ぼちぼちいこか・おすすめbooks

サークルぼちぼちいこか/伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会




2016年01月31日(Sun)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか おすすめbooks15
141
福島 哲夫 著  『ユング心理学でわかる8つの性格』
PHP研究所 2011年 \1300+税
 外向的か内向的か、思考・感情・感覚・直観のどの機能を優先して使う傾向があるか、ということでユングは人の性格を8つに分類しました。簡易テストも付いていますので、自分がどのタイプでどのような特徴があるかを知り、周囲の人がどのタイプで、どんなことに気をつければ関係がうまくいくか、ということについて8つのタイプ別に書かれている本です。自分自身をよく知るとともに、対人関係の面でも意外と参考になりそうなことも書かれています。占いなどとは違いますが、わりと軽く読めて面白く、人間関係の参考にも出来そうな本です。


142
工藤 啓  西田 亮介 著  『無業社会』
  朝日新書  2014年   \760+税
 副題には《働くことができない若者たちの未来》とあります。不登校やひきこもりの経験がなくても働けない若い人たちがいます。働きたいけど働けない、働き続けられない、それは若者の【自己責任】ではなく、社会問題であることをこの本は指摘しています。働けない若者の様々なケース、そしてそれに対する様々な誤解やバッシング、福祉の貧困や対応のミスマッチ、社会のシステムの矛盾といった「現実」を丁寧に掘り起こし、若者の就労についてきちんと考えるきっかけを与えてくれている本です。


143
ジョーン・G・ロビンソン 著 『思い出のマーニー』上下
 岩波少年文庫  1980年   各巻\640+税
 ‘14のスタジオジブリ映画の原作です。河合隼雄氏も映画化される前に出版した本で取り上げています。ヒロインの1人アンナの、マーニーに出会う前の周囲の人々への感じ方や感覚が、不登校やひきこもりの子どもたちの感覚と重なってくるところがあり、子どもたちの心を理解する手助けにもなります。原作本の方が心情を丁寧に描いていますが、本が苦手な方は映画を見てもらっても参考にはなると思います。


144
大森隆史 著 『発達障害を治す』
 幻冬舎新書  2014年       \780+税
 東京のクリニックの発達支援外来で‘実際に発達障がいの治療に取り組む著者の意欲作です。日本においては完治は無理で療育によって対応していこうという考え方が一般的な発達障がいについて、欧米の新しい医学研究を参考にしながら、発達障がいの【治療】がある程度可能であるという考えに基づき医療現場での実践を続ける著者が、日本での現実と発達障がいのメカニズム、そしてその最先端の治療法についてまとめています。けっこう難しい内容も含んでいますが、発達障がいに関わる立場の人ならば一読はしておきたい一冊です。


145
池上正樹 著 『大人のひきこもり』
 講談社現代新書 2014年   \800+税
 県によっては、40歳以上が半数を超えるところもあるという大人のひきこもり。その背後には、格差の拡大と旧来のセーフティー・ネットでは零れおちてしまい再チャレンジが出来にくくなっている福祉政策の貧困と経済政策のミス・マッチの問題が根深く絡んでいます。大人のひきこもりの中には、1度の離職が再就職の困難さによって、うつやひきこもりに至ってしまうケースが多数紹介されています。新自由主義者や経済界、安部政権の言う「自己責任」という言葉のウソに騙されないで、声を上げ、つながっていくことの大切さを教えてくれる一冊です。


146
岡田斗司夫FREEex 著 
『僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない』
 PHP新書 2014年   \760+税
 エヴァンゲリオンの制作で有名になったアニメ制作会社ガイナックスの設立に関わった著者による「評価経済」への転換の提言です。誰かのためにサービスや労働、交換をしてつながっていく大切さを説いています。それは、お金に頼って関係性を切孤立するのではなく、つながりを大切にする働き方を考える「別の道」の提示でもあります。働くことの否定ではなく「就職」を考え直すきっかけを与えてくれる一冊です。


147
森 博嗣 著  『孤独の価値』
 幻冬舎新書 2014年   \760+税
 不登校やひきこもりと関わって、【孤独】というものもしっかり考えておく必要があります。「ひきこもり」というのは状態ですが、それが、後の創作活動や偉業にかかわっているような例は世界にいくらでもあります。けれども今の日本の社会の中で過剰に押し付けられるコミュニケーション能力最優先の風潮が必要以上に【孤独】を恐れさせるところもあります。そうした意味で、【孤独】の意味をきちんと考え直すきっかけを与えてくれる一冊です。


148
岡田 尊司 著  『父という病』
 ポプラ新書  2015年   \800+税
 少し前に紹介した『母という病』の著者による父性の問題の現代社会の視野に入れた総合的な整理と、改善に向けての方向性まで書いてくれてあります。現代産業社会の家庭における父親の地位の低下も踏まえた上で、子育てにおける父性的役割の大切さを、具体的な事例もたくさんあげながら説明してくれています。子どもの自立と社会参加をサポートする父性の役割について考え直すきっかけを与えてくれる一冊です。


149
鈴木 大介 著  『最貧困女子』
 幻冬舎新書  2014年   \780+税
 政治が国民の多くに支持されない軍国主義路線を暴走し、その一方で「自己責任」という無責任な押し付けによって社会福祉を切り捨てようともくろむ中、家族や地域や制度のつながりを失ったまま性産業で日銭を稼いで何とか生きている悲惨な現実。支援してくれる家族や友人を持たず、福祉制度へのアクセスも知らないまま無視されゴミ扱いされて、しかもそこから抜け出す術をもたないでいる悲惨な姿が作者の丁寧な取材の中で浮かび上がってきます。制度の網の粗さと「自己責任」という政治家やマスコミの言葉の暴力に怒りを覚えつつも、事実をきちんと知り問題に取り組むことの大切さを教えてくれる本です。


150
松崎 久純 著  『好きになられる能力』
 光文社新書  2015年  \860+税
 対人関係において、自分に好意を持っている人や自分に手を差し伸べてくれようとしている人に対する行動や言葉が「拒否している」というメッセージを誤って伝えている場合が「コミュニケーションが苦手」と口にしている人にはけっこうあります。そうした自分の《くせ》を見つめ直して修正し関係を改善していくための手がかりを与えてくれる本です。


2015年02月04日(Wed)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか おすすめbooks14
131
岩波 明 著  『やさしい精神医学入門』
  角川選書 2010年  \1700+税
 不登校やひきこもり、NEETが長引くと精神的にも色々な困難が生じてくる場合も少なくありません。そうした場合に、ウツや統合失調症、発達障がいなどの基本的な理解や治療に関係する薬物についての基本的な理解があると対応もしやすくなります。この本は直接不登校や引きこもりの問題に関わっての内容ではありませんが、精神医学についての整理をきちんとしてくれている本です。少し難しいところもありますが、参考になりそうなことも意外とたくさん書かれている一冊です。


132
スーザン・フォワード 著  『毒になる親』
  講談社+α文庫 2001年  \780+税
 アメリカのカウンセリングの現場で、親の日頃の対応によって子ども時代に心を深く傷つけられた多くの大人たちに関わってきた著者が、子どもを傷つける親の接し方の分類とそれから立ち直るための道筋、そういう親にならないようにする手立てを丁寧に書いてある本です。不登校や引きこもりの直接の事例を扱っている訳ではありませんが、対人関係や相手への接し方に関わっても参考にできる一冊です。


133
柏木惠子 著  『おとなが育つ条件』
  岩波新書      2013年  \760+税
 現代の社会においては子どもだけではなく、大人の成長や発達・成熟を考える必要がある…というのは少子高齢化の進む現在の状況のなかでとても重要です。そしてそれについて考えることはひきこもりやNEETの問題や「親」や「家族」、「介護」のことを考える上でも大切なポイントとなります。不登校やひきこもり、NEETを直接扱っているところは少ないのですが、子どもの人生、親の人生、自分の生き方を振り返るきっかけを与えてくれる一冊です。


134
荒川 弘 著  『銀の匙 Silver Spoon』 1〜11 (以下続刊) 
少年サンデーコミックス(小学館)  2011年〜  各巻\419+税
 高校受験に失敗して家から離れて寮のある農業高校に進学した少年が、周りの生徒や先輩、動物との交流や実習を通して世界を広げ、成長していく物語です。現在も週刊少年サンデーに連載中でテレビアニメ化もされています。父親との確執など、まだまだ成長の課題をいろいろ抱えていますが、失敗してもやり直せばいい……とか、生活をしていく時にはお互いに支え合っているのだ……といったことを素直に感じさせてくれるマンガです。不登校やひきこもり、NEETを直接扱っている訳ではありませんが、子どもの人生、親の人生など、楽しみながらも生き方を考えるきっかけを与えてくれる本です。


135
大山典宏 著  『生活保護vs子どもの貧困』
  PHP新書   2013年 \760+税
 不登校・ひきこもりはかなりの割合でNEETや貧困の問題とつながっていくケースが少なくありません。この本は、日本における貧困の実態と生活保護などのセーフティー・ネットの現状を丁寧に整理してくれています。貧困によって傷つく最も弱い立場に立つのは子どもたちです。直接、不登校やひきこもり、NEETについて扱っている本ではありませんが、きちんと知っておきたいことが書かれている1冊です。


136
伊藤 真 著  『続ける力』
  幻冬舎新書   2008年 \720+税
 不登校・ひきこもり、NEETの問題解決とつながっていくちからに「続ける」ということがあります。この本は、不登校やひきこもりの問題と直接かかわっている内容ではありませんが「続ける」ということにポイントを置いて、続けられない原因や続けられなくなる原因を様々なポイントから分析し、どうすれば続けられるようになるかを示してくれる本です。特に、自分自身が勉強を続けるためにどうしたらいいか……ということについては、いろいろなアイディアや参考になる方法を示してくれています。年度末を迎えるこの時期に、意識しておきたいヒントが書かれている1冊です。


