力を発揮させ、伸ばせるような可能性を探しつつ、死なずに生きていけるように福祉へつないでいく必要があります。障害年金や生活保護、様々なデイ・サービスなど、家族の方に万が一のことがあっても生きていけるような工夫が必要となります。
 
例えば、数年前、北海道や東京、埼玉などあちこちで孤立死事件が相次いだことがありました。生活保護を受けられる条件にありながら、世話をしていた家族の突然死によって世話や介護を受けていた人も死んでしまう、という事件です。背景に、生活保護バッシングなどによって手続きを躊躇したり、誤解したりして、SOSの声を出しにくかった事情もあるようです。しかし、逆に、きちんと福祉とつながっていれば死ぬことはなかったのではないか、と思われるケースも少なくありません。
 
自立・就労を目指すのが基本だとしても、それが難しい場合の対応についても、きちんと考えておく支援が大切です。孤立させず、必要に応じて福祉や医療につなぎやすい環境をつくる。地域全体にそうした努力が必要であり、それは公的な機関や組織にすべて「おまかせ」するのではなく、一人ひとりも、何らかの形で関わり、つながっていけるような形が理想なのです。自分が何かできる時には、その【何か】をして、逆に、それをしてあれば、もしもの時には【何か】のサポートを受けられる。そんな形に、少しでも近づいていければいいのではないかと思います。


2015年10月08日(Thu)▲ページの先頭へ
ひきこもりとその支援について@(紀宝町での講演原稿)
はじめに
 
 
9月に入って、紀宝町の社会福祉協議会さんから、10月5日に、ひきこもりについての講演をしてほしいということでご案内をいただきました。不登校やひきこもりの問題については、大学の卒業論文で夜間中学を取り上げた時点から数えれば30年、三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会の設立の準備段階から数えても15年になります。生計のための職業としているわけではありませんが、それなりに長い時間かかわり続けている問題でもあり、また、本格的に臨床心理学を学ぶきっかけにもなった問題でもあることから、まとめてみるのに良い機会でもあろうと考えてお話をお受けしました。
 
不登校・ひきこもりの問題は、私が関わっている二つの家族会【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】(三重県・考える会)および【伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会】(サークルぼちぼちいこか/志摩 & 子ども未来会議/伊勢)においても、今までとは少し様子が変化してきています。不登校よりも、学校を出てからの自立や就労の問題に参加者の意識が動いてきているのです。初めは「不登校」だった本人が高校を卒業し成人式を終える例がいくつも見られるようになり、親の方も歳を重ねていることから自然にそうなっていくのですが、全国的に見てもその傾向ははっきり出てきています。そして、特に高齢化の進む地域においては、親と本人の高齢化によって、ひきこもりを抱える家族では深刻な問題が生じるであろうことは容易に想像できます。
 
例えば、家族を支えていた親の収入の減少、親の介護の問題、当事者本人の対応力や生活能力の問題、働き口の数や働き方のバリエーションの数とサポート機関との距離といった就労の問題、さらに就労が困難で家庭の収入も多くないケースでの福祉につなげる問題など、実に様々な問題があります。それらいずれもが、本人のコミュニケーション力をはじめ、衣食住に関わる日常生活の能力の問題によって、家族と本人を深刻な事態に陥らせかねない可能性は決して低くありません。
 
そこで今回は、特に、ひきこもりに焦点を当てていろいろと考えていきたいと思います。
 
 
 
ひきこもりとは何か
 
 
現在では、「ひきこもり」という言葉は様々な場で耳にするようになってきています。例えば、私は文芸同人誌の編集をしていることもあって、時々「自宅にひきこもって小説を書きたい」と考えることがありますが、もし、それが実現したとしても、それはここで問題にしようとしている「ひきこもり」とはちょっと違います。私が小説を書く目的でひきこもったとしても、他の人に特に迷惑をかける訳ではないし、私という人間をよく知っている人たちなら、「ああ、またやってるな」と思う程度で、それが何かの病気ではなく特に問題にする必要はないからです。今ここで私たちが問題にしたいのは、その状態が続くと、本人にとっても家族にとっても、そして社会にとってもプラスにならないであろう「ひきこもり」のことです。
 
このような「ひきこもり」について、『社会的ひきこもり』(斎藤環/PHP新書)の著者で精神科医の斎藤環さんは、次のように定義しています。
 
@(自宅にひきこもって)社会参加しない状態が6ヶ月以上続いている。
A精神障害がその第一の原因と考えにくい。
・なお、【社会参加】とは、就学や就労をしているか、家族以外に親密な対人関係がある状態を指す。
 
つまり、「ひきこもり」そのものは、風邪や花粉症といった病気ではなく、単に状態を表わす言葉であるということなのです。実際、うつ病や統合失調症でも、いわゆる「ひきこもり」状態になります。そんな場合は病院にもかからずに放置しておくと症状が悪化して自殺願望が強まったり、幻覚が出たりして、より危険な状態になりますが、逆に、きちんと病院に受診して治療を受けると、最近は効果のある薬もいろいろ出ていますので、改善することが多いのです。
 
したがって、病の症状の一つとしての「ひきこもり」なのか、斎藤環さんのいう社会的ひきこもりなのか、という判断が重要になります。病の症状の一つとしてのひきこもり、あるいはその疑いがある場合は、急いで医療につなげる必要があるということです。けれども、カウンセラーでも精神科医でもない普通の人にとっては、その辺りの判断はなかなか難しい。一方で、周りが焦ってしまってエネルギーの切れた状態の時に無理をさせると関係がこじれてしまう。その辺の判断の目安として、斎藤環さんは6ヶ月という期間を設定しているわけです。
 
私自身も、斎藤環さんの判断は妥当だと思います。学校に通っている年齢での「ひきこもり」は、不登校の中の一つのパターンということになります。ひきこもらないで、外で遊び歩いての不登校……などというようなケースもありますから、一つのパターンということです。しかし最近では、学校時代はきちんと通えていたのに仕事に就いてから突然ひきこもってしまうこともある。うつ病や統合失調症とは違う場合でも、さまざまな「ひきこもり」がある訳です。
 
例えば、個性的であるため、周囲とおりあうのに疲れてしまったような場合は、ある程度、自我の強さを併せ持つことも多いので、しばらく休んだ後エネルギーを蓄えて自分から動き出す場合も少なくありません。その場合は、とにかく、安心して休める「場」の確保が大切です。家庭や家族、恋人や親友などがそうした「場」となり得ますし、趣味が共通な人々の集まりなどもそうした「場」となるので、安心してひきこもれる「場」を保証してあげられるようなサポートができると良いでしょう。そしてこの場合は、ある程度ひきこもった後、エネルギーを蓄えて、自ら動きだすことも少なくありません。
 
実際、私の関わった例でも、いじめを受けて不登校になっていたけれど、しばらくしてから知人の紹介でアルバイトを始め、職場でかわいがられてエネルギーと自信を取り戻し、好きなアニメ関係の道へ進んでいった子がいました。私は、直接その子と接することはありませんでしたが、家族会の中でずっとご両親の話を聞き、時にはアドバイスもして、間接的に見守り続けました。そういう「場」があることで、お母さんが不安定にならず、落ち着いて対応していきましたので、家族の中で暴力が出ることもなく、自らの道を見つけて進んで行きました。
 
このように、当事者本人を支えるというだけでなく、家族……特に母親を支え、孤立しないようにする、というのも大切なサポートです。私たちが組織して活動している家族会(三重県・考える会、子ども未来会議、サークルぼちぼちいこか)などは、直接当事者をサポートするのではなく、母親や家族をサポートすることで本人の周囲を安定させ、安心してひきこもれる「場」をつくるのを支援するのを基本としています。私自身は塾をしていますし、カウンセリングも専門的な訓練を積んでいますので、本人がそれらの会の例会に顔を出せば、学習の相談でも心の相談でも可能な範囲で応じていますが、基本は「家族会」ということなので、家族の支援を中心とした活動を続けています。
 
