ぼちぼちいこか おすすめbooks 9

ぼちぼちいこか おすすめbooks 9




2014年10月10日(Fri)
ぼちぼちいこか おすすめbooks 9
81
高濱正伸 著 『孤母社会 〜母よ、あなたは悪くない! 〜』
 講談社+α新書 2008 ¥800+税
・家庭や社会の中での母親の「孤立」の現実を意識化することからスタートし、その構造と問題を整理しながら、子どもたちへの対応などの状況の改善への処方箋までにも言及しています。厳しい現実から出発しながらも、家族や母親と子どもたちの未来への方向性を考えていくための視点を与えてくれる本です。


82
諸富祥彦 著『死ななくてすむ人間関係の作り方』
アスペクト 2009年 ¥857+税
・他の人との関係をうまく作れない、生きるのが辛い、と感じているような人たちへのちょっとしたアドバイスがたくさん書かれている本です。完璧であることや「周り」にとらわれ過ぎずに、少し考え方を変えることによって、生き辛さを少し和らげてくれる視点を与えてくれる本です。


83
 佐藤直樹 著   『暴走する「世間」で生きのびるためのお作法』
講談社+α新書 2009年 ¥838+税
・他の人との関係をうまく作れない、生きるのが辛い、と感じる原因を、おかしくなった「世間」の問題ととらえ、「今時の世間」の構造や問題点を整理しながら、それと折り合いをつけていく手立てを書いてくれている本です。


84
 菅谷利和・佐藤博史 著   『訊問の罠〜足利事件の真実〜』
角川oneテーマ21新書 2009年 ¥705+税
・足利事件での冤罪被害者/菅谷さんと、彼を弁護して免罪を暴いた佐藤弁護士による足利事件の証言です。菅谷さんの体験は、他者とのコミュニケレーションに苦手感を持つ人にとっては他人事ではなく、誤認や思い込みによる逮捕によって犯人=冤罪被害者にされる可能性があります。そうした意味で冤罪を生む構造や取調べ・裁判の問題点を生々しい証言によって示してくれている本です。


85
青砥 恭 著   『ドキュメント高校中退〜いま、貧困がうまれる場所〜』
ちくま新書 2009年 ¥740+税
・子どもの貧困から目を逸らし、過度に競争を煽った教育政策の失敗の結果生み出された高校中退〜不安定就労〜貧困の固定、という悲惨な現実を埼玉や大阪での調査やインタビューによる悲惨で多様な事例によってあぶり出した本です。失政が、もっとも弱い子どもたちに深い傷を残し、不登校や不安定就労、家族の崩壊の原因となっている事実が胸に突き刺さります。


86
濱口桂一郎 著  『新しい労働社会〜雇用システムの再構築へ〜』
岩波新書 2009年  ¥700+税
・ひきこもりはニートや不安定就労の問題と関わってきます。それをより深く理解するに当たって、日本社会の労働環境や構造がどのようになっているのかをこの本は整理してくれてあります。この本は7月に出版されていますので、高校生・大学生の就職状況や雇用環境は一層予断を許さないようなところもありますが、そのシビアな現実を理解した上で、ひきこもりと自立の問題を考えていく必要があるでしょう。


87
宮本太郎 著  『生活保障〜排除しない社会へ〜』
岩波新書 2009年  ¥800+税
・ひきこもりはニートや不安定就労の問題と関わってきます。そして不安定就労は、生存権・生活保障の問題とつながります。この本は日本社会の労働環境や福祉構造のなりたちを前提に、フィンランドなどの労働と福祉の結びつきを参考にしながら、日本の目指す方向性にまで踏み込んで説いてくれています。


88
玄侑宗久 著  『しあわせる力〜禅的幸福論〜』
角川SSC新書 2010年  ¥800+税
・不登校・ひきこもりやニート・不安定就労の問題を直接取り上げている本ではありませんが、息苦しい/生き辛い世の中を、童謡「むすんでひらいて」や七福神などの、もともと日本にあった発想を手がかりにしながら、受け取り方や感じ方を変えることで少し息苦しさや生き辛さを緩和するヒントを与えてくれる本です。


89
 星野仁彦 著  『発達障害に気づかない大人たち』
祥伝社新書 2010年  ¥780+税
・「片付けられない」「すぐキレる」「話を聞けない」などが原因で仕事や人間関係にトラブルが多い人たち…もしかする周囲も本人もADHDやアスペルガーなどに気付かないまま大人になっていて、それゆえのトラブルになっている、という可能性をこの本の著者は指摘しています。そして、それに対しての治療法や本人と周囲の対処の方法についても述べています。就労や人間関係の問題を抱えている人にとっては現状を改善していくヒントを与えてくれるかも知れない本です。


90
斎藤 環 著  『母は娘の人生を支配する』
NHKブックス1111 2008年  ¥920+税
・『社会的ひきこもり』(PHP新書)の著者である斎藤環さんが母子関係、特に母と娘の関係についてニュース報道や少女マンガ、臨床の現場などから様々な事例を取り上げながら整理してくれています。最終章では、関係性の回復のためのヒントも書いてくれています。



   


【サークルぼちぼちいこか/伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会】は、事務局の浜口が、【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】(三重県・考える会)の世話役をしていたところ、「伊勢志摩にも家族会を!!」という声が上がったため作られたものです。


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浜口 拓/志摩市志摩町片田で小中高15校20年の経験とフレネ教育やカウンセリングの知識を生かした《浜口塾》を開いています。教育相談にも応じます。また文学活動などもしています。よろしければ【TAC雑想記】 【TAC文芸樹】のblogも覗いて下さい。

カレンダ
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