137
服部 雄一 著  『仮面ひきこもり』
  角川Oneテーマ21新書   2014年 \800+税
 一見すると明るくて会社や外では元気だったり、人気があったりしているにも関わらず、心の中は人間関係に不安を抱え孤立感をもっている……そんな人たちがバランスを崩したとき、ひきこもりや自殺にいたることもあります。この本は、そうしたひきこもり予備軍=潜在的ひきこもりに焦点を当て、その症状を分析し、原因を探るとともに、そこから抜け出す道筋についても記述してくれています。年度の変わり目となるこの時期に、気を付けたいことが書かれている1冊です。


138
岡田 尊司 著  『母という病』
  ポプラ新書    2014年  \780+税
 家族との関係や子どもとの関係で苦しんでいたり、つらい思いを感じていたりする人々は決して少ない数ではありません。とりあえず社会生活を送っていても、うつや依存症も含めてしんどい部分を抱えている人はけっこう多いのです。それについて、母親を責めるのではなく、「母という病」という視点から、問題を分析し、自分や家族との関係を見つめ直し、つらさやしんどさから回復していくための手掛かりについて、この本は様々な例を引きながら記述してくれています。自分を見つめ直す時に気を付けたいことが丁寧に書かれている1冊です。


139
森 博嗣 著  『「やりがいのある仕事」という幻想』
  朝日新書 2013年 \760+税
 自立を考えるに当たって収入を得るために働くことは大きな意味を持っています。けれども、ひきこもりや対人関係に自信を持ちにくい不登校経験者にとって働くまでのステップには心理的なプレッシャーをはじめとする様々なハードルがあります。それについて、具体的に書いてあるわけではありませんが、「仕事」ということについて、時代の流行の言説に流されず、自分と社会との関係を見つめ直し、自分の生き方と仕事の問題について考え直すきっかけとなる知識を与えてくれる1冊です。


140
加藤 進昌 著  『大人のアスペルガー症候群』
  講談社+α文庫 2012年 \648+税
 学校現場では「アスペルガー」「ADHD」といった発達障がいはそれなりに知られてきていますが、風邪やケガのように「完治」するわけではない発達障がいは大人になってもNEETやひきこもりの要因の一つとなることも少なくありません。この本は昭和大学付属烏山病院の院長として成人発達障害外来での豊富な経験を持つ著者による、大人のアスペルガーについてわかりやすく整理してくれてある本です。その理解を深め、治療にあたって注意しておきたいこと、生きづらさを改善していくためのポイントなどを分かりやすくまとめてくれてあります。



2014年12月27日(Sat)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか おすすめbooks 13
121
高垣忠一郎 著 『競争社会に向き合う自己肯定感』
新日本出版社 2008年  \1,500+税
 長年にわたって登校拒否や不登校、ひきこもりの問題に取り組み続けている著者が、本人や家族の声に耳を傾けながら「自己肯定感」という言葉をキーワードにして、未来への方向性を示してくれるところがいくつもあります。本人や家族の言葉もいろいろと考えさせてくれますが、厳しい状況の中でどのような考え方やとらえ方をすることで希望が見えてくるのかという点についても様々な示唆を与えてくれる本です。


122
アルフォンス・デーケン 著 『心を癒す言葉の花束』
集英社新書 2012年  \760+税
 登校拒否や不登校、ひきこもりやニートの問題に直接かかわる内容ではありませんが、告知や苦しみに向き合うなどの死の問題を長年研究してきた著者が、苦しみに向き合い、現実を受け入れ、希望を見出すための支えになる様々な人の発言を取り上げ、著者自身の手による解説を加えています。苦しい状況や厳しい状況の中でどのような見方や考え方をすることによって希望が見えてくるのかという点について、様々な示唆を与えてくれる本です。


123
榎本博明 著 『近しい相手ほど許せないのはなぜか』
角川SSC新書 2012年  \780+税
 登校拒否や不登校、ひきこもりやニートの問題に直接かかわる事例をもとに書かれているわけではありませんが、ひきこもりなどの例で家内暴力が生じることが少なくない理由の一端はこの本の中でも説明されています。そして、どのような見方や考え方をすることによってお互いの理解が進むのかという点についても、様々な示唆を与えてくれる本です。


124
雨宮処凛 著 『14歳からわかる生活保護』
河出書房新社 2012年  \1200+税
 ひきこもりやニートの問題は家族の経済力によっては生存を脅かされる事態になりかねません。自民党議員やマスコミによる「法律的におかしい生活保護たたき」が横行する中、制度に対する無知は行政による権利の侵害に発展する事件も繰り返されています。この本は制度の意味や生活保護バッシングの異常性を糾弾するとともに生き延びるために必要な生活保護についての基礎知識を分かりやすく説明してくれています。ご本人はもちろん「自分が死んだらどうなるんだろう…」と思い悩むご家族の方には必読の本です。


125
牧 詩郎  著 『ウルトラの金言』   双葉新書 2013年  \800+税
 不登校・ひきこもりやニートの問題と直接的に関連する内容の本ではありませんが、何世代にもわたって人気を維持し続けるウルトラシリーズに登場する名セリフを集め、信じることや仕事、友情などのテーマに分類してそれについてのコメントを加えてある本です。奥深い内容のものも少なからずありますし、現実の問題に対してきちんと向かい合っていこうとする素直な意識が多くのセリフににじみ出ています。読んでいて、何となく元気がもらえる本です。


126
斎藤 環  著   『ひきこもりはなぜ「治る」のか?』
         ちくま文庫 2012年  \680+税
 精神医療の現場でひきこもりの問題とかかわり続けている著者によるひきこもり・不登校・NEETについての分析と、それをベースにした家族の対応や治療について整理してくれてある本です。精神分析的な内容も書いてあるので多少難しい所もありますが、社会復帰に向けての対応の指針を示唆してくれる一冊です。


127
中島義道  著   『非社交的社交性』
  講談社現代新書 2013年  \740+税
 哲学者で他者とフレンドリーに関わることがあまり好きではない著者による人間関係づくりについての本です。自らの成育歴や様々な体験をちりばめながら、必ずしも陽気で社交的な性格でなくても、それなりに生きていけるなあ、という気持ちにさせてくれます。特に心理学や不登校・ひきこもり・NEETの問題とは直接かかわる内容ではありませんが、味のある一冊です。


128
岡田尊司  著  『働く人のための精神医学』
  PHP新書 2013年  \820+税
 発達障がいやうつ、すとれす、睡眠などに関わる心の病や症状を整理した上で、自分自身や周囲の人が状況を改善しようとするときに気をつけると良い事などについても書いてくれてあります。かなり専門的な記述もありますし、不登校やひきこもりの問題とは直接かかわる内容ではありませんが、就労も含めて現在や将来のことを考える際にはけっこう大切になることがたくさん書かれている一冊です。


129
松為信雄  著  『発達障害の子どもと生きる』 
幻冬舎ルネッサンス新書 2013年  \838+税
 発達障がいについて細心のアメリカの分類(DSMV)などにも触れながら整理した上で、学校や家庭の対応ばかりでなく、就労の問題についても視野に入れて本人や周囲の人の問題への向き合い方について丁寧に書いてくれてあります。それなりに専門的な記述もありますが、就労も含めて現在や将来のことを考える際にはけっこう大切になることがたくさん書かれている一冊です。


130
今野晴貴  著  『生活保護』
     ちくま新書 2013年  \800+税
 不登校やNEETが長引くと経済的自立が難しくなったり困難になったりする場合があります。無知で無責任な一部政治家が不法な疑いの強い生活保護バッシングを行い、無責任なマスコミがそれを煽りましたが、本来、生活保護はもっとも重要なセーフティー・ネットであり、憲法で国民が保障された権利(国・政府にとっては義務)です。しかし、今の状況では、知らないと窓口で不法な対応をされることもあり、きちんと知っておくことが大切です。少し難しいところもありますが、生活保護についてきちんと知る際にはけっこう大切になることがたくさん書かれている一冊です。



2014年12月17日(Wed)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか おすすめbooks 12
111
A.スマナサーラ 著  『欲ばらないこと』
   サンガ新書 2011年 \700+税
 不登校やひきこもりやNEET、発達障がいなどとは直接関係することが書いてあるわけではありませんが、不安を克服し、心を安定させる方法を示してくれる本です。テーラワーダ仏教的な見方が基本にありますが、「○○を信じなさい」というものではなく、「○○すると心が平穏になりますよ。しなくてもかまわないですが」というスタンスを貫いていますので、心を穏かにするヒントを与えてくれる本です。


112
佐藤広一 著  『泣きたくないなら労働法』
  光文社新書 2011年 \740+税
 不登校やひきこもりやNEET、発達障がいなどとは直接関係することが書いてあるわけではありませんが、就労は自立に当たっての重要なポイントになります。そして働く際の様々なトラブルに際して、労働者を守ってくれる法律を知っているのといないのとでは、やってもらえたり要求できたりすることに違いが出てきます。この本は労働者を守る法律や制度についてある程度整理してくれている本です。