それから、同じ「ひきこもり」の形であっても、年齢相応の自我が十分に育ってなくて、楽な方に流れてしまい、ひきこもってしまうような場合もあります。自我の未熟さがちょっとしたストレスに遭って普通の人以上にダメージが残り、疲れてしまうような場合です。こちらの場合は、当初は安心して休むことも大切ですが、自我の未熟さが安易な方向に流れてズルズルいってしまう危険も無きにしもあらず……なので、自我を育てるようなサポートも大切になります。というのは、あまり休みすぎると、その居心地の良さに安住してしまい、自らの意志で次のステップや自分を成長させる道に進もうとしないこともあるからです。そうなると、悪い意味での退行や精神的な病につながっていくこともあります。そうさせないためには、日常生活の枠組みや家庭での仕事・家事での役割分担、計画をきちんと守り、結果を出すことで自尊心を育み、自ら選択・決定する体験を重ねて自我を強化していくようなサポートができると良いと思います。
 
以前、事故が起きて問題となった戸塚ヨットスクールでも、日常生活の枠組みを外から強制的にではあっても作っていたことから、条件によっては改善した子もいたということでしょうが、合わない子の場合のリスクが大きすぎますので、私としては本人の現状や現実を無視して、あまりに外から強圧的に強制していくやり方はお勧めできません。
 
また、いじめやトラブルの背後に発達障がいが関係していて、その結果、深く傷ついてひきこもってしまうようなケースも見られます。その場合は、うつや対人恐怖などの重い症状がでることもあるのですが、根本にある発達障がいへの対応をきちんとしていないとなかなか状況が好転しないことが多いようです。
 
ということで、発達障がいについても少し触れておきましょう。主なものとしてはADHD/注意欠陥多動性障がいとアスペルガー症候群(最近では、専門家の間では自閉症スペクトラムと呼ばれることが多くなっています)、LD/学習障がい、発達性協調運動障がいといったものがあります。その中でもADHDとアスペルガー症候群が双璧でしょう。両方あるいはそれ以外も含めた複数の特徴を兼ねた人もいますが、いずれにしても対人関係に問題を抱えやすい傾向があり、周囲の対応がよくないと、ひきこもったり問題行動となったりうつ病や反社会性人格障害などの病に発展するケースも見られます。それから、t定型発達…いわゆる普通の人よりもアルコールやパチンコあるいは薬物などの依存症になりやすい場合もあるので、注意が必要です。また、ある種の感覚が特別に過敏であったり、過鈍であったりすることも多く、聴覚が鋭すぎて机を運ぶ音が耳に触って掃除ができなかったとか、視覚が鋭くて部屋を明るく感じすぎるためサングラスをかけないと仕事ができなかったというような例もあります。
 
ADHDについてはドラえもんのキャラクターにちなんで、不注意で集中がしにくいけれどわりと穏やかな「のび太型」と感情の起伏が激しく衝動性のある「ジャイアン型」に分けている研究者(司馬理英子『のび太・ジャイアン症候群』主婦の友社)もいます。昔は、ADHDは子どもだけのもので大人になれば治る……という考え方がほとんどでしたが、最近では、大人になっても骨折やインフルエンザなどのけがや病気ように完治はしないことが分かってきています。つまり、完全にそうではない普通の人と同じになるというのではなく、日常生活はだいたい普通のように送れるように見えても、周囲の対応によってはADHDに特有の見方や感じ方、言動によってトラブルが起こる可能性は完全には消えない、ということです。ADHDの人たちは、他者との関係を結びたいという思いはあるのですが、他の人の感情や空気を読むことが苦手で、そのことが対人関係のトラブルにつながってしまうことが少なくありません。
 
アスペルガー症候群については、自閉症スペクトラムという新しい専門用語の中にある「自閉」という言葉によって多少想像がつくように、あまり他者との関係に意欲を示さない傾向があります。幼稚園や小学校で、あまり他の子どもたちと関わりを持たず、一人で極端に好きなことだけに没頭していることが多いような子どもは、アスペルガー症候群の可能性があります。他者との関係にあまり興味を示さないので、当然、他者の感情や空気を読む必要性をあまり感じていません。知的能力が高いもしくは普通くらいのことが多いので、学校時代は成績の良さが幸いして問題視されず有名大学に進学するケースも少なくないのですが、就業時に他者とのトラブルが顕在化して、うつ病やひきこもりになってしまう例が見られます。
 
発達障がいについての詳しい話は、丁寧にしていくとそれだけでも2時間や3時間は軽く超えてしまいます。詳しくお知りになりたい方は、文庫や新書など手に入れやすい本もたくさん出ていますのでそれをお読みいただくと良いかと思います。また、伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会のブログ「ぼちぼちいこか」には、以前私が講演した発達障害についての原稿もupしてありますので、そちらをお読みいただいても多少は分かっていただけるのではないかと思います。今日は、他にもお伝えしなければならない内容がたくさんありますので、この辺りで切り上げさせていただきます。
 


2015年10月06日(Tue)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内(10月)
ぼちぼちいこか

(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)
 
 
ぼちぼちいこか 志摩例会
 
日時 10月18日(日) 午後1時30分〜4時30分
 
会場 志摩市阿児町鵜方1975
志摩市鵜方公民館2F小会議室(または1F図書室)
 (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)
  電話…0599-43-2211

浜口 / 電話…0599-85-2752
 E-mail…ZAN20571@nifty.com
  
 
子どもみらい会議 伊勢例会
 
日時 10月17日(土) 午後7時〜9時
 
会場 いせ市民活動センター南館
(伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)
 
 
【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】
 今後の予定
11月29日(日)   13 : 30 〜 16 : 30 
   会場 : アスト津3F ミーティングルームB
・不登校やひきこもりの情報提供と悩みについての相談会です。
・当事者の家族(母親)がお互いの話を出し合います。(浜口は出席できません)

シンポジウム
  不登校する子どもの気持ち ~子どもをどのように見守り支えるか~
  10月25日 13:30 ~ 16:30 中京大学名古屋キャンパス センタービル6F,7F
運営協力費 \1,000
 問い合わせ先 Email : network.toukai.info@gmail.com
電話 : 090-1723-6840(福山)


【ちょっとオススメbook】
鍋田恭孝 著 『子どものまま中年化する若者たち』 幻冬舎新書 2015年 \800+税
 子どもたちの生活から自然に群れて遊ぶ機会が失われていく社会の変化の中で、悩めない、あるいは深く自分を語ることができない子どもや若者が増えている、と作者は自らの医療やカウンセリングの現場での経験から子どもや若者の変化を分析しています。その中で、あきらめ流されて生きたり、まじめにはやるが無理をせず小さな世界で生きていったりするけれど、その変化の中の希望も語っている本です。


2015年09月08日(Tue)▲ページの先頭へ
三重フレネ研究会 例会案内(9月)
三重フレネ研究会
 
〈9月研究会の提案 〉
 
9月12日(土)  午後15 : 30 〜 18 : 00
 
三重大学教育学部2F グループプロセス室
 
(教育学部道路側階段を上がった右角の部屋)
 
正門横の駐車場から向かって左の建物の階段横にある教室の奥です。校舎の入口がしまっていますので、浜口まで電話して下さい。

《テーマ》
 
 ひきこもりとその支援
 
   浜口 拓 (浜口塾/浜口心理教育研究所)

・10月5日の午後に紀宝町社会福祉協議会からの依頼で、ひきこもりについての講演を行うことになりました浜口の講演草稿について、事前検討をしていただこうと思っています。


伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内(9月)
ぼちぼちいこか
  
(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)
 
 
ぼちぼちいこか 志摩例会
 
日時 9月20日(日) 午後1時30分〜4時30分

会場 志摩市阿児町鵜方1975
  志摩市鵜方公民館2F小会議室(または1F図書室)
 (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)
  電話…0599-43-2211
浜口 / 電話…0599-85-2752
E-mail…ZAN20571@nifty.com 
 
 
子どもみらい会議 伊勢例会
日時 9月19日(土) 午後7時〜9時
  会場 いせ市民活動センター南館
 (伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)

  
 
【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】 今後の予定
9月27日(日)   13 : 30 〜 16 : 30 
   会場 : アスト津3F ミーティングルームB
・不登校やひきこもりの情報提供と悩みについての相談会です。
・当事者の家族(母親)がお互いの話を出し合います。(浜口は出席できません)