113
石川結貴 著  『ルポ 子どもの無縁社会』
 中公新書ラクレ 2011年 \780+税
 派遣切りや不安定就労などによって広がり続ける「大人」の無縁社会はTVなどのマスコミで何度も取り上げられていますが、大人以上に生活力のない「子ども」については何故かマスコミは口をつぐんでいます。けれども、突然学校から消える子どもや家族の経済状況の悪化によって学校に通えなくなる子どもなど、より深刻な事例が多数紹介されています。事態は思っている以上に深刻なのです。より弱い立場の子ども達の悲惨な状況がじわじわと広がっている現実……。この本は学校や派遣労働者の住宅、児童相談所なども取材しながら、社会から見捨てられ消えていく子ども達の姿をわかりやすくまとめてくれています。


114
梅永雄二 監修 『よくわかる 大人のアスペルガ―症候群』
 主婦の友社 2011年 \1400+税
 発達障がいを抱える「大人」の存在は近年になって少しずつ知られるようになってきましたが、社会や職場での本人の動き方や周りの対応の仕方などについてはまだまだ理解が進んでいません。この本はそういった点について、当事者が読んでも理解しやすいようにビジュアル面も工夫しながら分かりやすくまとめてくれています。


115
宮本信也 監修 『じょうずなつきあい方のわかるLDの本』
 主婦の友社  2011年  \1,300+税
 発達障がいの中のLD(学習障害)について、絵やイラストも豊富に入れながら、わかりやすく説明してくれている本です。同時に、周囲がどのように対応していったら良いのか、ということや学校や社会の現状と将来に向けての方向性を考えるヒントも与えてくれます。LD以外の発達障がいの子どもたちへの対応についても参考となるような記述もあります。


116
諏訪哲二 著 『自己チュー親子』
中公新書ラクレ  2009年  \760+税
 自己チューやモンスター○○という言葉が広がる中、そういった人々を責めるのではなく、「自己チュー」を生み出す社会の構造を分析、整理した上で、精神的な意味での「贈与」のやりとりを人間関係を作り、深めていく意味で見直しながら、社会性の獲得や自立についていろいろと考えるきっかけを与えてくれる本です。


117
小西行郎 著 『発達障害の子どもを理解する』
集英社新書 2011年  \720+税
 発達障がいという言葉はある程度広がってきましたが、単なるレッテルはりで終わっていたり中途半端な理解での対応があったりと、現場はまだまだ混乱が続いています。そうした現状を踏まえた上で、「コミュニケーションの問題」にも焦点を当てながら、あらためて発達障がいについてきちんと整理し直した上で、本人や周りの子どもたちが育ちやすい環境の作り方についていろいろと考えるきっかけを与えてくれる本です。


118
岡田尊司 著 『発達障害と呼ばないで』
幻冬舎新書  2012年  \800+税
 発達障がいという言葉はある程度一般的にはなっていますが、そのことが逆に社会環境や家族の愛着などの関係性の問題を隠していないか、という問題を提起しつつ、【愛着】という視点から今の発達障がいの診断や現状を整理し直してくれています。安定した【愛着】の形成や再構築が定型発達の子以外でも生きるためのちからを伸ばしていくことにつながっている…ということにも言及し、新たな指針を与えてくれる本です。


119
姜 昌勲 著 『あなたのまわりの「コミ障」な人たち』
ディスカヴァー携書 2012年  \1,000+税
 日本の社会ではコミュニケーションを苦手と感じている人が増えています。発達障がいやウツなども含め、様々なコミュニケーションを苦手としているタイプの特徴と具体的なケースなどを紹介した上で、どのようにサポートしていけばいいのかについてのヒントも与えてくれている本です。本人にとっても、周りの人にとっても参考になるのではないかと思います。


120
三上 延 著 『ビブリア古書堂の事件手帳』
メディアワークス文庫 2011年  \590+税
 コミュニケーションを苦手と感じている若い古書店の店主が、周りの人々の助けを借りながら、古書に関わる難解な事件を次々と解決していく小説です。現在、3巻まで出版されていて、マンガ化もされている人気文庫です。純粋に楽しめる小説ですが、コミュニケーションが苦手でも周囲の人々との関係ができているなら、それなりに生きていけるのだなぁ……と思わせてくれる本です。周りの人の関わり方についても、必要な部分を手助けしていけば良いということを感じさせてくれるので、何かの参考になるかもしれません。



2014年10月25日(Sat)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか おすすめbooks 11
101
飯島裕子/ビッグイシュー基金 著  『ルポ若者ホームレス』
ちくま新書 2011年  ¥760+税
・ネットカフェやファーストフード店で夜を明かすこともあり、毎日路上で寝泊りすることのない若い世代が急増していますが、欧米の定義なら彼らもホームレス。そして彼らのような不安定就労は、家族の支えがなくなった時のひきこもりやNEETの問題と重なってきます。決して人事ではないNEETやホームレスと就労の現実を丁寧な取材で伝えてくれる本です。


102
柏木惠子 著  『親と子の愛情と戦略』
講談社現代新書 2011年  ¥740+税
・現代の社会の変化の中で「親になる」ということ以上に「親をする」ことの意味が大切になってくること、親離れや子離れ、介護の問題など親子関係の様々な問題について、いろいろと考えさせてくれる本です。人間が家族の中で生まれ、成長・成熟し、老いて死んでいく。現代的な意味でそれをとらえなおすきっかけを与えてくれる本です。


103
司馬理英子 著  『のび太・ジャイアン症候群』
主婦の友社(文庫) 2010年  ¥781+税
・ADHD(注意欠陥・多動)について分かりやすく紹介し、ベストセラーになった本を文庫化したものです。ADHDについてさらに細かく場合分けし、薬物療法で有効な薬の説明や、周りの人の対応の仕方などについても含めて、ADHDを詳しく説明してくれています。また、文庫化に当たって加筆してあるところもあり、ADHDについての理解を深めると同時に対処についての指針を示してくれている本です。


104
星野仁彦 著  『発達障害を見過ごされる子ども、認めない親』
 幻冬舎新書 2011年 \740+税
 自分自身も発達障害であり、大人の発達障害についての本がベストセラーになった診療内科医の星野先生による発達障害についての本です。最初の方には、親の立場からすれば辛いことも書かれていますが、発達障害についてのサインや克服のためのポイント、話すタイミングや職業選択についても分かりやすく書かれている、どうしても読んでおきたい本です。


105
星野仁彦 著  『「空気が読めない」という病…大人の発達障害の真実…』
 ベスト新書 2011年 \819+税
 自分自身も発達障がいを持ち、大人の発達障がいについての本がベストセラーになった診療内科医の星野先生による大人の発達障がいについての本です。発達障がいについて説明と主な治療法、周囲による理解の重要性とサポートの仕方についても分かりやすく書かれている、どうしても読んでおきたい本です。


106
大野 裕 著  『はじめての認知療法』
 講談社現代新書 2011年 \760+税
 不登校やひきこもり、発達障がいの相談を受ける立場にいると、状況を改善していく時に認知行動療法的な助言やサポートが効果的な場合がけっこうあります。もちろん、重症の精神疾患や二次障害を起こしている場合はそれだけでは無理ですが、認知行動療法を知ることで、対応についてのヒントが得られる場合も少なくないでしょう。この本は認知行動療法についてある程度分かりやすく整理してくれています。


107
杉山登志郎 著  『発達障害のいま』
 講談社現代新書 2011年 \760+税
 不登校・ひきこもりやNEETと発達障がいの関連性については5,6月の連続講演でも説明しましたが、『発達障害の子どもたち』で発達障害についてわかりやすく整理してくれている著者が、臨床現場でのさらなる経験をベースに、最新の発達障がいについての現場の状況や対応、新しい臨床現場での分類、トラウマや二次障害との関係などを現場での事例もあげながら整理してくれている本です。


108
備瀬哲弘 著  『発達障害でつまずく人、うまくいく人』
 ワニブックス【PLUS】新書 2011年 \760+税
 発達障がい、特に自閉症スペクトラムの人たちの感じ方や診断、そして現場での治療、サポートの仕方について、医療現場でのさまざまなケースを整理しながら、特に学校年齢以降について方向性を示してくれている本です。就労なども含め、特に、成人してからのことについては、とても参考になると思います。


109
星野仁彦 著  『子どものうつと発達障害』
 青春新書 2011年 \924+税
 発達障がいに対する不適切な対応が、うつや非行、不登校といった二次障害や合併症につながる可能性があることを指摘しながら、子どものうつも含めた分かりやすい説明をしてくれています。合わせて、そうした子どもたちに対する家族や周りの対応の仕方についての方向性を示してくれている本です。


110
岡田尊司 著  『愛着障害…子ども時代を引きずる人々』
 光文社新書 2011年 \860+税
 対人関係のスタイルは小さい頃の母親や家族との愛着スタイルの影響を受けていることが説明されます。そして、いくつかの愛着スタイルとその特徴が示され、その中で、トラブルになりやすいケースとそれを克服していくための指針についていろいろ注意することを書いてくれています。愛着スタイルという視点で自分や周りとの関係をとらえ直してみるのにいいきっかけを与えてくれる本です。



2014年10月19日(Sun)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか おすすめbooks10
91
香山リカ 著  『母親はなぜ生きづらいか』
講談社現代新書2044 2010年  ¥720+税
・江戸時代の子育ては父親が中心だったという話から、近代以降母親が子育ての責任を負わされていった事情から、母性神話などによって歪められた母親たちの子育てへの不安や混乱、そして孤独について書かれています。そうした現実の中に根強くはびこっているステレオタイプから脱して、母親や子育てについて考え直してみるためのヒントも書いてくれています。


92
岸見一郎 著  『アドラー心理学 シンプルな幸福論』
ベスト新書 2010年  ¥743+税
・他と人との関係の中で辛さや不安を感じている人々…多分、自分が好きになれない人たちに、自分や他者に対する見方・向き合い方を変えることで状況が改善するためのヒントを与えてくれる本です。実行する際にイメージがわきやすいように具体的な例もあげながら、自分を見直し関係を見直して、不安や辛さから逃れ、現状を変えてる方法を教えてくれる一冊です。


93
長山靖生 著  
『自立か苦手な人へ 〜福沢諭吉と夏目漱石に学ぶ〜』
講談社現代新書 2010年  ¥740+税
・明治時代の状況と現代の状況を比較してその中で人々が共通の「困難」に直面していることを整理した上で、福沢諭吉と夏目漱石の考えや行動を手がかりにしながら、自立した個人と共同体の再生に向けてのヒントを与えてくれる本です。そのベースとなるものは、不登校・ひきこもり問題に取り組むにあたって、大きな示唆を与えてくれます。


94
斎藤 環 著  『ひきこもりから見た未来』
毎日新聞社 2010年  ¥1600+税
・『社会的ひきこもり』(PHP新書)の著者であり、医療の現場でひきこもりの問題と取り組み続けている斎藤環さんが毎日新聞に発表したものをいくつかの主題にそって再構築した本です。ひきこもりやNEETを生み出す社会構造や自立のためのサポート体制の確立についての提言などを分かりやすい文章で書いてくれています。


95
長谷川一彌 著  
『なぜ若者は優先順位がつけられないのか?』
学研新書 2009年  ¥760+税
・教育相談の現場で出会う若い人達の中には「自分で決められない」人が少なからずいます。それは実は、物事を自分で判断して優先順位がつけられない…ということです。そういう若い人達を分析してタイプ別に分類し、どのようにしていけば改善していけるか、ということについてのアドバイスを分かりやすい文章で書いてくれています。


96
白波瀬佐和子 著  
『生き方の不平等〜お互いさまの社会に向けて〜』
岩波新書 2010年  ¥800+税
・教育や若者の就労、女性の雇用など日本の社会の様々な現場での不平等や不条理をデータも交えながら丁寧に分析し、現実の矛盾をあぶり出したあと、改善に向けての提言を書いてくれています。不登校やひきこもり、NEETの問題についても厳しい現実と向き合うことが改善に向けての第1歩につながります。


97
 A・スマナサーラ 著  『怒らないこと 2』
岩波新書 2010年  ¥700+税
・人はみな、怒りを持って生きていて、それが欲の形になったり嫉妬の形になったりしています。それに気づき、怒りや欲についてよく知ることで、その暴走に巻き込まれないように気をつけることで、落ち着いて穏やかに生きていける道が見えてきます。不登校やひきこもり、NEETの問題に対する具体的な対処法ではありませんが、人間として成長・成熟していくために読んでおきたい本です。


98
池上正樹 著  
『ドキュメントひきこもり〜長期化と高年齢化の実体〜』
宝島社新書 2010年  ¥667+税
・ひきこもりの高年齢化が問題として語られ始めていますが、丁寧な取材を通して、様々な現場での具体的な実態を紹介してくれると共に、ひきこもり問題を改善していくために真摯に取り組んでいる人々やグループの活動や対応をも紹介してくれています。現場での厳しい実体を知る上でも、何をしていったらいいのか、何が出来るのかを考える上でも重要な指針を示してくれる本です。


99
 山登敬之 著 『新版 子どもの精神科』
ちくま文庫 2010年 ¥680+税
・不登校・ひきこもりとNEETの就労問題には、実は、発達障害やそれに関っての二次障害が関係しているというケースが、実は、けっこうあります。だから、アスペルガーやLD、ADHDについての正しい理解が状況を改善していく場合も少なくありません。この本は、現職の児童精神科医が発達障害とそれに対する児童期・思春期の対応についてきちんと整理し、指針を示してくれる本です。


100
岩波 明 著  『どこからが心の病ですか』
ちくまプリマー新書 2011年  ¥780+税
・不登校・ひきこもりやNEETの就労問題は、発達障害や心の病が関わっているケースがあります。けれども、発達障害や心の病には様々なものがあり、対応もそれぞれ異なっています。この本は、様々な心の病や発達障害について分かりやすく整理してあります。早めに医療関係者につながることで治る可能性が高まるケースもありますので、その判断の手助けとなる指針を示してくれる本です。



2014年10月10日(Fri)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか おすすめbooks 9
81
高濱正伸 著 『孤母社会 〜母よ、あなたは悪くない! 〜』
 講談社+α新書 2008 ¥800+税
・家庭や社会の中での母親の「孤立」の現実を意識化することからスタートし、その構造と問題を整理しながら、子どもたちへの対応などの状況の改善への処方箋までにも言及しています。厳しい現実から出発しながらも、家族や母親と子どもたちの未来への方向性を考えていくための視点を与えてくれる本です。


82
諸富祥彦 著『死ななくてすむ人間関係の作り方』
アスペクト 2009年 ¥857+税
・他の人との関係をうまく作れない、生きるのが辛い、と感じているような人たちへのちょっとしたアドバイスがたくさん書かれている本です。完璧であることや「周り」にとらわれ過ぎずに、少し考え方を変えることによって、生き辛さを少し和らげてくれる視点を与えてくれる本です。


83
 佐藤直樹 著   『暴走する「世間」で生きのびるためのお作法』
講談社+α新書 2009年 ¥838+税
・他の人との関係をうまく作れない、生きるのが辛い、と感じる原因を、おかしくなった「世間」の問題ととらえ、「今時の世間」の構造や問題点を整理しながら、それと折り合いをつけていく手立てを書いてくれている本です。


84
 菅谷利和・佐藤博史 著   『訊問の罠〜足利事件の真実〜』
角川oneテーマ21新書 2009年 ¥705+税
・足利事件での冤罪被害者/菅谷さんと、彼を弁護して免罪を暴いた佐藤弁護士による足利事件の証言です。菅谷さんの体験は、他者とのコミュニケレーションに苦手感を持つ人にとっては他人事ではなく、誤認や思い込みによる逮捕によって犯人=冤罪被害者にされる可能性があります。そうした意味で冤罪を生む構造や取調べ・裁判の問題点を生々しい証言によって示してくれている本です。


85
青砥 恭 著   『ドキュメント高校中退〜いま、貧困がうまれる場所〜』
ちくま新書 2009年 ¥740+税
・子どもの貧困から目を逸らし、過度に競争を煽った教育政策の失敗の結果生み出された高校中退〜不安定就労〜貧困の固定、という悲惨な現実を埼玉や大阪での調査やインタビューによる悲惨で多様な事例によってあぶり出した本です。失政が、もっとも弱い子どもたちに深い傷を残し、不登校や不安定就労、家族の崩壊の原因となっている事実が胸に突き刺さります。


86
濱口桂一郎 著  『新しい労働社会〜雇用システムの再構築へ〜』
岩波新書 2009年  ¥700+税
・ひきこもりはニートや不安定就労の問題と関わってきます。それをより深く理解するに当たって、日本社会の労働環境や構造がどのようになっているのかをこの本は整理してくれてあります。この本は7月に出版されていますので、高校生・大学生の就職状況や雇用環境は一層予断を許さないようなところもありますが、そのシビアな現実を理解した上で、ひきこもりと自立の問題を考えていく必要があるでしょう。


87
宮本太郎 著  『生活保障〜排除しない社会へ〜』
岩波新書 2009年  ¥800+税
・ひきこもりはニートや不安定就労の問題と関わってきます。そして不安定就労は、生存権・生活保障の問題とつながります。この本は日本社会の労働環境や福祉構造のなりたちを前提に、フィンランドなどの労働と福祉の結びつきを参考にしながら、日本の目指す方向性にまで踏み込んで説いてくれています。


88
玄侑宗久 著  『しあわせる力〜禅的幸福論〜』
角川SSC新書 2010年  ¥800+税
・不登校・ひきこもりやニート・不安定就労の問題を直接取り上げている本ではありませんが、息苦しい/生き辛い世の中を、童謡「むすんでひらいて」や七福神などの、もともと日本にあった発想を手がかりにしながら、受け取り方や感じ方を変えることで少し息苦しさや生き辛さを緩和するヒントを与えてくれる本です。


89
 星野仁彦 著  『発達障害に気づかない大人たち』
祥伝社新書 2010年  ¥780+税
・「片付けられない」「すぐキレる」「話を聞けない」などが原因で仕事や人間関係にトラブルが多い人たち…もしかする周囲も本人もADHDやアスペルガーなどに気付かないまま大人になっていて、それゆえのトラブルになっている、という可能性をこの本の著者は指摘しています。そして、それに対しての治療法や本人と周囲の対処の方法についても述べています。就労や人間関係の問題を抱えている人にとっては現状を改善していくヒントを与えてくれるかも知れない本です。


90
斎藤 環 著  『母は娘の人生を支配する』
NHKブックス1111 2008年  ¥920+税
・『社会的ひきこもり』(PHP新書)の著者である斎藤環さんが母子関係、特に母と娘の関係についてニュース報道や少女マンガ、臨床の現場などから様々な事例を取り上げながら整理してくれています。最終章では、関係性の回復のためのヒントも書いてくれています。



2014年10月08日(Wed)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか・おすすめbooks 8
71
和田秀樹 著  『感情暴走社会』
 祥伝社新書  2008年  \760+税
・現在の社会の状況を感情のコントロールという視点から分析し、人間関係をつなげたり深めたりする際の感情のコントロールの重要性を指摘すると共に、その方法を行動療法や認知療法など、複数の観点から指針を提供してくれています。新書ですが、けっこう専門的に突っ込んだ記述もあり、いろいろな意味で読んでおくと良い本ではないかと思います。