シンポジウム
  不登校する子どもの気持ち
  ~子どもをどのように見守り支えるか~
日時  10月25日 13:30 ~ 16:30

会場  中京大学名古屋キャンパス センタービル6F,7F

運営協力費   \1,000
 
問い合わせ先
 
Email : network.toukai.info@gmail.com

電話 : 090-1723-6840(福山)


【ちょっとオススメbook】
 
権田真吾 著 
 
『ぼくはアスペルガー症候群』(文庫)
 
彩図社 2014年  \556+税
 
発達障がいの中のアスペルガー症候群である著者じしんが、自分の目と経験・感じ方をベースにしてアスペルガー症候群について綴っています。アスペルガーの特徴、就労の経験、子ども時代のこと、家族とこれからのことについて、当事者本人の言葉で語られ、単なる知識のみならず、その思いも伝わってくる分かりやすい本です。


2015年08月12日(Wed)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内(8月)
ぼちぼちいこか
 
(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)
 
 
ぼちぼちいこか 志摩例会
 
日時 8月16日(日) 午後1時30分〜4時30分
 
会場 志摩市阿児町鵜方1975
 
志摩市鵜方公民館2F小会議室(または1F図書室)
 (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)
 
 電話…0599-43-2211

 
浜口 / 電話…0599-85-2752
E-mail…ZAN20571@nifty.com 
 
 
子どもみらい会議 伊勢例会
 
日時 8月22日(土) 午後7時〜9時
 
会場 いせ市民活動センター南館
 
(伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)
 
 
【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】
 
 今後の予定

日時 : 9月27日(日)   13 : 30 〜 16 : 30 
 
会場 : アスト津3F ミーティングルームB
・不登校やひきこもりの情報提供と悩みについての相談会です。
・当事者の家族(母親)がお互いの話を出し合います。
(浜口は出席できません)




【ちょっとオススメbook】

岩波 明 著  『大人のADHD』
 
ちくま新書  2015年  \800+税
 
発達障がいという言葉は学校やその周辺の現場ではある程度広まってきていますが、日本の社会全での理解はまだまだ進んでいません。その中でもアスペルガー症候群を中心とした自閉系の発達障害は子どもばかりでなく大人の人についての本もある程度出されていますがADHD(注意欠陥多動性障がい)についてはあまり出ていません。これは、ADHDは大人になると治ってしまうと考えられていたことにもよるのですが、他の発達障がいと同様に「生きにくさ」を抱えている場合は少なくありません。ADHDについての丁寧な説明や実際の事例、治療などについても丁寧に整理してくれている本です。


2015年07月06日(Mon)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校引きこもりを考える会 例会案内(7月)
ぼちぼちいこか
  
(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)
 
 
ぼちぼちいこか 志摩例会
 
日時 7月12日(日) 午後1時30分〜4時30分
 
会場 志摩市阿児町鵜方1975
 志摩市鵜方公民館2F小会議室(または1F図書室)
 (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)
  電話…0599-43-2211

浜口 / 電話…0599-85-2752
E-mail…ZAN20571@nifty.com 
 
 
子どもみらい会議 伊勢例会 
 
日時  7月11日(土) 午後7時〜9時
 
会場 いせ市民活動センター南館
(伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)
 
 


【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】 今後の予定
7月26日(日)   13 : 30 〜 16 : 30 
   会場 : アスト津3F ミーティングルームB
・不登校やひきこもりの情報提供と悩みについての相談会です。
・当事者の家族(母親)がお互いの話を出し合います。
(浜口は出席できません)


 
【ちょっとオススメbook】
名取 芳彦 著  『気にしない練習』
  知的生き方文庫  2015年  \590+税
 
不登校やひきこもりの当事者や家族の中には、周囲の視線が気になって気分が落ち込んだり、身動きがとれなくなってしまったりする場合がけっこうあります。しかし、生きていくためには気にしない「鈍感力」も意外と重宝する場合が少なくありません。この本は、仏教的な考えや立場から、「気にしすぎ」「考えすぎ」を修正するヒントをわかりやすくまとめてあります。2ページほどの話をいろいろと書いてある形ですので、自分のできそうなことからでも実行してみるといいかもしれません。


2015年06月12日(Fri)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内(6月)
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会
 
  
ぼちぼちいこか 志摩例会
 
日時 6月21日(日) 午後1時30分〜4時30分
会場 志摩市阿児町鵜方1975
 志摩市鵜方公民館2F小会議室(または1F図書室)
 (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)
  電話…0599-43-2211
浜口 / 電話…0599-85-2752
E-mail…ZAN20571@nifty.com 
 
 
子どもみらい会議 伊勢例会
日時  6月20日(土) 午後7時〜9時
会場 いせ市民活動センター南館
(伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)

  
【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】
 今後の予定
7月26日(日)   13 : 30 〜 16 : 30 
会場 : アスト津3F ミーティングルームB
 ・不登校やひきこもりの情報提供と悩みについての相談会です。
 ・当事者の家族(母親)がお互いの話を出し合います。
 (浜口は出席できません)
 
 
【ちょっとオススメbook】
梅永 雄二 著  『大人のスペルガーがわかる』
  朝日新書  2015年  \780+税
 
学校現場では少し理解も広がっていますが、一般の社会/大人の世界ではまだまだ理解されているとは言えない発達障がい…。その中でも、特に大人のアスペルガー症候群について丁寧に整理してくれています。知らなければ「ちょっと変わった変な人」「トラブルばかり起こす人」で終わるけれど、よく理解し、対応をちょっと工夫することでお互いのトラブルも減り、労働現場の力となっていく。そんな可能性をも含めて未来を啓いてくれる本です。


2015年06月11日(Thu)▲ページの先頭へ
三重フレネ研究会 例会案内(6月)
三重フレネ研究会
 
〈6月研究会の提案 〉

三重民教連  初夏の教育集会 を例会扱いとします。

 6月14日(日)  午後1 : 00 〜 4 : 45
   会場 : 津市河芸中央公民館
       津市河芸町浜田742
      電話 … 059-245-2222
  
 参加費 : 教職員・市民500円 学生300円
 
12:30〜 受付
13:00〜 講演
協同的学びによる授業の改革〜学力向上のために〜
 佐藤学 (学習院大学教授・東京大学名誉教授)
 
15:10〜16:45 講座/分散会
講座 1 学級づくり 〜学級集団づくり〜
・自治活動やリーダーづくりをめざして
講座 2 社会科
・三重県の自然災害史から学べるものは
講座 3 作文
・子どもたちの日常を綴り交流しつなぐ作文教育
講座 4 楽しく学ぶ理科の学習
・あっと驚く理科工作
講座 5 フレネ教育〜作品を手作り絵本に〜
・子どもや参加者の作品、その場での創作作品を元に本を作ります。
・もし本にしたい作品があれば持参してください。
分散会 : 佐藤学氏を囲んで
・講演で聞けなかったことなどを自由に話し合いましょう
 




6月14日(日) 13:00〜16:45  河芸公民館
 参加費 : 教職員・市民500円 学生300円
    講演 : 佐藤学(学習院大学教授)  協同的学びによる授業の改革
 講座 楽しい授業づくり 作文・社会・保健・理科 他(三重フレネも参加予定)


2015年05月25日(Mon)▲ページの先頭へ
三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会 例会案内
三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会
 
(三重県・考える会)
 
5月31日(日)   13 : 30 〜 16 : 30
 
不登校を支える親の心構え 中山正次(学校心理士)
 
会場 : アスト津3F ミーティングルームB
 
 ・長年スクールカウンセラーをしていた中山さんのお話です。
 ・お話のあと、親同士の話し合いや個別相談も受け付けます。
 (浜口は出席できません)
 
 
7月26日(日)   13 : 30 〜 16 : 30 
 
会場 : アスト津3F ミーティングルームB
 
・不登校やひきこもりの情報提供と悩みについての相談会です。
・当事者の家族(母親)がお互いの話を出し合います。
(浜口は出席できません)


2015年05月13日(Wed)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内(5月)
ぼちぼちいこか

(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)
 