72
杉山登志郎 著  『発達障害の子どもたち』
 講談社現代新書  2007年  \720+税
・学習障害やアスペルガーなどの発達障害の整理と、その対応について薬や特別支援教育の問題も含めて丁寧に書いてくれています。専門的に突っ込んだ記述もあり、不登校やひきこもりなどとの関連も含め、発達障害の問題を整理してくれる良い本です。


73
山崎晃資 著  『発達障害と子どもたち』
 講談社+α新書  2005  \838+税
・自閉症やアスペルガー症候群、ボーダーラインチャイルドなどの発達障害の整理と、子どもたちの様子やサポートについて丁寧に書いてくれています。特別支援教育が始まる前に書かれていますが、発達障害の問題を整理してくれる良い本です。


74
 磯部 潮 著  『発達障害かもしれない』
 光文社新書  2005  \700+税
・自閉症やアスペルガー症候群、軽度発達障害などについての整理といくつかのケースを分かりやすく解説し、その上で子どもたちの将来やサポートについて丁寧に書いてくれています。特別支援教育が始まる前に書かれていますが、発達障害の問題を整理してくれる良い本のひとつです。


75
 矢幡 洋 著  『もしかして自閉症?』 
 PHP新書  2008  \740+税
・近年研究の進展や診断基準の変化によって、軽度を含む自閉症は7〜10%存在すると言われます。けれども、適切な時期に介入することで大幅に機能改善が可能となることはあまり知られていません。この本は、軽度も含めた自閉症についての整理と、家庭で実行可能で悪影響が出ないであろうちょっとした対応のアドバイスについて丁寧に書いてくれています。見きわめるに当たってのチェック・ポイントも書いてくれてありますので、1人あるいは家族だけで不安を抱え込まずに参考にできる本のひとつです。


76
 山野良一 著 『子どもの最貧国・日本』
 光文社新書 2008  \820+税
・高度経済成長期以降ほとんど顧みられなくなった「貧困」問題ですが、経済情勢の変化の中で目を向けてみると、日本がいかに子どもの生活や未来について目を向けてこなかったかが、国際比較のデータで浮き彫りになってきます。先進国ばかりではないOECD諸国の中でも最低レベルの福祉水準や教育費の割合……。少子化や不登校やひきこもりの問題も、それらを無視した政策の問題も大きいのだろうと考えさせられます。


77
 阿部 彩 著  『子どもの貧困』  
 岩波新書   2008   \780+税
・高度経済成長期以降ほとんど顧みられなくなった「貧困」問題ですが、昨年秋以降の経済情勢の変化の中で失業問題がクローズアップされました。けれども、それ以前から静かに広がっている子どもの貧困についてはなかなか目が向いていません。けれども、教育や福祉に冷淡な日本の政策が子どもたちを追いつめ、日本の未来をも閉ざそうとしています。少子化や不登校やひきこもりの問題も、それらと関わっているのだろうと思います。


78
奥 浩哉 著  『めーてるの気持ち』1〜3   
ヤングジャンプコミックス   2007   各巻¥590+税
・2006年から2007年にかけてヤングジャンプに連載されたラブコメです。ひきこもり暦15年の男が、父の再婚した年下の「母」にはげまされ、支えられながら社会へ出て行くまでの物語。ラブコメマンガなので、ハッピー・エンド風にはなっていますが、外へ出るときの恐怖感や不安、支えようとする周囲の迷いや外部の無理解な対応などはかなりリアルに描かれています。そうした意識で読むと、けっこう考えさせられます。


79
 雨宮処凛 著 『排除の空気に唾を吐け』
 講談社現代新書 2009 ¥720+税
・ワーキングプア、派遣切りなどで悩む人々の中には、不登校やひきこもりの経験者も少なくありません。自らもメンヘラー(メンタルへルスに問題を抱えた人々)の当事者としての経験を持つ著者が、排除された側の視点から自殺や幼児虐待などの現代の問題に鋭く切り込んだ本です。報道はされていない新しい動きなども紹介されているので、しっかり読むと、未来への希望も湧いてきます。


80
A.スマナサーラ 著 『あべこべ感覚』
 サンガ新書 2008 ¥700+税
・世の中の「常識」と上座仏教/釈迦の説く「心理」とは、あべこべ !? 著者はそう説きます。確かに、少し見方を変えれば、それは現代の日本の社会にも通じます。今の社会の動きや自分の行き詰まっている思考や感情から自分自身を解放してくれる本です。


2014年09月26日(Fri)▲ページの先頭へ
ぼちぼちいこか・おすすめbooks(7)
61
さだまさし 著 『いつも君の味方』 
  講談社文庫 2006年  \533+税
・著者がコンサートなどの活動を通して出会った人々との心温まる交流をつづったエッセイです。コミュニケーションの技術を書いた本ではありませんが、人と関わることの温かさや豊かさをあらためて実感させてくれる本です。


62
和田秀樹 著  『「か弱き、純真な子ども」という神話』
  中公新書ラクレ  2007年  \720+税
・マスコミの興味本位の報道に惑わされずに、精神科医の立場から子どものいじめの現実や子育てについて述べている本です。統計データなどもひきながら、子どもの現実を見直し、大人としてどう対処していくかを、精神科医としての知識を生かしながらも、自分自身も親として子どもに関わる立場で書いている本です。


63
下川裕治 著  『日本を降りる若者たち』
  講談社現代新書  2007年  \720+税
・旅から「外こもり」という生き方を選んだ若者たちの事例を淡々と紹介しながら、日本の社会、日本での働き方や生き方について考えさせてくれる本です。どこか息苦しい日本の現実との対比の中で、一年のうちの多くの時間を異国で生活するという選択をする若者たちの思いを伝えてくれると共に、ひきこもりとはまた違ったこもり方が見えてきます。


64
ひろ さちや 著  『ひろさちやの ゆうゆう人生論』
  集英社文庫  2001年  \438+税
・まじめに考えすぎることで自分を追い詰めてしまうことがあります。そうではなく、少し肩の力を抜いてみると見えてくることもあります。この本は古今東西の名言やことわざを出発点にしながら作者独自の考え方も加えて、読む人に元気を与えてくれる本です。


65
福田 健 著  『人間関係が10倍よくなる「聞く技術」』
  角川SSC新書  2008年  \720+税
・人間関係を結ぶスキル(技術)として「聞く」ということに注目し、具体的にどのようにしていくと有効か…が書かれてあります。仕事の場面や家族の間でのコミュニケーションの場面を想定し、マニュアル化して書いてあるので、コミュニケーションが苦手な方は読んで参考にするのも良いかもしれません。かまえずにスキル(技術)としてやってみる際には分かりやすい本です。


66
森 真一 著  『ほんとはこわい「やさしさ社会」』
  ちくまプリマー新書  2008年  \760+税
・今の日本が《きびしいやさしさ》/相手を傷つけないように全力を傾けてその場・その場に対応しなければならない「予防的やさしさ」を重視して、失敗やミス、傷つけることに対して非寛容な空気があることを分析してあります。「KY=空気が読めない」なども、その文脈で理解すると良く分かり、それを超えていくための提案も書かれている本です。


67
香山リカ 辛淑玉 著  『いじめるな!』
  角川Oneテーマ21新書  2008年  \686+税
・KY(空気を読む)という言葉が象徴する「同調圧力」とその影にある「排除」の問題や沈黙、思考停止といった対応の背景にある精神構造を分析しながら、「いじめ」や「いじめ社会」の問題点に、対談や個別の分析を通して2人の著者が迫る一冊です。社会の現実がこのようになっているのはコミュニケーションの問題とも関わっている訳ですが、「いじめ」について、いろいろ考えさせてくれる本です。


68
伊藤 進 著  『《聞く力》を鍛える』
  講談社現代新書  2008年  \700+税
・《聞く》ということの大切さと、関係を結ぶ力との関係、さらに上手に他者の話を《聞く》ための「技術」についても述べてくれてある本です。コミュニケーションを円滑に進めるためにも《聞く》ことが上手になると周りの人々との関係も深まっていきます。親として読む場合、あるいは本人が読む場合、いずれの場合にも大切なことや参考になることが書かれていますので、いろいろな意味で読んでおくと良い本です。


69
五木寛之 香山リカ 著  『鬱の力』
  幻冬舎新書  2008年  \740+税
・五木寛之と香山リカの対談を新書にまとめたものです。ウツが増えている……と言われています。そして、ウツそのものが悪いものと思われています。そうした見方について考え直すきっかけを二人の対談は与えてくれます。いろいろな意味で読んでおくと良い本ではないかと思います。


70
 香山リカ 著  『「私はうつ」と言いたがる人たち』
  PHP新書  2008年  \700+税
・ウツが増えている……と言われています。そのウツについて、現在の臨床の現場の様子も交えながら、丁寧に今の構造や現代社会の中での問題点について書いてあります。新書ですが、けっこう専門的に突っ込んだ記述もあり、うつの「現実」と問題点を考えさせてくれます。いろいろな意味で読んでおくと良い本ではないかと思います。



2011年08月15日(Mon)▲ページの先頭へ
【ぼちぼちいこか】おススメbooks (6)
51
岩川直樹 著
『感情のABC』
 草土文化   2002年  \1,500+税
・日常的になじみのある様々な感情との付き合い方を、身近な例を引きながら軽いエッセイ風にまとめてある本です。あまり深刻にならずに、でも「ああ、そうだよなぁ…」という感じで日常の行動について振り返る機会を提供され、ちょっと考えさせてくれます。


52
A・スマナサーラ 著
『怒らないこと』
 サンガ新書 2006年 \700+税
・上座仏教の立場から、現代の日本の社会に蔓延する「怒り」をとらえ、様々な矛盾の中でも、あえて「怒らない」を貫くことで心の平安を得ることが可能となることを教えてくれる本です。著者の言う【怒り】は嫉妬や後悔なども含む一般のイメージよりは広いものですが、いろいろと考えさせてくれる一冊です。


53
辻 信一 著
『「ゆっくり」でいいんだよ』
 ちくまプリマー新書 2006年  \760+税
・スローライフの立場から、現代の日本の社会に蔓延する「忙しさ」の問題をとらえ、『星の王子さま』やエンデの『モモ』、ブータン王国の生活とGNH(国民総幸福)なども例に引きながら、あえて効率を求めずにゆっくりと時間をかけることの大切さを考えさせてくれる本です。1992年の地球環境サミットにおいて当時12歳でスピーチをした少女セヴァンの言葉と彼女の生き方も胸をうちます。自分と時間、生き方、環境についていろいろと考えさせてくれる一冊です。


54
藤本 修 著
『メンタルヘルス』
 中公新書 2006年  \740+税
・学校や家庭や職場でのストレスを見つめ直し、その構造を明らかにしながら、心の安定を保つためにどのような対処をしていくかについて書かれてある本です。不登校やニートなどにも触れてあり、生活の場においてどのように対処するかを考える参考となる一冊です。


55
栗坪良樹 著
『親ばなれ 子ばなれ』
 集英社新書 2006年  \700+税
・副題に〈寺山修司と家族プログラム〉とありますが、寺山修司の言葉などもからませながら自立ということを考えさせてくれる本です。直接不登校やひきこもり、ニートなどに触れてあるわけではありませんが、自立の問題は時期がきたらある程度考えはじめなければならない課題でもあります。それを考える参考となる一冊です。


56
大野 裕 著
『不安症を治す』
 幻冬舎新書 2007年  \720+税
・他者と接したり関係を結ぶのに不安を感じたり、対応に悩んだり、苦痛を感じたりする人々に対して、医学的な立場からそれを和らげる方法やステップを書いてくれてあります。不登校やひきこもり、ニートの問題では、対人恐怖やパフォーマンス恐怖は精神的に大きな比重を占める場合が少なくありません。それを考える参考となる一冊です。


57
香山 リカ 著
『「悩み」の正体』
 岩波新書 2007年  \700+税
・競争を煽り、効率性のみを重視する現実の中で心の余裕を失って生じる様々な「悩み」の背景を整理し、それときちんと向き合い、付き合っていくためのヒントを与えてくれる本です。周囲に合わせることを意識しすぎて見失っていたことを再確認することでかなり軽減される「悩み」もあり、それらも含めて、「悩み」を考える参考となる一冊です。


58
A・スマナサーラ 著
『心は病気』
 サンガ新書 2006年  \700+税
・テーラワーダ仏教の長老A・スマナサーラが弱くて壊れやすい心を守り、育てていくためのヒントを上座仏教の立場から語ってくれている本です。日常の具体的な事例もたくさんあげながら、どのように考えればいいか、あるいは行動すればいいかを考えさせてくれます。


59
谷川俊太郎 著
『せかいはひろし』
 あかね書房 1978年  \971+税
・詩人の谷川俊太郎の文に和田誠が絵をつけて作られている絵本です。ひろしという男の子が迷子になった外国人の男の子の家をさがしてあげる…という物語なのですが、言葉の通じない男の子のために家を探してあげようとするひろしの行動と、途中の道草、混乱が読んでいて微笑ましくなります。同じペアで『けんはへっちゃら』『とおるがとおる』という本も出版しています。


60
吉田たかよし 著
『話し上手は「相づち」が9割』
 宝島社新書 2007年  \700+税
・他人とのコミュニケーションを上手く進める「技術」としての「相づち」を丁寧に整理し、そのノウハウを教えてくれる本です。相手の話を丁寧に聞くことによって関係は深まっていきますが、ちょっとした聞き方の工夫が相手の話をどんどん引き出していきます。ちょっとしたことですが、意外に気付いていない大切なことを教えてくれます。


2011年08月14日(Sun)▲ページの先頭へ
【ぼちぼちいこか】おススメbooks (5)
41
諸富祥彦 著
『生きるのがつらい。』
 平凡社新書    2005年  \720+税
・真面目すぎるから辛くなったり苦しくなったりしている、そんな大人や子どもたちが思いの他たくさんいます。それに対して周囲は「前向き」に励ましがちですが、そうではなく、その辛さや苦しさを認めて「後ろ向き」な思いの「居場所」を心につくることから出発しようというのが著者のスタンスです。苦しんでいる本人にとっても、また周囲にいる人にとっても、この本は、何らかのヒントを与えてくれるかも知れません。マニュアルとしてではなく、きちんとと自分なりに消化することができれば、色々と参考になる一冊だと思います。


42
香山リカ 著
『〈いい子〉じゃなきゃいけないの?』
 ちくまプリマ―新書    2005年  \700+税
・真面目で大人しく聞き分けの良い〈いい子〉でいることの問題を精神科医の著者が現場からの事例を挙げながらわかりやすく述べてくれています。自分が〈いい子〉している人や、自分の子どもが〈いい子〉過ぎないか気になる人にはぜひ進めたい一冊です。この本をきっかけにして〈いい子〉についてもう一度考え直してみるのも良いかもしれません。


43
生田 哲 著
『「うつ」を克服する最善の方法』
 講談社+α新書    2005年  \838+税
・抗うつ薬SSRIに頼りすぎることの問題点を、具体的な事例を上げて説明すると共に、SSRI以外でそれなりにうつ克服の成果をあげる食物や運動の例を、自分の体験も交えながら説明してくれています。誰でも気分が落ち込んだり、軽いうつになったりすることはありますが、この本を参考にすれば、自分や周囲の人のサポートだけで何とかできる場合もあるかもしれません。ただ、医療にも大切な役割がありますし、その判断を無視しても良いということではありませんので、その点はご注意願います。


44
白川一郎 著
『日本のニート・世界のフリーター』
 中公新書ラクレ    2005年  \780+税
・若い世代の就業問題について、ヨーロッパやアメリカの実情や政策なども丁寧に紹介しながら、日本の若年雇用の現実と課題について真摯に向き合っている本です。自分自身や家族の就労に直接役立つ本ではありませんが、就労の問題を考えるにあたり、広い視野と整理しやすい視点を提供してくれます。


45
長山靖生 著
『「日本の私」をやり直す』
 中公新書ラクレ    2006年  \720+税
・フリーターやニートを含む現代日本の様々な問題について、あらためて見つめ直し、考え直していこうとしている本です。直接不登校やひきこもりについて詳細に分析し方向性を探ろうという本ではありませんが、背景として横たわっている日本の現実を考えるにあたり、広い視野と整理しやすい視点を提供してくれます。


46
尾木直樹 著
『思春期の危機をどう見るか』
 岩波新書    2006年  \780+税
・現代日本の様々な環境の変化の中で深刻化している若い世代の問題や事件について、様々な事例を丁寧に見つめ直しながら、あらためて「思春期」の意味を問い直していこうとしている本です。ニートの問題などにも触れながら、日本の現実の上に立って今後の方向性を考えるにあたり、整理しやすい視点を提供してくれます。


47
筑紫哲也 著
『スローライフ 〜緩急自在のすすめ』
 岩波新書    2006年  \700+税
・効率化やスピード最優先で進むの現代日本の社会の姿について、ゆったりとしたスピードで生きていく様々な事例を紹介しながら考え直していこうとしている本です。直接、不登校やひきこもり、ニートの問題には触れていませんが、今後の方向性を考えるにあたり、大切な視点を提供してくれます。


48
福田 健 著
『「場の空気」が読める人、読めない人』
 PHP新書    2006年  \700+税
・実際のコミュニケーションの場での具体的な事例に即しての注意点が書かれている本です。直接、不登校やひきこもり、ニートの問題には触れていませんが、当事者が自身を持っていないことが少なくない他者との関わりについて、【コミュニケーション技術】としてのヒントやノウハウを提供してくれます。


49
冷泉彰彦 著
『「関係の空気」「場の空気」』
 講談社現代新書  2006年  \720+税
・実際のコミュニケーションの場での具体的な事例を分析しながら現代社会を見つめ、あわせて様々な関係や「場」でのコミュニケーションについての注意点や提案が書かれている本です。直接、不登校やひきこもり、ニートの問題には触れていませんが、当事者が自信を持っていないことが少なくない他者との関わりについて、【コミュニケーション技術】としてのヒントを提供してくれます。


50
寺内義和 著
『されど波風体験』
 幻冬社ルネッサンス 2005年  \1,600+税
・いろいろな問題を抱えながらも仲間との関わりに恵まれて、自分を変えていった高校生たちとそれを支えた大人たちの姿(愛知県の私学運動)を紹介しながら、「学力」や生きていくことの意味について考えさせてくれます。同じ著者の『大きな学力』という本も合わせて読んでいただくと一層よく分かるのではないかと思います。



2011年08月13日(Sat)▲ページの先頭へ
【ぼちぼちいこか】おススメbooks (4)
31
齋藤 孝 著
『コミュニケーション力』 
 岩波新書 赤915  2004年 \700+税
・ちょっとした知識があることでずいぶん積極的になれるばあいがあります。自分でも考える必要はありますが、他の人とのコミュニケーションをする際にヒントになることをいろいろと紹介してくれています。理解しあい伝え合うことの大切さと、その際に気をつけたい気配り・心配りについて考えさせてくれる本です。