ぼちぼちいこか 志摩例会
 
日時 5月17日(日) 午後1時30分〜4時30分
 
会場 志摩市阿児町鵜方1975
志摩市鵜方公民館2F小会議室(または1F図書室)
 (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)
  電話…0599-43-2211
浜口 / 電話…0599-85-2752
E-mail…ZAN20571@nifty.com 
 
子どもみらい会議 伊勢例会
 
日時  5月16日(土) 午後7時〜9時
 
会場 いせ市民活動センター南館
  (伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)

 


【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】
 
5月31日(日)   13 : 30 〜 16 : 30 
不登校を支える親の心構え 中山正次(学校心理士)
   会場 : アスト津3F ミーティングルームB
 ・長年スクールカウンセラーをしていた中山さんのお話です。
 ・お話のあと、個別相談も受け付けます。   (浜口は出席できません)
7月26日(日)   13 : 30 〜 16 : 30 
   会場 : アスト津3F ミーティングルームB
 ・不登校やひきこもりの情報提供と悩みについての相談会です。
 ・当事者の家族(母親)がお互いの話を出し合います。
 
 

【ちょっとオススメbook】
松崎 久純 著  『好きになられる能力』   光文社新書  2015年  \860+税
 対人関係において、自分に好意を持っている人や自分に手を差し伸べてくれようとしている人に対する行動や言葉が「拒否している」というメッセージを誤って伝えている場合が「コミュニケーションが苦手」と口にしている人にはけっこうあります。そうした自分の《くせ》を見つめ直して修正し関係を改善していくための手がかりを与えてくれる本です。


2015年05月02日(Sat)▲ページの先頭へ
三重フレネ研究会 例会案内(5月)
三重フレネ研究会

〈5月研究会の提案 〉
 
 5月9日(土)  午後3 : 30 〜 6 : 00
 三重大学教育学部2F 発達支援室
(教育学部道路側階段を上がった右4つ目の部屋)
・会場は教育学部2Fのいつもの部屋の3つ奥の部屋です。
正門横の駐車場から向かって左の建物の階段横にあるいつもの教室の奥です。校舎の入口がしまっていますので、浜口まで電話して下さい。

《テーマ》
 新年度のスタート U
 
・新年度の抱負を参加者がそれぞれ語り合います。参加される方で4月には未報告の方は、なるべくA4 (B5)1枚程度のミニ・レポートを持参してきて下さい。
・夏のフレネ全国集会のレポーターについても話し合います。



2015年04月04日(Sat)▲ページの先頭へ
三重フレネ研究会 例会案内(4月)
三重フレネ研究会
 
〈4月研究会の提案 〉
 
4月11日(土)  午後3 : 30 〜 6 : 00
 
三重大学教育学部2F グループプロセス室
 
(教育学部道路側階段を上がった右角の部屋)
 
・会場は教育学部2Fのいつもの部屋です。
正門横の駐車場から向かって左の建物の階段横にある教室の奥です。校舎の入口がしまっていますので、浜口まで電話して下さい。

《テーマ》
 新年度のスタート
・新年度の抱負を参加者がそれぞれ語り合います。参加される方は、なるべくA4 (B5)1枚程度のミニ・レポートを持参してきて下さい。


2015年04月02日(Thu)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内(4月)
ぼちぼちいこか
 
(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)
 
 
ぼちぼちいこか  志摩例会
 
日時 4月19日(日) 午後1時30分〜4時30分
 
会場 志摩市阿児町鵜方1975
 
志摩市鵜方公民館2F小会議室(または1F図書室)
 
(近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)電話…0599-43-2211

 浜口 / 電話…0599-85-2752
      E-mail…ZAN20571@nifty.com 
 
 
子どもみらい会議 伊勢例会
 
日時  4月18日(土) 午後7時〜9時
 
会場 いせ市民活動センター南館
(伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)


【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】
 
 今後の予定
5月31日・7月26日(日) 14 : 00 〜 16 : 00 
 
 会場 : アスト津3F ミーティングルームB
 
・不登校やひきこもりの情報提供と悩みについての相談会です。
・当事者の家族(母親)がお互いの話を出し合います。
 
 
 
【ちょっとオススメbook】

鈴木 大介 著  『最貧困女子』
 
 幻冬舎新書  2014年   \780+税
 
政治が国民の多くに支持されない軍国主義路線を暴走し、その一方で「自己責任」という無責任な押し付けによって社会福祉を切り捨てようともくろむ中、家族や地域や制度のつながりを失ったまま性産業で日銭を稼いで何とか生きている悲惨な現実。支援してくれる家族や友人を持たず、福祉制度へのアクセスも知らないまま無視されゴミ扱いされて、しかもそこから抜け出す術をもたないでいる悲惨な姿が作者の丁寧な取材の中で浮かび上がってきます。制度の網の粗さと「自己責任」という政治家やマスコミの言葉の暴力に怒りを覚えつつも、事実をきちんと知り問題に取り組むことの大切さを教えてくれる本です。

岡田 尊司 著  『父という病』
 
 ポプラ新書  2015年   \800+税
 
少し前に紹介した『母という病』の著者による父性の問題の現代社会の視野に入れた総合的な整理と、改善に向けての方向性まで書いてくれてあります。現代産業社会の家庭における父親の地位の低下も踏まえた上で、子育てにおける父性的役割の大切さを、具体的な事例もたくさんあげながら説明してくれています。子どもの自立と社会参加をサポートする父性の役割について考え直すきっかけを与えてくれる一冊です。


2015年03月30日(Mon)▲ページの先頭へ
学習のサポート2015 A
 
環境を整える大人の接し方
 
 
本人の学習を進めやすくするには、環境を整えることも大切です。例えば、「勉強しなさい」ということは、環境を整えることになっているかどうかを考えてみましょう。中学の頃、テレビの番組が終わり、そろそろ勉強をしようかな…と考え始めた矢先に、母に「そろそろ勉強せなあかんぞ」と言われて、途端にやる気をなくしてしまったことが何度もありました。同じような経験のある大人の人は、けっこう多いのではないかと思います。
 
そうしたことから考えると、「勉強しなさい」ということは、必ずしも「良い環境を整えることになっていない」と言えそうです。中学や高校という、そろそろ自立心が芽生えてくる年齢では、「勉強をしなさい」という言葉は、親からの押し付けと受け取られ、返って反発されることも少なくないのです。特に、「勉強をしなさい」と言うだけの場合は、その傾向が強まります。口だけではなく、他に何か出来ることはないか……ということを考えて、可能なサポートは実際に実行することが大切なのではないかと思います。
 
大人が、子どもに「勉強しなさい」というのは、もちろん、子どもの将来を心配しての言葉です。でも、そういうだけで自分はテレビを見ていたりマンガを読んでいたりしては、それは子どもには伝わりません。説得力がないのです。それに、テレビの音が気になって勉強に集中できないようなことも出てくるでしょうし、子どもの心に「何で俺だけ? 自分はテレビを見ているくせに」というような思いがあれば、反発や怒りが生じ、結局、勉強に集中できなくなってしまうのです。
 
では、どうすれば良いのか。まず、子どもが勉強に集中できない理由を考えてみることです。よく観察してみると、何となく理由が見えてくることがあります。他の家族がテレビを見たりゲームをしたりしていると、自分もそうしたくなって集中できなくなる場合、1人でするのが何となく不安で、ちょっと傍についていて欲しい場合、苦手な問題だけが残っていて1人では解く自信がないので誰かに教えて欲しいと思っている場合、実は勉強の仕方がまったく分からなくて途方にくれている場合など、様々な理由が考えられます。観察によって、それらの理由をある程度特定できれば、どうしたらよいか……という点もある程度分かってくるでしょう。
 
例えば、テレビの音が気になるなら、テレビを切ったりヘッドフォンを使ったりして音が漏れないように見る工夫ができますし、1人でやるのが不安なら、本でも読みながら同じ部屋にいるように心がけるだけでも意識は違ってくるでしょう。教えて欲しいと考えている問題があるなら、可能であれば教えてあげたり、一緒に考えてあげたりすることもできるでしょう。
 
そして、ある程度自我が育っているようであれば、危なっかしくみえても、歯がゆく感じられても、大人の側がそこをぐっと我慢して、「余計な一言」を言わずに、子どもの勉強しようとする意欲を信頼してあげることも大切です。あまり勉強を苦にしていない子どもたちに話しを聞いてみると、「あまり、勉強しなさい」とは言われない、とか「自分の将来のことやから、自分で勉強しようと思ったらしたら?」などと言われている、という声が聞こえてきたりします。家で、何らかのお手伝いを日常的にしているような例もありました。そうした意味において、本人が意識して始めると意欲もついてきますし、大人に言われてイヤイヤやるよりも集中しますから、学習内容もずっと身に付きやすくなります。
 
その子の様子や状態をよく知り、状況や年齢に合わせて接してあげることが大切だし、大人の側が「勉強しなさい」を連発するよりも、一歩ひいて、学習しやすい環境を整えるサポートに回ることが、本人にとっても大人にとっても良い結果をもたらすのではないかと思います。
 
 
 
学習の仕方とそのための工夫
 
 
それでは、「勉強の仕方が分からない」と言ってくるような場合はどうでしょうか。けっこう有効なのは、丁寧に音読することです。私自身の例でも、こんなことがありました。大学入試を数ヵ月後にひかえた段階で、どうしても物理が分からなくて、受験科目を物理・化学から生物・化学に変えました。でも、あまり時間もなかったので、生物の勉強は高校の教科書を隅から隅まで丁寧に読むことしかできませんでした。しかも、丁寧に読むにはけっこう時間がかかりましたので、せいぜい数回呼んだだけだったと記憶しています。が、共通一次試験(今は大学入試センター試験になっています)では、生物は80点、好きな教科でどちらかと言えば得意であったはずの化学よりも1点だけ点数が高かったのです。
 
国語や社会、英語などの教科でも音読は重要です。塾に、新しい生徒が入って来た時に、私は、英語の力量をさぐるのに、教科書を音読してもらいます。読む際に、きちんと言葉のかたまりを捉えて音読できればかなり実力がありますが、単語の途中で平気で切ってしまうような読み方をしていれば、少し聞いただけで英語を苦手としていることが理解できます。そんな子でも、きちんと言葉のかたまりを捉えて音読できるようになってくると、英文和訳もきれいな日本語になってきます。英語でも、言葉のかたまりをとらえて上手に音読できるようになれば、感覚的にけっこう分かってくるのです。
 
音読の他にも、英単語の練習や漢字の練習、計算の練習などは、教科書とノートがあればそれなりにできます。とりあえず20分、机の前に座って勉強する習慣をつける……といった行動目標の段階であれば、音読や漢字・英単語の練習、計算の練習などは、あまり深く考えずに取り組める勉強の代表的な例ではないかと思います。また、パソコンが得意な子であれば、エクセル(別にワードでも良いのですが、エクセルの方が回数を数えるのは楽です。)を使って、英単語の練習をする……などというやり方もあります。綴りを書くのも、綴りをタイプするのも同じように綴りの確認にはなるからです。
 
勉強のやり方がわからない/実は学習習慣そのものも身についていない……という場合は、こうした「勉強のやり方」を教えると共に、一緒の部屋で本を読んだり編み物をしたり……といった気の散らないような事をしながら、口出しをせず見守ってやるのも1つの方法ではないかと思います。
 かけ算の九九を自由に使いこなせるようになってから割り算や筆算ができるように、ある
程度の知識が頭に入ってくる、それを使うことによって記憶がいっそう堅固になったり、知識が深まったりするのです。そうした意味で、【まとめる】という学習活動は、一段上の学習ステップとして考え、使っていけるものです。
 
本を読んで分かったつもりになっていても、実際、問題にチャレンジしてみるとできないことがあります。覚えていたはずのことが出てこなかったり、分かっていたはずなのにできない……そんな時には、まとめることによって頭の中で整理ができ、記憶を強化したり理解を深めたりすることができます。
 
第一次世界大戦後フランスで生まれ、『窓際のトットちゃん』に出てくるトモエ学園の小林校長先生も強い影響を受け、現在でもフランスはもちろん世界の20カ国以上の国で実践をされているフレネ教育の日本の実践で《アルバム作り》というのがあります。自分たちで調べたことをまとめ、加工して、1冊の手作りの本を作るのです。本の作者は、それを作る過程で、見てくれる人が分かりやすいように、おもしろくなるように、というような思いで工夫を加え、自分が調べ、学んだ知識を加工していきます。その活動のすべてが、知識をより扱いやすい形に整理したのより深く理解したりする学習活動になります。そして、出来上がったアルバムという手作りの本は、読み手の学習に役立つと同時に読み手と書き手、読み手と別の読み手の関係をつなぐ架け橋ともなります。
 
もちろん、そこまで「まとめる」にはそれなりに時間が必要となりますし、上質の「作品」を作るためには「日常的な活動」にしながら作品や子どもたちの交流を促すなどの工夫も必要です。が、自分なりにまとめることで、新しい関係が見えてきたり、自分が覚えやすい形で整理できたりもします。
 
例えば、聖徳太子と徳川吉宗は同じ事をしている……と言われると驚くかも知れません。でも、そう述べるにはこのような理由があります。聖徳太子は「冠位十二階の制定」によって、徳川吉宗は「足高の制」によって、共に家柄にとらわれない実力本位の人材登用を行ったのです。ただ、暗記しているだけでは見えないことが、氏姓制度や幕藩体制によって身分・家柄・職業がガチガチになっている社会を改革するために、家柄にとらわれず実力のある人々を登用しようとした2人の苦心が見えてきます。そして、それが整理できた時、不思議なことになかなか暗記できなかった「足高の制」がしっかりと頭に入っていたりするのです。
 
大人の側がこうした学習についてのことが分かっていれば、「今の段階なら、これをしたら?」とか「こんなことができそうじゃないかな?」といったアドバイスができます。大切なのは強制ではなくアドバイスです。そして、うまいタイミングで適切なアドバイスがあれば、けっこう勉強を続けていけるものです。
 
ある中学校で、学年全員が校舎のあちこちでスケッチをしていた時、美術の先生とは別に、生徒達の間を回ったことがありました。時々、飽きてしまって遊んでいる子がいたのですが(たいてい「できた」とか言って遊んでいます。で、普通だと美術以外の先生のコメントは「もっと丁寧に描け」くらいで終わります。)、その子の作品と描いている場所を見比べながら「ここはこうなってるよね」と言ったり、「鉛筆はこういう使い方をするとやわらかい線が描けるよ」と言うようなアドバイスをしたりすると、ほとんどの子が再び熱心に書き始めました。「丁寧に描きなさい」という言葉では動かなくても、具体的にどうしたら良いかが分かると、けっこう集中してやれるものなのです。
 
これは、「勉強」でも同じです。「勉強しなさい」と言うだけでは、そうそう勉強は出来ません。本人は意識していなくても、実は、どうしたら良いか分からなくなっている場合は、意外と多いのではないでしょうか。だから「勉強しなさい」という言葉を言いっぱなしで放っておくのではなく、具体的にアドバイスをすることが大切なのです。
 
 
 
無理のない計画と学習の継続
 
 
それから、細かいステップを意識化するために、計画を立てることも良い方法です。ただ、本人や周りの大人に焦りがあると、無茶な計画や無理な計画を立ててすぐに続かなくなり、やがて諦めてしまいます。そうなってしまわないように、冷静な大人の目で今の目の前の子どもの現実を見極め、無理のない続けられる計画を立てるように持って行くことが大切なのです。
 
例えば、それまで30分すらも勉強できなかった子が突然5時間……という勉強時間の計画を立ててもすぐに挫折しまうのです。25年ほど前の話になりますが、学校の先生に「行く高校がない」と言われて、青くなったお母さんと一緒に私の塾に来た中学生の子がいました。私は、「お母さんも、毎日5時間なんて無理でしょ?」という話をして、その子と「とりあえず、毎日1時間勉強することを目標にし、出来るようになったら、少しずつ増やしていこう」という話をしました。
 