32
矢幡 洋 著
『自分で決められない人たち』
 中公新書ラクレ149  2004年   \740+税
・「依存」の問題と日本社会の現実について、具体的な事例もからめながら書かれてあります。自分自身を振り返ってみても、あるいは他の人との関わりの場面においても、色々と気をつけたい点や、対応の際の気配り・心配りについて考えさせてくれる本です。


33
宝彩有菜 著
『気楽なさとり方10のステップ』
 講談社+α文庫  2004年   \686+税
・生きていく中での苦しみや辛さには「欲」が関わっています。その欲と上手に付き合うことで苦しみや辛さの「流れ」を変えられる。そのための考え方や行動の仕方のヒントがわかりやすく書かれてあります。例えば、何に対しても終わりに「ありがたいことだ」を付け加えてみることで苦しみや辛さや怒りの感情の流れに翻弄されずに一息つくことができます。そこから、自分自身や周りの人について、色々と気をつけたい点や、対応の際の気配り・心配りなどができるゆとりが生まれるかも…。そんなことについて考えさせてくれる本です。


34
斉藤弘子 著
『器用に生きられない人たち』
 中公新書ラクレ 163  2005年 \740+税
・毎日の生活の中で何となく生きづらさを感じている人の数は増加しているのではないかと思われます。その生きづらさを20程の例にわけ、それぞれについて改善していくのに必要な考え方や行動の仕方のヒントがわかりやすく書かれてあります。必ずしも個別の事例にそのまま適応させるのは良くないかも知れませんが、背景などで共通する部分を考えながら、これからのステップについて工夫する参考にするのには良いのではないかと思われます。自分は「不器用」かも知れない、と思う方は一読してみても良いかも知れません。


35
島田裕巳 著
『不安を生きる』
 ちくま新書 530  2005年   \700+税
・現代日本は不安に満ちているとの認識から始まって、毎日の生活の中での息苦しさや生きづらさの背景を「不安」をキー・ワードに対話形式で判りやすく分析してくれています。そしてその中で覚悟を決める事で、「不安」を抑圧したり「不安」から逃げたりせずに生きていくヒントも書かれてあります。必ずしも個別の事例にそのまま適応させるのは良くないでしょうが、自分自身の現実を見つめて、これから生きていく上での参考にするのには良い本ではないかと思います。


36
河合隼雄 著
『父親の力 母親の力』
 講談社+α新書   2004年  \838+税
・現場の臨床心理士の質問に著者が答えていく形で書かれた本です。家族や父親、母親がおかれている現実と、その中で生きる子どもたちの姿を見つめながら、様々な問題に対処していく道筋についても示唆を与えてくれる本です。本の中にある「犯人探し」ではなく「みんなでともに頑張ってよくしていくことを考えていくことがかんじん」というフレーズは、不登校やひきこもりの問題に対処していく時にも大切なことだと思います。


37
諸富祥彦 著
『人生に意味はあるか』
 講談社現代新書   2005年  \720+税
・臨床心理士でもある著者が「人生の意味」について、哲学や宗教や文学といった様々な方向から考えながら、体験もからめて真摯にまとめたです。安易に答えを求めるのではなく時には立ち止まったり戻ったりしながらも考え続けていくことが不登校やひきこもりの問題に対処していく際にも通じる大切なことだと思います。


38
根本橘夫 著
『傷つくのがこわい』
 文春新書    2005年  \690+税
・不登校やひきこもりの当事者にとって【心が傷つく】ことによる痛みは、周りの人が考えている以上に大きいものかも知れません。が、【心が傷つく】ことの背景やメカニズムを理解し、それと上手に付き合っていく術を身につけることによって未来は開けてきます。周囲の人の接し方についても数十ページにわたって触れているので、当事者を理解する時にも役立つのではないかと思われます。本人にとっても、周囲の人にとっても、参考になる一冊だと思います。


39
鈴木秀子 著
『心の対話者』
 文春新書    2005年  \700+税
・不登校やひきこもりの当事者に対する大切な対応の一つに【聴く】ことがあります。けれども、不登校・ひきこもりの問題に限らず、現代社会において【聴く】ことの重要性は高まっています。周囲の人と接していく際にも「聴く技術」を身に付けることによって、関係を改善したり、相手を元気付けたりすることが可能にもなります。そして、それは自分自身の理解にもつながっていきます。ひとつの「技術」として考えれば、本人にとっても、周囲の人にとっても、参考になる一冊だと思います。


40
名本光男 著
『ぐうたら学入門』
 中公新書ラクレ    2005年  \740+税
不登校やひきこもりの当事者の中には、真面目すぎてうまく心の力が抜けないために空回りをしたり苦しんだりしている人がいます。けれども、不登校・ひきこもりの問題に限らず、現代社会において「ぐうたら」つまりうまく力を抜くことも生きていく上においてはけっこう大切な能力です。この本は、日本の昔話などを題材にしながら、この「ぐうたら」について興味深い考えを説いてくれています。その意味で、直接ではありませんが、本人にとっても、周囲の人にとっても、参考になる一冊だと思います。



2011年05月02日(Mon)▲ページの先頭へ
【ぼちぼちいこか】おススメBooks (3)
21
ジャン・ジオノ 著  原みち子 訳
『木を植えた人』
こぐま社   1989年    \777+税
・誰にも知られずにひっそりと、毎日どんぐりを植え続け、森を育てて荒れ地をよみがえらせた一人の老農夫の姿を淡々と描いている童話です。あすなろ書房から寺岡襄の訳でも出ておりアニメーション映画にもなっています。


22
玄侑宗久 著
『禅的生活』
ちくま新書445  2003年 \720+税
・どこかで聞いたことがある言葉にコメントをつけながら、その中で私たちの日常を見つめる視線の狭さに気付かせてくれます。「日々是好日」が実感できれば、現実をありのままに受け止められるようになるかも知れません。日常の小さな出来事に対して、けっこう「目からウロコ」の感覚を与えてくれる意外に読みやすく、また色々と考えさせられる一冊です。


23
さだまさし 著
『精霊流し』
幻冬舎文庫  2003年 \648+税
・シンガーソングライターのさだまさしが、歌やライブのトークで取り上げたエピソードを微妙につながりのある八つのストリーにまとめた小説集です。よくにた実体験を経て、悩み苦しみながらもそれを越えてきたことから生まれる優しさ、温かさが「小説」としての未熟さを補って読む者に何とも言えない読後感を与えてくれます。NHKのTVドラマや映画にもなっていますので、それを見た方は「原作」も楽しめるのでは…と思われます。


24
池上 彰  著
『相手に「伝わる」話し方』
講談社現代新書 1620   2002年  \660+税
・NHK「週間こどもニュース」の《お父さん》が、自分自身の体験を振り返りながら相手に分かりやすく伝えるために注意したい事を述べています。特に不登校やひきこもりの問題と深く関わっている本ではありませんが、他者とのコミュニケーションに苦手意識や不安を感じる人には結構参考になる事もたくさん書かれているように思われます。具体的な体験をもとに書かれていますので、読みやすく、また、自分自身のコミュニケーションについて色々と考えさせてくれる一冊です。


25
磯部 潮  著
『不登校を乗り越える』
PHP新書 295     2004年    \700+税
・特に不登校の問題について、臨床の立場からの経験を元に、事例をあげて分類し、対応についてのアドバイスも書いています。私自身の実感とも重なる部分があると同時に、専門的な立場からの指摘には参考になる事もいろいろと書かれているように感じられます。意外に読みやすく、また、地道に日常の努力を重ねていく際の指針の一つとして良さそうな一冊です。


26
遠藤周作 著
『愛する勇気が湧いてくる本』
祥伝社黄金文庫     2002年    \543+税
・1996年に亡くなった遠藤周作の著作の中から恋愛や友人関係、夫婦や親子関係など様々な場面で相手との関係やコミュニケーションについて触れている言葉を集めた本です。笑いや苦笑もまじえながらも一つひとつの言葉を味わいながら読んでいくと、色々な事をあらためて感じたり考え直している自分を発見します。読みやすいけれども、何かしら心に響く一冊です。


27
香山リカ 著
『〈私〉の愛国心』
ちくま新書 2004年  \700+税
・臨床の現場でも活躍する著者が、「愛国心」問題の奥に潜む個人個人の心の問題/〈私〉についての分析を行っています。不登校やひきこもりの問題の奥にも、この〈私〉の意識が深く関わっていますので、他者との関係を考えていく時に、多くのヒントや示唆を与えてくれる本です。


28

山本鈴美香 著
『エースをねらえ』 1〜18
集英社漫画文庫   1978〜81年   各\280+税
・上戸彩が主演してTVドラマ化され話題になりましたが、特に原作の後半部分は単なるマンガという言葉では語れない深みを持っています。宗方コーチの死を受け入れて立ち直っていくまでの過程(特に12〜15巻)は、丁寧に読んでいただきたいところです。そこには、挫折や苦しみを受け入れられない心理状態の中での混乱や「ひきこもり」、その中で周囲に支えられながら「現実」を受け入れて立ち上がり、再び努力を始めていく過程が丁寧に描かれています。なかなか一筋縄では行きませんが、迷ったり立ち止まったりしながらも、一歩一歩進んでいこうとする主人公ひろみの姿は、私たちに生きていく上での大切なものを教えてくれるように思われます。現在は、新しい装丁でも出版されていますので、そちらで手に入れる事も可能です。