その子はその目標ならできそうだと感じたのか、毎日勉強を続け、やがて少しずつ勉強時間を延ばしていきました。ところが、その子は、10月頃に骨折して一ヵ月ほど入院したのです。ご両親は「受験に向けて大切な時期なのに」と慌てたのですが、その子は「毎日、マンガではない普通の本や勉強の本を読みなさい」という私のアドバイスをきちんと守り、退院後の模擬テストで前回よりも良い成績をとりました。そして、地元の高校に無事入学を果たしたのです。
 
フレネ教育の実践でも、学習計画表を立てる……というものがあります。先生や大人の都合ではなく、自分のペースを大事にしながら自分で計画を立て、達成できたら次へ進み、出来なければ計画を修正してさらに時間をかける。それを子ども自身だけでなく、クラスの仲間たちからも確認してもらいながら進めていくことで、意欲を持って学習に取り組んでいけるのです。
 
もちろん、1人で計画を立てるのが難しい場合は、友達や先生のアドバイスを聞きながら一緒に作っていくこともできます。守るための学習計画、こなすための学習計画ではなく、学習をする目安としての計画を立てることで、修正を加えながら、自分にあった「学習」を少しずつ組み立てていけるようになるのです。
 
また、中三の3学期ではちょっと使えない方法ですが、新学期に照準を合わせて、四月からやる勉強を先に予習してしまう……というのもちょっとした裏ワザです。そうすることで、四月に復帰した時、他の生徒よりもそこの勉強かよく分かるようになり、それが自信につながるので気分的に復帰のプレッシャーが小さくなるのです。
 
特に、ある程度進みたい道や学校がはっきりしている場合は、その道や高校へのステップということで意識化でき、意欲を持って学習に取り組めるようになります。もちろん、難易度の高い学校を目指す場合は、後で、欠席期間に抜けた分を取り戻す必要は出てくるでしょう。しかし、先に進んである程度落ち着いてから戻る……というやり方もアリです。遅れを気にして取り組むよりも、ある程度進んだ状態で、その必要性を実感しながら復習すると、意識しないでダラダラ復習を進めるよりも短時間で頭に入りますし、意欲や集中力の低下もある程度抑えられます。学習にだって、いろいろな道があるのです。
 
そうした点も含めて、子どもたちの痛みや辛さ、焦りや恐怖感に共感してあげながら取り組むことはとても大切です。けれども、大人の側が子どもの焦りや恐怖感に感情的に流されて自分を見失ってしまうのではなく、一方において大人としての冷静な目で、子どもには見えていなかったり意識されていなかったりするような現実を見極めることも大切です。子どもの「現実」をきちんと見極めた上で、学習を無理なく続けられるような環境を整えたり、その瞬間、瞬間に必要なアドバイスをしてあげたりするのも大人の大切な役割ではないかと思います。
 
いろいろと大切な見方や考え方、具体的な例をあげて大人のサポートやアドバイスについて述べてきました。もちろん、これらがすべて正しく、あらゆる子どもたちに通じるとは言えないでしょうし、すべての人がすぐにこのようなサポートやアドバイスを実行できる訳でもないでしょう。けれども、少しずつでも意識しながら続けることでやがてできるようになっていく……というのは、子どもも大人も同じです。子どもたちと同じように、大人の側も、自分の続けることのできる努力を積み重ねて、少しずつ変わっていければ良いのではないかと思います。
 
 
                 〔完〕
 


2015年03月29日(Sun)▲ページの先頭へ
学習のサポート2015 @
はじめに
 
 
不登校や保健室登校、別室登校といった状態が長く続くと、当然、授業に参加できなくなるので、学習の遅れが気になり始めます。それは当初、本人以上に、先生や家族の方がとても気にします。でも、本人は気にしていないように見えても、実はかなり気にしていて、ある程度気持ちが落ち着いてきても、教室へ入っても勉強が分からないに違いないと想像して、どうしても教室に入れなくなったり、いっそう学校へ行けなくなったりする……という場合は少なくないようです。
 
実際、私が関わった例でも、数学の勉強がよく分かってきた時期に「行ってみよう」という気になって、学校に行ってテストを受けた例がありました。数学が分かってきたと実感できたことで、それが自信となり心の支えとなって、登校という行動に結びついていったのではないか、と思われます。
 
別の例では、ゲームが好きでそれに登場する戦国武将についていろいろな本や高校の教科書を読んで自分なりに勉強した結果、戦国時代を中心が歴史が強くなり、それが自信になって他の教科の勉強にも意欲的になっていった例もありました。
 
単に、成績や受験に関わってではなく、こころの支えともなる、という意味においても学習は重要ですが、そのサポートについては難しい面や、気をつけなければならない点もあります。そこで、今回は学習のサポートについて考えてみたいと思います。
  
 
 
ステップをきざむこと/行動のステップ
 
 
不登校になっていたり、学校には登校していても教室には入れず、きちんと授業を受けたりしていない場合、学習の全体を意識することは返ってマイナスです。それは、しなければならない内容の多さに圧倒されてやる気を失うからです。かなり前の話になりますが、不登校の相談の際に、1人のお母さんが、「不登校になってからの教科書をすべて、本人の目の前に並べました」という話を出してきたことがありました。その時に、「同じことをされたとしたら、お母さんはやる気が起きますか? 逆にやる気がなくなってしまうのではないでしょうか?」という話をしました。では、どうすれば良いのか。基本的な考え方は、やることができそうな小さな目標……ステップを刻み、それを達成することで自信をつけ、それを何度も積み重ねていくという形で進めることが、意外と有効です。
 
以前、小学校の途中から不登校になった男の子と関わったことがありました。本人が最初私のところに顔を出してから、次に顔を見せるまでおよそ半年のブランクがありましたが、本人も何とか勉強を進めたいという意欲があり、まず、2週間に1度私のところに来て、1時間勉強するという目標を2人で立てました。それは、すぐに達成できたので、次に週に1度、そして1回の1時間半にする、さらに週に2度、その上1回の勉強の時間を2時間にする……という風にして、行動目標を現実に応じて修正し、それを達成することによって自信をつけ、次に進む……ということを繰り返していきました。
 
加えて、単元ごとに学習内容も教え、練習問題等を積み重ねました。やがて本人が自分で教科書を読んだり問題集をしたりできるようになってきました。その段階で、単元ごとにテストをしてみて85点以上を取れたら合格……ということで次に進む、という形にしました。そうしたやり方をすることで本人は自信をつけ、特に数学などは、わずか1年半ほどで中1の最初の単元である「正の数負の数」から中3の「三平方の定理」まで、ほぼ85点以上をとって「数学はできる、得意だ」という気持ちを持つようになりました。
 
その自信が「期末テストを受けてみよう」、「学校へ行ってみよう」という気持ちにつながり、高校入試でも、「不登校枠」の推薦入試ではなく、得意の数学を含む一般入試でチャレンジし、見事合格を果たしました。その後は、休むことなく元気に高校に通っているという話をしばらくしてからご両親からうかがいました。
 
この例から、行動上のステップと学習上のステップを、それぞれ別々に細かく刻んでいることが先へ進むための重要なポイントとなっていることがよく分かります。精神的に混乱し、安定を失って、学習の習慣や日常生活の習慣が崩れてしまっている場合は、ある程度の時間を使って心を休め、エネルギーをためることが最優先です。が、その混乱期を過ぎて精神的に安定してきた時期に、行動上の目標を本人と一緒に設定し、時には修正しながら、ステップを積み上げていくことは、学習を進めていく上でとても大切になります。学習のステップを一歩ずつ進んでいく際に、この行動上のステップが土台にあると歩みは安定し、次第に早めていくことも場合によっては可能となります。その意味で、行動上のステップを意識することは大変重要だといえるでしょう。
 
 
 
ステップをきざむこと/学習内容のステップ
 
 
一方、学習内容のステップについては、まずは、続けることが可能となる無理のない目標を立てて、少しずつそれをクリアしながら進んでいくことが大切です。本人の中に長いこと勉強していない……という意識があると、どうしても焦ってしまいます。先に、すべての教科書を並べたお母さんの話を書きましたが、まじめな性格の場合は、そうしなくても本人の意識には「すべての勉強を完璧にしなければ……」という思いがある場合がほとんどです。でも、その多さも同時に意識してしまうので、どこから手をつけてよいのか分からなくなって途方にくれてしまい、何もできなくなってしまうのです。だから、無理のない目標を立てて、それをクリアするという学習を積み上げる行動はとても大切なのです。
 
不登校に限らず学業不振で高校入試の相談に来る中学生や家族の方に、「中3の学習内容は捨てなさい」というアドバイスをすることがけっこうあります。実際、連立方程式を今の時点で解くことができない大人はけっこういますが、その人たちは、立派に職業人として仕事をこなしていたり家庭人として家庭生活をきちんと支えていたりしていますし、一部の進学校を受験するのでない限り、中3までの学習内容を完璧に身に付けていなくても高校入試で合格する点の取れる学校はそれなりにあるのです。
 
そうした意味において、中3までの学習内容のすべてが、日本の社会で生きていく上に必要という訳ではありません。けれども、自分の就く仕事などによって必要となる場合はあります。例えば、「水道工事なんかの会社の事務をしているんだけど、水道工事でパイプをつなぐ計算などで三角比がけっこう使われていて、その勉強が分かっていたので役に立った」とか、「電気関係の仕事をしているけど、連立方程式をもっとしっかりやっとけば良かった」などという話を、かつて中学や高校で教えていた生徒と後に居酒屋などで再会したときに聞いたことがありました。
 
一方で、必要だから勉強する……のではなく、探究心から勉強することが後になって様々な形で役に立ってくることもあります。08年の日本人ノーベル物理学賞やノーベル化学賞の受賞者はすべて基礎研究で受賞していますが、研究していた時点で、それが実際の日常生活には直接役に立たないものばかりでした。けれども、4人の研究が土台になってさらに研究が進んだり、実際に日常の様々な場面で応用される形になったりしています。「方程式ができるようになったら、方程式を解くのがおもしろくなってきた」という声を時々聞くことがあります。「必要」ではなく「おもしろい」からという動機であっても、学びを深めることが人間的な成長や意識の広がりにつながっていくのです。
 
高校入試……という、とりあえずの目標があるから勉強をしているのだとしても、自分自身の今の現実をしっかりと考えてみる必要があります。例えば、人の多いところでは萎縮してしまうとか、混んでいるバスや電車には乗りにくいといった行動上の現実。あるいは、1年次の英単語も覚えていないとか、文字の式の計算がまったく理解できていないといったような学習上の現実……。そうした現実から考えてみた場合、続けられそうな環境・条件の高校はどれだけの学習の土台が必要か……ということを意識してみる必要があります。それらをきちんと考えた時、中学校3年間の学習内容すべてが必要となる場合はそれ程多くはないはずです。
 
残された時間が少なければ、基礎的な部分をしっかり身に付ける……そう意識すれば、「学習すべき内容」の量は減ってきますし、段階ごとに小さなステップを刻んで積み上げていけば、「学習しなければならない内容の多さ」に押しつぶされるようなことにはならないでしょう。やれそうな計画を立てて、1つひとつ確実にステップを刻み、土台を積み上げていくことが大切だし、それがまた自信にもつながり、高校からの学習の基礎作りにもなっていくのです。
 
それに、そうして身に付けた内容は、高校ばかりでなく次の学習やその後の生活で、直接・間接に役立っていくことも少なくありません。基礎作りは、その意味で、決して無駄にはならないのです。
 


2015年03月18日(Wed)▲ページの先頭へ
浜口塾 新年度生徒募集
浜口塾 / 浜口心理・教育研究所
  
生徒募集・教育相談の受付
  
新年度塾生を募集します。
 
中3年クラス  週2時間×2  月額\15,000(含・教材費)
     英・数・国(作文指導)を中心に
中1,2年クラス 週1時間半×2 月額\13,000(含・教材費)
     英・数を中心に
 
*希望により理科・社会等も指導します。
*高校生・小学生も相談に応じます。
・6名までの少人数指導です。
・高校推薦入試の作文、大学入試の小論文指導なども行っています。
・開設以来25年以上、高校進学100%、小論文指導では国立大学の合格者も出ています。
・勉強の仕方がわからない、勉強のくせそのものがついていない時の手だてなどの教育相談もしております。
・塾生と家族の教育相談は月1回は無料、月2回目以降は規定の半額で可能です。
  
*学習や心の問題にからむような個別の教育相談・心の相談もしています。
(1時間程度\5,000 / 25分\2,000 / 40分\3,000 / 10分程度までの電話相談は無料)
・不登校やひきこもりと関わって
・NEETの就労支援と関わって
・コミュニケーションの不安など対人関係に自身が持てない方 
・自分自身を見つめ直したい方
・感情のコントロールが苦手な方
 @事前にメール(ZAN20571@nifty.com)や電話(0599-85-2752)に連絡して下さい。

指導者・相談員 : 浜口 拓
 
フレネ教育研究会全国委員 / 三重フレネ研究会事務局長
三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会(三重県・考える会)世話人
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会(サークルぼとぼといこか / 子どもみらい会議)事務局
全日本カウンセリング協議会認定カウンセラー
日本心理カウンセリング認定カウンセラー(24期生)
 
フレネ教育の視点から、学習心理学の視点から、カウンセリングの視点からなど、複数の視点から問題へのアプローチを考えていきます。
 
連絡先
 〒517-0701  三重県志摩市志摩町片田3603番地
    電話…0599-85-2752


2015年03月07日(Sat)▲ページの先頭へ
三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会 例会案内 
三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会
 
(三重県・考える会) 例会案内
 
日時 : 3月8日(日)13 : 30 〜 16 : 30
 
会場 : アスト津3F ミーティングルームB

進路の相談会 U

登校拒否•不登校•ひきこもりで思うこと

…状況,経験,その対応…

〇前半(13:40〜):登校拒否•不登校•ひきこもり、体験交流特別な講師のお話はなく、参加者で話し合い、カウンセラーや体験者がお話をお聞きします。子どもが不登校になって、やってみたこと・相談したこと・話したこと・話さないことなど、さまざまなことを聞き合い、情報交換をし合います。質問もできます。

○後半(15:30〜):個別相談(世話人への個別相談)
考える会世話人や、この会の他の会員にも個別に質問・相談できます。進学や就労の相談もできます。
相談者:浜口 拓(三重県•考える会と伊勢志摩の会ぼちぼちいこか世話人) 他。

・進学や就労についての情報提供と悩みについての相談会です。
・例会後、スタッフによる不登校・ひきこもりの個別相談も受け付けます。


2015年02月12日(Thu)▲ページの先頭へ
2015年冬のフレネ教育関西ブロック研究集会 
2015年 冬のフレネ教育関西ブロック研究集会

会場 : 三重大学教育学部 2Fグループプロセス室
 
参加費 : 会員無料・非会員は資料代として500円をご用意ください。

日程は以下の通りです。

2/14(土)
12:30〜 受付
13:00〜 挨拶・連絡
13:10〜 生徒を繋ぐって? (中林/三重・公立中)
15:00〜 休憩
15:30〜17:30 関西フレネ研究会よりの報告
夕食・宿泊(宿泊予約は各自でお願いします)

2/15(日)
9:00〜 (仮)箕面についての報告(鈴木/京都大学大学院)
10:15〜休憩
10:30〜 講演 「現代フランスにおけるフレネ教育と制度主義教育」
             (瓦林亜希子/三重大学非常勤講師)
12:30 閉会
 
当日直接会場におこしいただいての参加でも大丈夫ですが、夕食予約や資料準備の都合もございますので、なるべく事前に事務局の浜口か三重大学教育学部の大日方真史までご連絡ください。

浜口拓
 zan20571@nifty.com  
 517-0701三重県志摩市志摩町片田3603
 自宅電話0599-85-2752




2015年02月04日(Wed)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか おすすめbooks14
131
岩波 明 著  『やさしい精神医学入門』
  角川選書 2010年  \1700+税
 不登校やひきこもり、NEETが長引くと精神的にも色々な困難が生じてくる場合も少なくありません。そうした場合に、ウツや統合失調症、発達障がいなどの基本的な理解や治療に関係する薬物についての基本的な理解があると対応もしやすくなります。この本は直接不登校や引きこもりの問題に関わっての内容ではありませんが、精神医学についての整理をきちんとしてくれている本です。少し難しいところもありますが、参考になりそうなことも意外とたくさん書かれている一冊です。