29
香山リカ 著
『生きづらい〈私〉たち』
講談社現代新書  2004年 \700+税
・臨床の現場で耳にした「心の中にぽっかり穴があいている感じ」という言葉に象徴される《生きづらさ》を様々な角度や事例の中から見つめながら、それでも生きていくための道を共に探っていこうとしている本です。ひきこもりといった具体的な「生きづらさ」を抱えている人たちだけでなく、形には出ていないけれども「生きづらさ」を胸の奥にも抱えている人たちにも読んでいただきたい一冊です。


30
春日武彦 著
『幸福論』 
講談社現代新書  2004年 \700+税
・当たり前の日常生活の中に、実はけっこう転がっている「ささやかな幸福」ということを改めて気付かせてくれる本です。《生きづらさ》とは、ちょっとした見方の変更で変わってくるし、それが心にゆとりを与えてくれる。ゆとりをもっと見てみると、今まで見えなかったことや気付かなかったことが少しずつ分かり始めます。その中に、もしかしたら自分でも出来るかも知れない小さなことが見つけられるかも知りません。



2011年05月01日(Sun)▲ページの先頭へ
【ぼちぼちいこか】おススメBooks (2)
11
岡野守也 著
『生きる自信の心理学』
  PHP親書214   2002年 \700
・不安や空しさを抱えて生きる人のために関係性への信頼を回復するヒントを与えてくれる本です。トランスパーソナル心理学や仏教などにも学びながら語られる方法を試みてみると、小さい事から一歩ずつ踏み出す元気をもらえるかも知れません。


12
矢幡洋 著
『立ち直るための心理療法』
 ちくま親書348  2002年 \700
・心が傷ついた人が立ち直るために、そして心に傷を持った人をサポートするために、精神科医やカウンセラーとの接し方や心理療法について実例もあげながら具体的に書いてある本です。専門家とアクセスする際の参考にするには手頃な一冊かも知れません。


13
アグネス・チャン 著
『幸せなのになぜ涙がでるの』
 労働旬報社  1991年 \1,300
・教育や心理学関係の専門家としての一面を持つ著者が、教育の事、家族の事、アジアやアフリカで出会った子どもたちのことなどをつづったエッセイです。10年ほど前に出た本ですが、特に第三章「母になって見えてきたこと」の内容は家族について考えさせてくれます。


14
諸富祥彦 著
『孤独であるためのレッスン』
 日本放送出版協会(NHKbooks 927)
 2001年 \1,020
・一人になることの積極的な意味について詳しく述べています。例会の中で話している「ひきこもりを自我の確立の機会として生かしていけるように」ということを考える際に大きなヒントを与えてくれます。


15
瀬戸内寂聴 著
『孤独を生ききる』
 光文社 知恵の森文庫  1998年 \457
・孤独であることの辛さと豊かさを淡々と語ってくれる一冊です。孤独を見つめることは自分自身を見つめ、人生を見つめることにもつながります。静かに心を見つめていると、自分の心が今まで気付こうとしなかった何かを語りかけてくれるかも知れません。良かったら、一読してみて下さい。


16
斎藤環 著
『OK? ひきこもり OK!』
 マガジンハウス 2003年 \1,500
・ひきこもりと様々な社会現象についての関係を考えさせてくれる一冊です。ただし、解決に向けての具体策を求めて読む場合は期待外れになるかも知れません。斎藤環さんは、NHK教育:人間講座で、「若者の心のSOS」を担当していました。不登校ひきこもり問題については、2003年 9/9〜30日放送の後半4回分の内容が参考になると思います。テキスト(\560)はNHK出版に確認してみて下さい。残っていれば手に入ります。


17
斎藤環 著
『若者の心のSOS』
NHK人間講座2003年8〜9月期テキスト
 日本放送出版協会 2003年 \560
・ネット社会、不登校、ひきこもりと様々な社会現象について考えさせてくれれる一冊です。特に後半は不登校・ひきこもり問題について詳しく述べています。中身は NHK教育:2003年8〜9月の人間講座での講義の内容ですが、現時点でも在庫があれば買ったり書店で取り寄せてもらったりもできます。


18
甲野善紀 著
『武術の新・人間学』 
PHP文庫 2002年  \571+税
・ひきこもりや不登校の問題とは直接関係はありませんが、日常の身体の使い方と心の動きについて、温故知新の思いがけない知恵を与えてくれる、結構楽しい本です。甲野善紀さんは、 NHK教育:人間講座で、「『古の武術』に学ぶ」を担当していました。画面で実演される身体の動きは、欧米的常識に凝り固まった身体と心をほぐすのに少し役に立つかも知れません。そのテキスト(\560)は現時点でも在庫があれば買ったり書店で取り寄せてもらったりもできます。


19
林 道義 著
『家族の復権』
 中公新書1675   2002年  \700+税
・家族の歴史や意味、そして今後の方向性について、『父性の復権』『母性の復権』を書いた著者が、その関係性の重要性を意識しながらまとめている本です。スウェーデン・モデルなど一部で疑問を感じる箇所もありますが、家族関係を再考するいくつかの視点は与えてくれます。


20
和田秀樹 著
『まじめすぎる君たちへ』
 PHP文庫  2003年  \619
・コフートの心理学の専門家でもある著者からの、若い世代に対してのアドバイス&メッセージが書かれている本です。家族や友達との関係、勉強や日常生活に対する悩み…「キレそうになった時」「親友の作り方」「他人が怖い時」「中退について」「恋愛について」「ゲームばかりやってしまう時」など大きい問題から大人からみれば些細と感じる《悩み》まで、著者なりのアドバイスがきちんと真面目に述べられています。本人がその気になって読むと一番良いのでしょうが、家族の立場で話をしていく時の参考にもできるかも知れません。



2011年04月30日(Sat)▲ページの先頭へ
【ぼちぼちいこか】おススメBooks (1)
01
エレイン・N・アーロン著
『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ』
講談社 2000年  \2,000
・繊細さが弱点になって他の人との関係に悩んでいる人に。自分自身に対する見方が変わり、未来への展望が少し開けてきそうな本です。中学生以下の年齢では、かなりむずかしいかもしれませんが…。


02
マイク=セイラー作/ロバート=グロスマン絵
今江祥智/訳
『ぼちぼちいこか』
偕成社   1980年  \980

ジョン・バーニンガム作 みつよしなつや/訳
『ガンピーさんのふなあそび』
ほるぷ出版 1976年  \1200
・2冊とも絵本です。難しいことは考えずにじっくり味わってみて下さい。
 

03
アラン・B・チネン 羽田詩津子/訳
『大人のための心理童話』 上&下
早川書房 1995年 \1,000
・2冊とも世界各地から集められた童話ですので、気軽に味わってみて下さい。 

 
04
龍村 仁 著 (「地球交響曲」監督)
『地球のささやき』
創元社   1995年 \2,000
 
『ガイア・シンフォニー間奏曲』
インファス 1995年 \2,000
 
『いのちの響 生命交響楽』
講談社   1997年 \1,800
・映画「地球交響曲」に登場する人々も数多く登場する本です。難解という感じはありませんが、様々な人々の生き方があたたかな読後感を残してくれます。
 
 
05
和田秀樹 著
『女性が元気になる心理学』
PHP文庫    2000年 \514
・雑誌「女性セブン」連載していたものを一冊にまとめた本です。心理学といっても、そう重い感じはありませんので、エッセイのようなつもりで読んでみると、少しはおもしろい事や役に立ちそうなこともあるかも知れません。


06
ミヒャエル・エンデ 著
大島かおり 訳
『モモ』(エンデ全集3)
岩波書店    1996年  \2,884
・映画化もされた有名な童話で、読まれた人は多いかも知れません。が、あらためて読んでみると、また新しい発見があるのではないかと思います。


07
岩月謙司 著
『女は男のどこを見ているか』
ちくま新書   2002年  \720
・スタンスとしては男性に対するメッセージの形をとっていますが、生きていく上での見方、考え方などを誇り高き「ほんね」で素直に語った本です。「いい男」と表裏の関係にある「いい女」について、そして自分らしく生きることについて、あまり構えることなく考えさせてくれるきっかけとなるかも…。


08
斎藤 環 著
『社会的ひきこもり』
PHP新書   1998年  \660

富田富士也 著
『「ひきこもり」から、どうぬけだすか 』
講談社+α新書 2001年  \880
・少しアプローチは違いますが、前者はその理解について、後者はその立ち直るきっかけについてを中心に、いろいろと示唆を与えてくれます。ただし、事例によって状況は異なる訳ですから、How toものとして、考えもしないでそのまま短絡的に当てはめないように気を付けた方が良いと思います。


09
国分康孝 著
『心を癒すふれあいの心理学』
講談社+α文庫 2000年 \680
・リレーション(愛)をキーワードに、傷ついた人にどう接していくかについて、いろいろと示唆を与えてくれます。「ふれあい」ということの大切さが心に染みる本です。


10
香山リカ 著
『切ない…。』
青春出版社   2002年 \1,100
・小説として読んでいくと、ちょっとカウンセリングを受けたような気に…。若い女性向き? かも知れません。



   


【サークルぼちぼちいこか/伊勢志摩不登校ひきこもりを考える会】は、事務局の浜口が、【三重県登校拒否・不登校・ひきこもりを考える会】(三重県・考える会)の世話役をしていたところ、「伊勢志摩にも家族会を!!」という声が上がったため作られたものです。


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浜口 拓/志摩市志摩町片田で小中高15校20年の経験とフレネ教育やカウンセリングの知識を生かした《浜口塾》を開いています。教育相談にも応じます。また文学活動などもしています。よろしければ【TAC雑想記】 【TAC文芸樹】のblogも覗いて下さい。

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