132
スーザン・フォワード 著  『毒になる親』
  講談社+α文庫 2001年  \780+税
 アメリカのカウンセリングの現場で、親の日頃の対応によって子ども時代に心を深く傷つけられた多くの大人たちに関わってきた著者が、子どもを傷つける親の接し方の分類とそれから立ち直るための道筋、そういう親にならないようにする手立てを丁寧に書いてある本です。不登校や引きこもりの直接の事例を扱っている訳ではありませんが、対人関係や相手への接し方に関わっても参考にできる一冊です。


133
柏木惠子 著  『おとなが育つ条件』
  岩波新書      2013年  \760+税
 現代の社会においては子どもだけではなく、大人の成長や発達・成熟を考える必要がある…というのは少子高齢化の進む現在の状況のなかでとても重要です。そしてそれについて考えることはひきこもりやNEETの問題や「親」や「家族」、「介護」のことを考える上でも大切なポイントとなります。不登校やひきこもり、NEETを直接扱っているところは少ないのですが、子どもの人生、親の人生、自分の生き方を振り返るきっかけを与えてくれる一冊です。


134
荒川 弘 著  『銀の匙 Silver Spoon』 1〜11 (以下続刊) 
少年サンデーコミックス(小学館)  2011年〜  各巻\419+税
 高校受験に失敗して家から離れて寮のある農業高校に進学した少年が、周りの生徒や先輩、動物との交流や実習を通して世界を広げ、成長していく物語です。現在も週刊少年サンデーに連載中でテレビアニメ化もされています。父親との確執など、まだまだ成長の課題をいろいろ抱えていますが、失敗してもやり直せばいい……とか、生活をしていく時にはお互いに支え合っているのだ……といったことを素直に感じさせてくれるマンガです。不登校やひきこもり、NEETを直接扱っている訳ではありませんが、子どもの人生、親の人生など、楽しみながらも生き方を考えるきっかけを与えてくれる本です。


135
大山典宏 著  『生活保護vs子どもの貧困』
  PHP新書   2013年 \760+税
 不登校・ひきこもりはかなりの割合でNEETや貧困の問題とつながっていくケースが少なくありません。この本は、日本における貧困の実態と生活保護などのセーフティー・ネットの現状を丁寧に整理してくれています。貧困によって傷つく最も弱い立場に立つのは子どもたちです。直接、不登校やひきこもり、NEETについて扱っている本ではありませんが、きちんと知っておきたいことが書かれている1冊です。


136
伊藤 真 著  『続ける力』
  幻冬舎新書   2008年 \720+税
 不登校・ひきこもり、NEETの問題解決とつながっていくちからに「続ける」ということがあります。この本は、不登校やひきこもりの問題と直接かかわっている内容ではありませんが「続ける」ということにポイントを置いて、続けられない原因や続けられなくなる原因を様々なポイントから分析し、どうすれば続けられるようになるかを示してくれる本です。特に、自分自身が勉強を続けるためにどうしたらいいか……ということについては、いろいろなアイディアや参考になる方法を示してくれています。年度末を迎えるこの時期に、意識しておきたいヒントが書かれている1冊です。


137
服部 雄一 著  『仮面ひきこもり』
  角川Oneテーマ21新書   2014年 \800+税
 一見すると明るくて会社や外では元気だったり、人気があったりしているにも関わらず、心の中は人間関係に不安を抱え孤立感をもっている……そんな人たちがバランスを崩したとき、ひきこもりや自殺にいたることもあります。この本は、そうしたひきこもり予備軍=潜在的ひきこもりに焦点を当て、その症状を分析し、原因を探るとともに、そこから抜け出す道筋についても記述してくれています。年度の変わり目となるこの時期に、気を付けたいことが書かれている1冊です。


138
岡田 尊司 著  『母という病』
  ポプラ新書    2014年  \780+税
 家族との関係や子どもとの関係で苦しんでいたり、つらい思いを感じていたりする人々は決して少ない数ではありません。とりあえず社会生活を送っていても、うつや依存症も含めてしんどい部分を抱えている人はけっこう多いのです。それについて、母親を責めるのではなく、「母という病」という視点から、問題を分析し、自分や家族との関係を見つめ直し、つらさやしんどさから回復していくための手掛かりについて、この本は様々な例を引きながら記述してくれています。自分を見つめ直す時に気を付けたいことが丁寧に書かれている1冊です。


139
森 博嗣 著  『「やりがいのある仕事」という幻想』
  朝日新書 2013年 \760+税
 自立を考えるに当たって収入を得るために働くことは大きな意味を持っています。けれども、ひきこもりや対人関係に自信を持ちにくい不登校経験者にとって働くまでのステップには心理的なプレッシャーをはじめとする様々なハードルがあります。それについて、具体的に書いてあるわけではありませんが、「仕事」ということについて、時代の流行の言説に流されず、自分と社会との関係を見つめ直し、自分の生き方と仕事の問題について考え直すきっかけとなる知識を与えてくれる1冊です。


140
加藤 進昌 著  『大人のアスペルガー症候群』
  講談社+α文庫 2012年 \648+税
 学校現場では「アスペルガー」「ADHD」といった発達障がいはそれなりに知られてきていますが、風邪やケガのように「完治」するわけではない発達障がいは大人になってもNEETやひきこもりの要因の一つとなることも少なくありません。この本は昭和大学付属烏山病院の院長として成人発達障害外来での豊富な経験を持つ著者による、大人のアスペルガーについてわかりやすく整理してくれてある本です。その理解を深め、治療にあたって注意しておきたいこと、生きづらさを改善していくためのポイントなどを分かりやすくまとめてくれてあります。



2015年02月03日(Tue)▲ページの先頭へ
伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会 例会案内 1〜3月
ぼちぼちいこか

(伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会)

ぼちぼちいこか 志摩例会
 
日時 1月18日(日) 午後1時30分〜4時30分
   2月 8日(日) 午後1時30分〜4時30分
   3月15日(日) 午後1時30分〜4時30分
 
会場 志摩市阿児町鵜方1975
 志摩市鵜方公民館2F小会議室(または1F図書室)
 (近鉄鵜方駅北口下車・徒歩数分)  電話…0599-43-2211
浜口 / 電話…0599-85-2752
E-mail…ZAN20571@nifty.com
  
 
子どもみらい会議 伊勢例会
 
日時 1月17日(土) 午後7時〜9時
   2月21日(土) 午後7時〜9時
   3月14日(土) 午後7時〜9時
  
会場 いせ市民活動センター南館
(伊勢税務署横・外宮前交差点のそば)
 
【ちょっとおすすめBooks】
 
岡田斗司夫FREEex 著 『僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない』
   PHP新書 2014年   \760+税
 エヴァンゲリオンの制作で有名になったアニメ制作会社ガイナックスの設立に関わった著者による「評価経済」への転換の提言です。誰かのためにサービスや労働、交換をしてつながっていく大切さを説いています。働くことの否定ではなく「就職」を考え直すきっかけを与えてくれる一冊です。
 
 
 
森 博嗣 著  『孤独の価値』       幻冬舎新書 2014年   \760+税
 不登校やひきこもりと関わって、【孤独】というものもしっかり考えておく必要があります。「ひきこもり」というのは状態ですが、それが、後の創作活動や偉業にかかわっているような例は世界にいくらでもあります。けれども今の日本の社会の中で過剰に押し付けられるコミュニケーション能力最優先の風潮が必要以上に【孤独】を恐れさせるところもあります。そうした意味で、【孤独】の意味をきちんと考え直すきっかけを与えてくれる一冊です。


   


【サークルぼちぼちいこか/伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会】は、事務局の浜口が、【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】(三重県・考える会)の世話役をしていたところ、「伊勢志摩にも家族会を!!」という声が上がったため作られたものです。


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浜口 拓/志摩市志摩町片田で小中高15校20年の経験とフレネ教育やカウンセリングの知識を生かした《浜口塾》を開いています。教育相談にも応じます。また文学活動などもしています。よろしければ【TAC雑想記】 【TAC文芸樹】のblogも覗いて下さい。

カレンダ
2015年12月
   
   

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